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おまけってレベルじゃない!|ときメモGS3

はじめての人はこちら読んでから▼



さて、今回はADVイベントをやる!やったー!
ADVの存在に気がついてから早4カ月。ずっとずっと読みたくてうずうずしてたんだ!楽しみ!!!!

確認したら、ルカ、コウ、紺野先輩の3人が見れるっぽい。不二山嵐と新名と設楽先輩のは見れないんだな〜〜〜。
以前noteのコメントで「ADVを見るとイベントの背景がわかる」と教えていただいたので、ゲーム内で特定のイベントを見たらADV追加されるのかな?と予想。

ルカが6つ
・かくれんぼ〜サクラソウ〜彼女
・タイトロープ
・ヒーロー 1
・兄 2
・大きなお弁当
・FRIED NOODLES

コウも6つ
・West Beachにて
・子供たち 1
・弟 2
・サクラソウ
・OMELETTE
・幕引き

紺野先輩が1つ
・苦手な先輩

紺野先輩のADVもやったけど(とてもとてもよかった)、先輩が関わるルートをやった時に読み直した方が、より理解できるような気がするので、今回はルカとコウのADVだけをまとめた。

最初に言うけど、全部最高だった…。


*ルカADV

かくれんぼ〜サクラソウ〜彼女

入学式前日。小さい頃に、教会の庭でかくれんぼをしたことを、ルカが思い出すお話。

このお話だけ、ADVが何か知らない時に読んだんだよね。その時もハートをどぎゃどぎゃにされたんだけど、改めて読んだらやばかったな…。
始まってすぐ、BGMがエンディング曲なことに気がついて、一行目を読む前に泣き崩れるかと思った。

だからこの場所でするかくれんぼは、
あの子がいる時のお決まりの遊びだった。
サビ付いた門の前にあの子が現れると、乱暴な遊びは終わり。
苦い顔してコウが言う。

「ルカ、かくれんぼだ」

そんなやりとりを知らないあの子は、いつも遠くから大きく手を振った。

これ超やばい。かくれんぼしてた理由ってこれか〜〜〜うわ〜〜っ!
いつもヤンチャな遊びをしてる2人からしたら、かくれんぼなんて本当は退屈だったと思うんだけど、バンビに合わせてくれてたんだね。すごいよ…優しいなあ。
恋とか、そういうのではなかったかもしれないけど、当時から2人にとってバンビは特別だったのかも。

3人がどうやって出会ったのかめちゃくちゃ気になるな〜。
2人が遊んでるところに、バンビがぐいぐい入っていってたらかわいくない?(かわいい!)


あの子はふいに、俺の手を握りしめて聞くことがあった。

「ルカ君、なにか悲しいの?」

どうして?

俺が笑って見せると、少しだけ安心するのか、あの子はいつも、半分泣いているような顔で笑い返した。
その笑顔を見ると俺は、悲しいことなんて、本当は何もないような気持ちになれた。

この部分、クリスマスの教会でのイベントとちょっとリンクしてるなぁと思った。
あの時もルカが、バンビの笑顔見るたびに、苦しい気持ちが、いつか自分の一部になって胸の奥にしまえる気がする…的なこと言うの。
バンビの笑顔で、心が癒されてたのは昔からなんだな〜。

どうしてなのかを考えたけど、バンビが "何も知らない" っていうのがポイントなのかも、と思った。
ご両親の事故のことも知らない、コウたち家族との本当の関係性も知らない、最高にグレてた中学時代も知らない。
変に気を使ったり、怖がったりせずにフラットに接してくれる人って、ルカにとって貴重な存在なんだろうな。

たらればだけど、バンビが引っ越さなかったら、全然違う未来になってたでしょうね。ルカもコウもグレなかったかもよ!それか、バンビも一緒にグレるとかね!笑
ヤンキーバンビ見たすぎる。なんとかなりませんか。


高校を見学に来て教会を見つけるまで、ずっと忘れてた。
コウは気づいてるかな?
気づいてるのかもしれない。
ガラにも無く受験勉強して、同じ学校に来たのは、
案外そんな理由かもしれない。
そう考えると少し気が楽だ。
でも、違うだろう。

