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深夜のウクレレ弾き語り『自動販売機』

「自動販売機」という曲です。

蛍が舞い始め、代かきした鏡のような田んぼを
幻想的に照らします。
夜にヒトも、居易い季節。
どこかの路上で夜を明かしたくなりますね。

この曲は、もう20年近く前に出来た曲なんですけど、
人前で演奏するタイミングは少なく、
でもかなり好きな曲で…
暗くて、怪しくて、
静と動の詩の世界観が
好きです。

20代、真っ盛りの頃、
バイクで東京から遠出して、
たしか長野の飯田の方へ行った帰り、
田んぼにポツンと光る自動販売機を見つけて
この詩を描き上げ、
夜明けまで田んぼの畔で
蛙と一緒にMDで録音していた
幸せな想い出があります。

「南箕輪村」という
場所の看板を撮った覚えがあります。

いや〜20代モテなかったな(笑)

年月が経った昨今も
毎年、この曲を夜中に歌う機会があれば
録画している…
Googleフォトを懐かしく見ていました。
この映像は2019年です。

2017年にも同じ様な映像があり、苦笑。

こんな幸せな独りぼっちを
お届け出来る
インターネット社会に感謝します。

『自動販売機』

ポツンと居る
僕と自動販売機
月が居る
田んぼ一面輝く

なんでこんな場所に居るんだろう?
なんでゴミ箱漁ってるんだろう?

誰か居る
自動販売機の裏に
ゴソッという
風が静かに雲を運ぶ

なんで君がここに居るんだろう?
なんでゴミ箱漁ってるんだろう?

なんで僕たちここに居るんだろう?
なんでおうちに帰らないんだろう?

うたが、音が、言葉が、 もし心に響いてくれたなら サポートいただけたら嬉しいです。