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スクラップに棲む仔猫②

「心の闇」・・・

この曲や「マメ」、

他にも数曲ある、
被害者的視点から描いた
「でも大丈夫だよ」
「これが本当の本音なんだよ」
「そこから見えた澄み渡る青空」

大切にしてしまっています。

あまり人生を躍進させるには
役に立たない思い込みに感じます。

でも当時の価値観で
躍進からこぼれ落ちちゃった人の人生って
その後、どうなったんでしょう?

時代が変われば
またライジングするチャンスが巡ってくるのでしょうか?

そもそも
まだ「勝った」「負けた」「価値ある」「ない」の
価値観にとらわれる必要があるんでしょうか?

誰も助けてくれなかった。
だから
「一人じゃ歩けない夜道を
一人で歩いた」

この言葉を綴った20代の当初は
多少の強がり、被害者意識、
あったと想います。

わざわざ言わなくても(笑)

でも、言わないで
無かったことになっちゃうのも
やっぱり寂しい。悔しい。

ほんと、
しょうもない挫折感。

本当にDVやら、ネグレクトやら、
捨て子やら、難民やら、
貧困やら差別やら戦争やらを
身近に育った人へ
お恥ずかしいかぎりです。

というか、
そんな人に、手を差し伸べたいのに
出来なかった
温室育ちの「僕」の声
なんだと想います。

そんな視点の詩を
時々歌いたくなります。

寒い河原で独り、
確かめるように歌いたくなります。

確かめてみたら、
以前もnoteにこの曲について書きつつ、
公園の雨宿りで独り歌っていました。

いつかこの曲もレコーディングしたいな。

この曲も、
先日の「大丈夫ここで待ってるよ」

と同様の
エモくなって酔いしれた自分と
客席との温度差
が怖くて
ライブではなかなか歌う意気込みを逃してしまいます。

サビのここ一番の言葉が
ヤルだけヤってサイナラですか?
って・・・

いまだに適切な言葉が見つからないんだよなぁ(笑)。

でも先日の
「大丈夫ここで待ってるよ」が
「一番好き♪」って感想もいただいたり、
この曲のダサいサビ
「本当は受験する氣なんてなかったんだ」
を、つい口ずさんでしまう。
との感想もいただき、

意外と自分で恥ずかしく
納得いかない
整理できてない言葉の方が
何かが滲み出てしまうのではないか・・・

という、自覚しなくてもいい自信を
つけつつあります。

いや、本当は
僕も影響を受けたアーティストの
好きなところって
こういう
自覚していない勘違いの姿だったりしています。

自信満々だったり、本気な姿で歌う人。

なんか、どこか間違っているように感じるのに
本気な人。

・・・やっぱり
貫きたいですね。
貫こうと想います。

僕も、あんま
語らん方が好いとは想ってるんですよ。

そういうタイプではない。

語るとうまく言えないから。
だから歌うんだけど・・・ね。

ついつい
また駄文、長文になってしまいました。

普段の暮らしの人付き合いでは
ここまでの想いを言う必要もなく、
簡潔にまとめられず、
言い澱んじゃってます。

noteで、会話の腰を折られない感じで話せたら、
実生活で、けっこう必要な時に
要点だけ話せたり、
言う必要のない「現実」で
現れてくれたりするんだな(笑)

だから、
「自分」のような「あなた」に向けて
書いています。

*************

世界は大きく
夜は暗かった
んだね。

独りじゃ歩けない
夜道を独りで歩いた

んだね。

そんな氣持ちで
世界に立ったんだね。

どんな風に見えた?
何を感じた?

そう感じたんなら
それは本当だし、
その世界は君だけのもの。

独りぼっちと寂しくなった?

その感じも
かけがえのない
君だけのもの。

ほら見渡して。

ここには君みたいに
かけがえのない
たった一つの命の仲間が
同じ時代に
共に生きている。

お互いに響き合って
いくことができる。

君の中にも
たくさんの響きが在って
まとめて一つの君がいる。

僕らの中にも
たくさんの響きが在って
僕ら一人ひとりの響き合いから
最小公倍数を辿っていけば、
大きなひとつの響きの「僕」が
在ることを確かめられる。

大丈夫。
ここで待ってるよ。


うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。