うーん、違うだろうね。ルカのことが心配で着いてきたんだろうな。
そのコウの優しさ(というか、ほっとけないって感じ)も、この時のルカはちょっとしんどいと思ってるのが、あぁ…そうだよね……。
これ以上迷惑をかけたくない、家族の邪魔になりたくないって気持ちから、自分が離れた方がいいっていう方向に行くのは分かる気がするな。

本編をやりなおした時に消えちゃった、3人の下校会話があって、
期末テストの話をしてる途中で、バンビがコウに対して「えぇと……よく、コウくんはば学に受かったなぁ、なんて……」ってモゴモゴ言うの。
そしたらルカが「コウはさ、こんなツラしてるけど、スゲェ受験勉強したんだ。な?」「コウはさ、やれば出来る子なんだよ。な?」って言うんだけど、その声が弾んでるんだよね。
単純にコウをいじってるだけなのかもしれないけど、その時のわたしは、同じ学校を選んでくれて嬉しかったんだなって感じたの。

最初はしんどいな〜って思ってたかもしれないけど、時間が経って、コウと一緒に通えてることが楽しい!って気持ちになってくれてるならいいな〜なんて思った。
もうこれは考察でもなんでもなくて、ただの願望。そうであれ。


俺たちはもう別の道を歩く時期なんだ。
だから……やっぱり俺は、家を出なきゃいけない。

それがきっと、一番ましなやり方ーー。

真っ黒な画面に「一番ましなやり方ーー。」って表示されるの怖すぎた。
家族から離れる方法として、ましじゃないやり方も考えてたのかな…。どんなことを考えてたのか、想像もしたくないな…。

ルカには、心穏やかに過ごしてほしいって気持ちが一番強いんだけど、その一方で、初期ルカのこのヒリヒリしてる感じがたまらなく好きってって気持ちもある…。
つまりは、どんなルカも大好きってことだよ…。らぶ。



タイトロープ

お昼休みにルカが屋上一周チャレンジをした時のお話。

「どうして、そんなことするの?」

最初のこの一文で、屋上一周チャレンジの話だって理解して、天を仰いだ。これな〜〜〜〜!ルカの自暴自棄エピって色々あるんだろうけど、わたしが見た中だと、これは結構上位にくるエピソードかも。


彼女は震える声で言った。

「どうしてふざけるの?落ちたら死んじゃうんだよ?」

もちろん、彼女の言う通りだ。言う通りだけど……
胸の奥に、塊みたいなものが引っかかった。

「べつに、ふざけてなくても人は死ぬよ」

きっとその引っかかりが、そんなことを言わせた。
◯◯は、まるで、意地悪された子供みたいな顔でただ、俺を見てた。

このシーン、わたしが思ってた以上にバンビが傷ついてて、泣きそうになった。
バンビを傷つけようとして言ったわけじゃないのは分かってる。ご両親のことを思い出して、出てしまった言葉だって分かってる。
でもこれ………可哀想だよ〜〜。涙

バンビは事情を知らないから、ルカがどうしてこんなことを言うのか理解できないだろうな。
ルカに突然突き放されたように感じたんじゃないかなぁ。そりゃ不安な顔するよね…。


このあと、騒ぎを聞きつけたコウが来てくれるんだけど

まだ俺の目を見つめたまま立っている◯◯には、まるで気づかないように、横を通り過ぎた。

これはなんでなの!ルカしか見えてなかったのか、あえてスルーしたのか…。でも、わざわざ "まるで気づかないように" ってあるから、後者かな。


「退学の心配か?ガラかよ?」

いきなりデカイ手で頭を張られて、眼の奥で火花が散ったような気がした。
コウは手加減てものを知らない。

「そうじゃねぇだろ」

わかってる。コウの言うとおりだ。
こんな風に、バカなのはいつも俺だ。

「悪かったよ」

わかってる。自分でも嫌になる。

ここで終わるのが辛すぎる……。後半、繰り返し「わかってる」って言うんだよね。それが、自分を責めているように聞こえて、本当にキツかった。

コウが怒ってた理由って色々ありそうだけど、どれなんだろうね。「学校で目立つことすんな」「中坊の頃とは、ワケが違うんだよ」って言ってたけど。
一番は心配かけんじゃねぇ!だとして、その次は…バンビかなあ…。うーん、安直すぎ?あんまりしっくりきてない。



