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彼女はいかにして、表参道にサロンを持つパーソナルカラースタイリストとなったのか? #彼女の仕事

ぜんぜん美容や見だしなみに関心がなかった私が、20代後半になって、やたらコスメに浪費する女になってしまった大きな原因が「パーソナルカラー診断」だという話は、以前もnoteで書いた。

有料noteなのもあって、スキは17程度なのだけど、この1年の間めちゃくちゃたくさんの方に購読いただいて、診断代のちょっとした足しくらいにはなっている。

自分自身がPC診断についての情報をネットで集めているときに、「なんか…理論は書いてあるんだけど、体感としてどういうものなのかが全然わからないよ!」と泣きそうになった記憶があったので、できるだけわかりやすく、体験や主観に基づいた記録を、悩んでいる人向け(そして将来やがてまたメイク無精に戻ってしまう可能性のあった私)に残そうと思って書いたのだが、想像以上にうれしかった。

それで、劇団雌猫としての編著『だから私はメイクする 悪友たちの美意識調査』の座談会でも「パーソナルカラー診断がすごい良かった」と発言していたのだが……

その後、診断を受けたサロンで、アシスタントさんのための練習モデルを募集していると聞いて応募し、先生と再会したときに、驚くべきことを聞いた。

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