応用情報令和5年春期の午後問題感想③〜組込みシステム開発、情報システム開発、プロジェクトマネジメント〜

 どうも。昨日はどうしても食欲が抑えきれずに夜ご飯を食べた後なのにドミノピザを頼んでしまった、ひらりんです。

 前回、前々回に引き続き応用情報技術者試験の午後試験感想回です。11分野あるので今回の3分野紹介したら残りはあと2分野だけだなんて意外とあっという間です。過去回はマガジンからどうぞ!(https://note.com/hirarin_daradara/n/nbe8a5b999c8b)

 まずは組み込みシステム開発の問題です。前々からこの分野は物理的なことがわかっていないと解けないのではと手をつけるのが怖かったのですが、意外と7問中6問正解できました。テーマは位置通知タグの設計で今風だなあと感じました。
 間違えたのは与えられた放電可能容量と各処理の消費電流から使用可能時間を求める問題だったのですが、これは中学生でも解ける問題だと思うのでお恥ずかしい限りです。mAやmAhなどが何を表すかちゃんと理解できていなかったということですから……ちなみに私が導き出した答えは3時間で、絶対におかしいことはわかっていました。3時間で充電がなくなったら位置通知タグとして機能しませんからね。
 解く前は専門的な知識が必要なまさにテクノロジ分野って感じなのかと思っていたのですが、全体的にあまり専門知識は必要ないように感じました。国語力があれば解ける感じです。つまり、意外と実務経験が無い人でも解きやすい分野でした。たまたまこの回がそうなだけで、通常はやはり実務経験がある人向けなのかもしれませんけどね。この回だけだと一般化はしづらいですが、身近にあるものがどんな仕組みで動いてるかつい考えてしまう人も解きやすいかもしれません。

 続いて情報システム開発の問題です。こたら組込みよりは解きやすいかなと思っていたものの結果は8問中5問正解です。バージョン管理ツールの運用についての問題で、想像はつく分野のものの全く経験が無いという意味では取り組みづらかったですね。
 ブランチは馴染みが無いものの図があって理解しやすかったのは助かりました。もしこの図が無かったらかなりきつかったでしょうね。手戻りがあった場合はコミットしたものは一つ一つ順を追って戻さないといけないことや、競合が発生しないようにする工夫についてはしっかり捉えておこうと思いました。
 直接的なシステム開発の問題ではなく、開発ツールの使い方をテーマにしている感じでちょっと拍子抜けしてしまったのですが、毎回こういうものなのか気になります。こちらもどんな人が向いているか考えづらいですが、集団での開発経験がある人、それもルールがお堅めなところの人が取り組みやすそうです。

 最後にプロジェクトマネジメントです。プロジェクトマネージャ試験も取りたいと思っているので頑張るぞ!と気合を入れて取り組んだものの9問中4問正解というボロボロな結果となりました……テーマは金融機関システムの移行プロジェクトです。
 答えづらい問題が多いというのが全体の印象でした。他の分野は記述問題を答える時に近くに答えがあったのですが、遠くに書いてあったり、直接的に書いてないように思えたりでした。流し読みしないで要所要所を捉えないと解きづらいのでいやらしさを感じましたね。応用情報でこれなのですから、プロジェクトマネージャ試験はどれほど難しいことでしょう……
 今回だけを見ればこの分野は避けた方が合格は掴みやすそうかなと思います。しかし分野毎に差が出ないよう傾斜配点があるのではないかなんて噂もあるので、要点を掴んでアウトプットできる国語力が高い人は選ぶと差をつけやすい可能性はあります。マネジメント分野に進みたい人は避けずにしっかり取り組んだ方が力になるかなと思います。分析方法についての問いもあるみたいですから。

 11分野中一番点数が取れないのではないかと危惧していた組込システム開発が今のところ一番の得点率というのは不思議なところですが、数回分解いてみて合う分野を見つけられればと思います。この記事を書いている時点で残りの分野にはまだ取り組めていないので、どんな問題が出るか、そして解けるかが非常に楽しみな、ひらりんなのでした。

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