ヒーロー 1

バンビと2人で花火行った日の夜、小学生の頃をルカが思い出すお話。

本当は3人で行こうとしてたのに、誘い忘れて落ち込んでたら、ルカから誘ってもらった3年目の花火大会ね……(まだ引きずってる)。
ルカとバンビが花火見てる間、コウはイカ焼きのお店でバイトしてたことが判明して、申し訳なさで心が千切れるかと思った。
この時期は、コウもバンビのこと大好きだったじゃん。どういう気持ちで1人イカ焼いてたの…。わ、わたしが誘い忘れたせいで……!わーん!


俺がいきなり小学校に転校してきて、
しかも同い年なのに、なぜかガキ大将の弟ってことで……
複雑なことはわからないチビたちの間にも、
なんとなく妙だって噂はすぐに広まった。

子供の世界には遠慮とか空気を読むってルールが無い。
だからみんな、寄ってたかってその秘密を探ろうとした。

まあ、そうなるよね。この後に出てくる情報だけど、この時小学2年生でしょ?そんなベイビーちゃんたちに、空気読めって言う方が難しいよな〜。悪意とかいじめとかじゃなくて、ただの好奇心だったんだろうなあ。
とはいえ、ルカはすごく困ったと思うけどね。
子供の頃のルカの性格が、臆病だったっていうのに少し驚いた。元々ひかえめな性格だったのかな。それともご両親が亡くなって性格が変化したのかな。

で、運動会の日。家族に似てないって言われて、クラスのみんなに囲まれるルカ。

意気地のない俺は、相変わらず薄ら笑を浮かべてじっと床を見てた。
心を静かにして、何も考えなければ、嫌なことは通り過ぎる…

こんな悲しいことある…!?
小学2年生の子が、もうすでに心を殺す方法を習得してるのがめちゃくちゃ辛い。
いっそのこと、泣けたらいいのにね。そうしたら、周りもルカの気持ちに気が付いてあげられるのにね。でも、笑うしかできないんだ…。そんな…。誰か助けてあげてよ…。


最高〜〜〜〜!ブラック〜〜〜〜!!!!涙


廊下に立つコウを見て、
クラスの奴らは気づかれないようにクスクス笑ってた。
申し訳なくて、俺が隣に並んで立つとーー

「あっち行ってろ」

コウはそう言って、涼しい顔でレンジャーの歌を口ずさんだ。

おい!かっこいい!!大人たちに怒られはしたけど、大事な弟を守れて誇らしかっただろうな…。ルカの目にもこの時のコウの姿が焼き付いてて、今も大事な思い出になってるのがとってもいい〜〜。
この辺りの文章から、コウの "カッコつけ" と "自分の好きなものに、誇りとこだわりがある" っていうことが感じとれて、満面の笑みになった。子供のときからそうだったんだね。


「おい」

マンガ雑誌を読みながらコウが言った。

「次はブラックにしとけ。ブラックのが強ぇんだ」

オッケー、そうするよ。
でもな、コウ。
レッドだって、もう結構、強くなったんだぜ?

ここ、あまりの衝撃にひっくり返ってしばらく動けなくなった。
次はブラックにしとけ」と「レッドだって、もう結構、強くなったんだぜ?」が頭の中でぐるぐる回って、心臓はドキドキだし、何故か視界はチカチカしだしすし。殴られたかと思った。すっご…。

シャワー浴びる前に、ルカが買ったお面を見て「くだらねぇ」「ガキかよ」って言ってたのにね。コウもお面をきっかけに、当時のことを思い出したのかな〜。
花火大会の会場で、バンビにこの頃の話をしてくれた時は、「コウはきっともう、忘れてるけどね。」って言ってたけど、覚えてるじゃん…。覚えてるじゃんか…。覚えてると思ってたよ、わたしは…。

いいお話だったな〜〜〜。汗だくのコウの細かい描写と、下着がトランクスということ知って、きゃっきゃっしたことは内緒にしておきたいな〜〜〜。ごめん…。邪な気持ちでコウのこと見ちゃってごめんね…。



兄 2

余多門事件直前のお話。

気になってた余多門事件。見せていただけるんですね…!!

