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あなたのnoteを100人に定期購読してもらえるかもしれない10の方法(無料記事)

「note」の運営会社であるピースオブケイクのCXOである深津貴之さんが、以下のnoteを書いていました。

noteで売り上げをアップするポイントhttps://note.mu/fladdict/n/n283469980e5f?creator_urlname=fladdict

深津さんのnote、いつも楽しく拝読しているんですが、とてもためになる内容でした。なんとなくそうだろうなあと思ってはいたが、なかなかできていないことばかりである……。

そうはいいつつ、私の定期購読マガジンも、おかげさまで100人ほどの方に購読しつづけていただいておりまして、多少の増減はありつつも、4ヶ月ほど、5万円以上の売り上げをキープしています。本当にありがとうございます!


【継続課金】飲み代になる日記https://note.mu/hirarisa_lv0/m/m2af20b4983e6

せっかくなので深津さんのnoteに便乗し、僭越ながら「こういうところはうまくマガジンを運営できてるのかも」というポイントをまとめてみました。無料noteです!

もちろんもっともっと効率的で有益で購読者の多いマガジンを運営している方もいるでしょうし、あくまで参考までに、一読いただければ幸いです。


1)自分に何の話ができるのか、よく考えてみる

noteにはさまざまな専門家がいて、さまざまに有益なマガジンを運営しています。私もちょいちょい購読したりしてますし、彼らのコンテンツは「手に入る価値」が明確です。

しかし「明確な価値」というのは、必ずしも専門家だけが持っている知識ではありません。

実のところ

「この世の結構多数の人が知ってるんだけど、みんなインターネットではそんなに話してないこと」
「この世の多数の人が知ろうとできるんだけど、意外と最新情報はキャッチアップしてないもの」
「この世の結構多数の人がそれぞれ属人的に持ってる情報なんだけど、他の人についても気になってること」

あたりも、十分「明確な価値」になりえます。

私はゆるゆるライター業をやってるとはいえ、「専門家」といえるほど独自の知見を持っているわけではありません。それでもマガジンを購読していただけてるのは、

・アラサー女子は意外とキャッチアップしてなさそうなお金の話
・インターネットだとそこまで具体的に書いている人の少ないだろう自分の収入・出費の話
・実地で最新で飲み歩いたお店の情報の話
・自分がそこそこお金を使って経験したサービスの紹介

あたりは意識して書いているからかな〜という気がしています。

2)Twitterでよくつぶやき、フォロワーを増やす

有料noteを購入・購読してもらうためには、「この人おもしろいな」「気になるな」「私の知りたい話をしているな」というところをアピールしなければなりません。深津さんが「無料の記事を定期的に出そう」というポイントを書いていましたが、つまりプロモーションですね。

しかし定期的にある程度の長文を書くのはわりと大変ですし、定額購読マガジンをすでにスタートさせている場合、有料noteを更新するのでいっぱいいっぱいではないでしょうか。

そこでもっと楽なのは、Twitterでフォロワーを増やすことです。
noteもそこまで気負わずにコンテンツを投稿できるサービスではありますが、Twitterのカジュアルさはそれ以上です。

「すでにTwitterやってるけどそこまで伸びないし…」

と思ってるあなた。

無料で短文のTwitterすら読んでもらえないのに、無料で長文あるいは有料で長文のコンテンツに人を呼べるでしょうか?

というわけで、私はまず「とりあえずTwitterのフォロワー1000人目指してみる」をおすすめします。

3)記事を書くときは、1テーマをもうける

深津さんが話していた「明確な価値」の話と連動しますが、定期購読マガジンを運営する場合、「日記」的な内容を書く方は多いと思います。私の定期購読マガジンのタイトルも「飲み代になる日記」ですし、最初のころは記事タイトルに日付をつけて、身辺雑記をつらつらと書いていました。

しかし、今は芸能人の日記すら無料で読める時代。わざわざ有料で誰かの日記を読もうという人は少なく、よほどその著者個人に興味がないと、noteに課金する気にはならないはずです。

そこで重要なのが「記事ごとにテーマを絞る」ということ。たとえ、内容は日記や最近起きたことであるにしても、そのなかで思ったこと・得た情報などで押し出したいことは何かを考え、それを意識して文章を書き、タイトルをつけると、一気に「明確な価値」っぽいものがなんとなく出てきます。

