後輩育成の意識って普通あるものなのだろうか

 どうも。カップ麺にカットサラダ、生卵、豆腐、味付け海苔を入れたら流石に栄養十分では?と思いたくなる、ひらりんです。

 前回の記事で、弊社は30年以上続いている会社なのに今年まで教育担当がいなかったらしいという話しを少ししましたが、それに合わせて普通の会社の教育体制ってどんなものなのだろうとふと疑問に思いました。
 弊社は客先常駐型の仕事がメインということもあり、基本的に客先で仕事のやり方を身につけることになるから自社で育てるという意識が薄いのだろうかと思ったのですがどうなのでしょうね。

 制度としては、資格試験受験日は出勤日扱いになるとか、特定の資格合格で基本給が上がるというものはあるのですが、利用したという話は聞いたことがありません。
 ただ私は使えるものは使っておけ精神を持っているので、基本情報受験の時も今度の応用情報受験も出勤日扱いにして休みを手に入れました。
 しかし基本給の方は申請していません。というのも弊社は成果報酬制なのですが、その成果報酬は基本給から引かれた分が支給されるため上げるメリットがあまり無いからです。むしろ社会保険料などが確実に上がってしまうため罠だと言う人が何人もいるくらいです。
 こんな状態だと、資格取得を支援しているとは言えないと思います。ちなみに特に受験料や勉強に関わる料金、一時金などの支給もありません。

 また、会社のイベントに何度か参加していて思ったのですが、中堅の人達があまり新人に目をかけようとしている感じがしません。中堅の人達だけで集まってしまっていて交流しようとか、成長の機会を提供してあげようだとかいうのは無さそうです。
 もちろん行き過ぎた声掛けはお節介になるし、年齢差的にも話しかけづらいというのもあると思いますが、なんかもったいなあって思います。
 たまに本社のマネージャーと呼ばれている方が参加することがあって、その方は目を光らせているというか人材発掘をしようとしている感があるだけに自社の先輩方がなんだか頼りなく見えます。

 なんというか、弊社って人間関係がフラットすぎるのもあるのかもしれません。仕事を一緒にする仲間というより、ただ一緒のサークルに居合わせただけの感覚というか。だから目をかけるかけられるみたいなことが無いのかもしれません。
 最初の方に書いた通り客先常駐の仕事がメインの弊社では、同じ会社の一員と言えど同じ現場に参画しない限り一緒に仕事はしないのですから……

 会社の制度から考えても実際にいる先輩の感じからしても後輩を育成する雰囲気をあまり感じないのは、ITエンジニアが職人系な仕事なのも関係しているのでしょうが、なんだか組織としては勿体無い気がしてなりません。

 逆に自分が先輩になったところでどう関われるかというと難しいですけどね。私はまだ入社半年なので、同じ新人という感じの立場から資格試験を受けようとか、どんな現場に行きたいかとかの話はするようにしてるんですが、立場が変わったらどうなのか……
 今いる会社に長くいるつもりはそんなに無いのですが転職が面倒なのも事実なので、未来がどうなるかはわかりませんが、良い先輩でいたくなります。

 しかし昔大学でサークルをやっていた時も後輩育成の気持ちが結構強かった私からしたら、この自社の感じはなんだかぎこちない感じがします。担当を持たせたり、企画をさせたりそういう経験を積んで成長してもらいたいと思うのは万人に共通ではないのでしょうね……そして、この気持ちがサークル運営に役立っていたかというと微妙な気がするのでやはり不要なのでしょうか……

 応用情報技術者試験の勉強をしていると、バランススコアカードという経営戦略を考えるツールが出てきて、その中に「学習と成長の視点(人材と変革の視点)」というものがあるので、ついついそういう目線で会社を良くできないか考えてしまう、ひらりんなのでした。

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