見出し画像

待つ間…

昨日は、伯母…なんだが姉みたいな「みっこちゃん」の手術だった。
15回の抗がん剤をやり抜いて、左乳房の切除の日。
3時間、待っている間、誰ともろくに喋らずにただぼんやりしていた。

時々、何羽かわからない千羽鶴を折ってみたり、文庫本を開いてみたりした。

待つ…。

どんなに誰かを想っていても、結局人は無力で、待つこととか、過ぎ去る時間とか、ただじっと、またその人を想って、願って、祈っての繰り返しで、ああ、なんだか人生のうまくいかなかった部分ばかりを思い出す。

3時間後、みっこちゃんは戻ってきた。医師から予定通り無事に終了した旨を聞き、「ああ、よかった」と何度も一人で言った気がする。

麻酔からまだ抜け出せないみっこちゃんに「おかえり」と声をかけた。

明るい未来が見えるって、こういうことを言うんだなと、初めて実感した。



この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

10

ひらたともみ

描くひと。書くひと。 「不器用なひと。」随時更新中。本業はコチラです→https://www.tomomifull.com/

日記かもしれない。

健忘録。日々あれこれ。
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。