自分のnoteでいうと、以下のあたりは「日記・体験ベースなんだけど、なんとなくテーマや提示できる情報を意識して書いた」ものです。

パーソナルカラー診断に行ってきましたれぽ
https://note.mu/hirarisa_lv0/n/n822e263a8c66

モノみたいに扱われたいガールと、クーポンで激安の中国整体
https://note.mu/hirarisa_lv0/n/na5119acbed4b

コミケに行って、過去5年の自撮りを振り返ってみた
https://note.mu/hirarisa_lv0/n/nd770d5a140b2

4)どんなnoteが読まれたのか分析する

noteはとても便利なので、どのnoteがどれだけ読まれたのか、どれだけ買われたのかも、リアルタイムでパッとわかるようになっています。※以下、一部キャプチャ

最初から定期購読をしてくださる方もいますが、単品でちらほら買って、そこからさらに興味を持ってくださる方も少なくない印象です。

単品でウケのよかったものをチェックしておいて、今月もそのテーマのものを入れよう&新しい方向性で書いてみよう、というのは意識しています。

5)他人のnoteも研究する

研究って書くと大げさですが、売れてそうなnote、おもしろそうなnote、惜しみなく購入したり購読したりしています。書き方や長さ、サムネイル、更新のペース、などいろいろ勉強になります。

私が勉強になるなと思ったのは、このあたり。

新・小売概論(最所あさみさん)
https://note.mu/qzqrnl/m/mf6b4ed493ac2

著者の専門性に特化しつつも、個人的な感慨や親しみやすさもたっぷりあって、情報が欲しい人+著者のファン的な人、両方が楽しめるマガジン。「今週のリテールトピック」のように、気になったニュースをキュレーションするnoteは、自分がマガジンをやるうえでも取り入れてもいいかも…と思った(専門性をどう出すかですが……)。

山羊とバラの日々(小池未樹さん)
https://note.mu/mikipond/m/m28e7623d8cc1

知り合いであり一方的にファンでもあるライターの小池さんがずーっと更新されているnote。とにかく毎回の内容がバラエティにとんでおり、文章がおもしろく、小池さんの人柄もすっと伝わってくる。「この情報を知りたいから購読しよう」という感じではなく、「こういうものにずっとふれてたいな」という感覚で、一番長く購読を継続している。私もこういうのがやりたい……と思いつつ日々葛藤しています(笑)。イラストやデザインのスキルもある方なので、サムネイルもとても素敵。

月刊アプリマーケティング
https://note.mu/marketing/m/mc375c9b46464

無料記事も豊富ですが、とにかく毎テーマがキャッチー&文章もイラストもわかりやすい。ちょいちょい課金しちゃいます。「一般の人に聞いてみた」パターンのnoteも多くて、これは意外と素人でも応用できる。「周囲でいちばんモテる友人に聞いてみた」とか。自分の日々の生活だけで定期購読マガジンやろうとするとネタに限界がくるので、インタビュー系を取り入れるのは結構アリだと思います。

私も過去にこういうの出してました。

あややさんと婚活トークしたよ
https://note.mu/hirarisa_lv0/n/nfacb6d3b6bda

6)宣伝を恥ずかしがらない

「2)Twitterでよくつぶやき、フォロワーを増やす」と書きましたが、そのTwitterではもちろん、定期購読マガジン自体の宣伝も定期的にする必要があります。

「友達とかにもフォローされてるし、課金して!っていうのはちょっとなあ……」という人も多いとは思います。しかし、せっかく一生懸命書いてても、興味を持ってもらうには、そのことを告知しないといけません。また、人間はみんな結構忙しいので、1〜2度告知した程度じゃ「え、noteって何なの?」「え、定期購読マガジンなんてやってたの?」という人ばかりです。

というわけで、「課金して!」と直裁的に言わなくてもいいんですが、

「noteってサービスでマガジンやってるよ」
「こういう記事を更新したよ」
「おかげさまで◯◯人に購読してもらってるよ」

ということは折に触れてツイートしていったほうがいいと思います。最近のTwitterには「プロフィールに固定」という機能もあるので、私も活用しています。

7)読者とのコミュニケーションが発生する企画を導入する

深津さんが「購入者特典を用意しよう」で書いていたことと少しかぶるかもしれませんが、無料のSNSやブログなどでかかわれるよりも、もっと深いかかわりが購読者と自分のあいだに生まれるような企画を導入すると、お互いにコミットが生まれ、購読の継続につながるのではないかと思います(あと自分にとっても、noteの更新のモチベ下がってるときのカンフルになりますね……)。

