【トークイベント】Melon with Foul Goats -放談NURSE WITH WOUNDとUnited Dairies-

1979年にアルバムを自主リリースして以降、40年に渡ってNURSE WITH WOUNDとして創造を続けるスティーヴン・ステイプルトン。NWW、そしてアルバムを出すと同時に立ち上げられたUnited Dairiesの両者はノイズ、インダストリアル・ミュージックの転換点の一つに数えられますが、国内では未だその実態が詳細に伝えられたことはありません。 NWW史を追う評伝を執筆するために、昨年に続いて今年もアイルランド西部はバレン高原近くに構えるスティーヴン・ステイプルトンの私邸を訪れた平山と、国内最大級のNWWコレクター・John Podeszwaの二人が、リリースや貴重な資料を手がかりにUnited Dairiesレーベルの歴史と魅力、そしてスティーヴン・ステイプルトンの怪奇かつ澱みのない世界を語ります。氏とその家族たちが開拓した土地・Cooloortaの写真も少しだけお見せします。

平山悠
John Podeszwa (Seal Pool)
司会進行 : 東瀬戸悟 (Forever Records)
日時 :12/2(日) 14:00-17:00 途中入退場可能
入場料 :1000円(1ドリンク付)
会場:FUKUGAN GALLERY
http://fukugan.net/

昨年と今年にSteven Stapleton(NURSE WITH WOUND)を訪ねてきた時の話と、彼がレコードを出したと同時に設立したUnited Dairiesレーベルについて国内最大(所蔵はUDだけで300点超)のNWWコレクターであるJohn氏と語り合います。司会・進行はForever Recordsの東瀬戸さんにお願いし、日本のレコード店にはNWWがどう映っていたのかもお話していただけると思います。

NWWや、Stevenと交誼のあったCurrent 93、COILらポスト・インダストリアル・ミュージックファミリーに関しては、2015年に大阪のアオツキ書房(現・喫茶アオツキ)で、彼らと実際に交流のあったKonoriさんをお招きして色々なエピソードを伺いました。今回はあくまでNWWとUD単独についてですが、パワーポイントや配布資料を交えて時間の許す限り御紹介できればと思います。
前半はUnited Dairiesレーベルの歴史と実績について、実際に音源を聴きながら考察します。
後半はアイルランド西部に開拓されたStevenたちの土地・Cooloortaを訪れた時の写真を交えつつ、彼らの足跡をたどります。

NWWの歴史は長く、音楽の世界に現れてから今年で40周年を迎えますが、長さの割に日本での知名度は局所的かつ時期も限定的なものでした。メディアでは70年代末から80年代初期の『ロックマガジン』や『銀星倶楽部』くらいでしか触れられなかったと思います。ゆえに出自の
説明だけで時間を使い切らないか少し心配ですが、何卒よろしくお願いいたします。

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