たとえば、以前「このnoteを買った人に、私と◯◯できる権利を付与します」というnoteを買ったことがあります。

文章が上手くなる方法って? にけっこう真剣に答えました(チェコ好きさん)
https://note.mu/czech/n/n4962b53ee935
note自体の内容も素晴らしいので、みなさまよかったらご購入ください。

ちなみに1年前に買ったけど、まだ権利使ってません……(笑)。

私のマガジンでも、最初に購読者が100人突破したときに「ゆるふわ人生相談企画」というのをはじめました。

100人突破記念に、なんとなくゆるふわ人生相談&BL提案https://note.mu/hirarisa_lv0/n/n0754284b9c2b

ふだんからask.fmやweb拍手でいろいろご質問をいただくことが多いので、マガジン購読者限定で、

・絶対答えます
・ていねいに答えます
・ついでにBLもおすすめします

ということでやってみてます。

自分にとっても、ちょっとマガジンのネタに困ってるときに「今日は回答noteを上げるか……」とできるので、助かっています(笑)。

9)ちょっとでもいる購読者、読み手のことを大切にする

いろいろ書いてきましたが……納得いったでしょうか?

このnoteは「定期購読マガジンをやってみたい」「購読者を増やし、維持したい」「自分でやるつもりはないけど、どういうこと考えてるの?」などなどと思ってる人を想定して、書いてみました。

ちょっとでもお役にたって、さらに「飲み代になる日記」を購読してくれたらうれしいです。じつのところ、深津さんの「無料の記事を定期的に出そう」を実践するために書いてみたものでもあるので。

飲み代になる日記
https://note.mu/hirarisa_lv0/m/m2af20b4983e6

……と言いつつ、定期購読マガジンの運営で一番大事だなと思っているのは、

「たとえ売上・購読者がかんばしくなくても、今購読してくれている人にこたえる、裏切らないというモチベーションを持つ」

ことではないかなと思っています。

今はnoteにかぎらず、個人が容易にデジタルコンテンツやデジタル上の価値を販売したり、マイクロな支援をお願いすることのできるプラットフォームがたくさん存在しています。たとえばpolcaとか、VALUとか、Amazonウィッシュリストも入るかな。

私も、自分が売る側ではなく、買う側・支援する側にまわることも多くて、それは基本的に「そのもの・その価値がほしい」ときもあれば、「もしかしたらそのコンテンツ、あんまり自分に必要ないかもしれないけど、それでも売り手・支援の求め手を応援したい」気持ちがめちゃ大きいなと思います。

なので、お金は出すけど結局1文字もそのコンテンツ読まないとかは結構あるんだけど、逆に、たとえばクラウドファンディングを支援して、そのこと自体には最初満足していたのに、待てど暮せどリターンとして約束されてる品がこない!!!と悲しくなることも経験してきました。

かんたんにお金のやりとりができるのは素晴らしいことですが、一方で、どことなく「その個人を応援したい・されたい気持ちなんだから、細かいことはいいじゃん」となあなあになりがちなところもあり、自分としては、反面教師にして、気をつけたいなあと日々思っています。

(週2回更新といいつつ、月末にどばっと更新することがあったりして反省しております……。がんばります)

10)noteが売れなくても、別に死なないので、書くこと自体をゆるゆる楽しむ

……といろいろダラダラ書いてきましたが、いちばん大事なのは「書くこと自体を楽しむ」ことだと思います。私はいつでも書きたいこと書いてるので、何にせよ楽しいです! noteでマガジンやるの楽しいので、みんなどんどんやりましょう。


【継続課金】飲み代になる日記https://note.mu/hirarisa_lv0/m/m2af20b4983e6

……と、ここまで書いていたら1時になっていました。
noteは夕方〜せめて20時くらいに更新したほうが明らかに読まれます。もうこのnoteはダメだ……。





いつもありがとうございます。より良い浪費に使います。