考えてみれば、あの頃からそうだったのかもしれない。
3人でいると、どうも兄と姉に挟まれているような気がする。
お父さんとお母さん?
さすがにそれじゃ、カッコ悪い気もする。

わたしも、あの3人の中だとルカが一番下の弟だと思ってたけど、本人も自覚してるの面白かったな。
コウも元々はひとりっ子で、バンビもひとりっ子でしょう。2人が兄と姉になれたのはルカのおかげだね。
コウの妹分で、ルカのお姉ちゃんって…バンビって最高だな…(GS3について考え事しても、結局いつも「バンビ最高」に行き着くのなんとかしたい)。


高校に入って◯◯が現れて、またときどき3人が揃うようになって……
コウはずいぶん口数が増えた。
相変わらず眉間にしわ寄せてることも多いけど、
それでもときどき笑うようにさえなった。
中学の頃と比べれば大進歩だ。

3人デート誘う時に「2人のほうが楽しいかもよ?」って言われまくったから忘れてたけど、ルカも3人でいるの好きなんだよね。コウの表情が柔らかくなったことを、ルカが嬉しく感じてるのがいい。とてもいい。
それにしても、あれで口数多いって…ときどき笑うようにさえって…。想像以上に、中学時代荒れてたのかも。その当時の話して?ってバンビがお願いしても、話してくれなさそ〜〜〜〜。そんな2人が好きだ〜〜。


コウは俺と違う。
嘘がつけない。
考えてることがすぐ顔に出る。
考えてるのはいつも自分のことじゃなくて人のことだ。
だから、どんなに強面で乱暴でもコウの周りには仲間が集まる。

もっとも、集まるのは男ばっかりだけど。

3年の文化祭で、同級生から頼られてるところを見て、すごくびっくりしたんだけど、そういうことかあ。
"怖い" "デカイ" "厳つい" けど、他人のために行動できる人だから、慕われるんだなあ(ただし男のみ)。
顔に出るから嘘がつけないの、不器用なコウらしくて笑っちゃったな〜。愛おしい。


そしてバンビから、コウが余多門に連れて行かれたことを聞くルカ。

待てよ……
「あんま心配かけんな」
そう言ったのはコウだろ?何やってんだ、コウ。

本編では、ルカがバンビに「(余多門とコウは)……どっち?」って聞くんだけど、その声が怖いの。怒りと緊張が混ざったような声に聞こえるんだよね。本編遊んでた時は、単純に余多門にキレてるんだと思ってたけど、コウに対しても思うところがあったんだね。知らなかった〜〜〜〜〜〜〜〜!!ぎゃ〜〜!



大きなお弁当

お弁当作りすぎたバンビ(お人好し)とお昼を食べるお話。

普通の女子なら、桜井兄弟の片割れと2ショットでいるところを見られるにはそれなりの覚悟がいる。
でも、彼女が気にしているのは、
女子としてはちょっと大きすぎる弁当箱の方だ。
何ていうか、彼女にはそういうところがある。

イーーーーーーーッ!バンビかわいい!!!!気にするポイントそこ…?って思ってるルカもかわいいね…。
お弁当って、ルカから積極的におねだりに行ってたんだと思ってたけど、バンビの方が気にして分けてあげてたたんだなあ。愛じゃん。なんて美しいの…。絵画にしよう…。レオナルド・ダ・ヴィンチを呼んでくれ…ミケランジェロも…ラファエロも…。


特に月末、食費が危うくなると、
彼女は俺の好物を作りすぎてくれるようだった。
泣けてくるほどありがたい。
ありがたいけど、さすがの俺も時々後ろめたくなる。
なんだか、お人好しの彼女に付け込んでるような気がしないでもない。

そういえば前、みんなにお弁当をお裾分けしまくってたら「ちょっとお人好し過ぎるよ」ってルカに言われたな。そのあとコウにも別のイベントで言われたな。

で、そんなお人好しに、好奇心からイジワルするルカ。
のこり一本だったエビフライも、食べようとしてたおにぎりも、怒らずに全部くれるバンビ。

「じゃあさ、このお弁当全部、もらっていい?」

だからつい向きになって、そんな風に言ってみた。

「これ全部?」

驚いたように俺を見つめると、彼女は急に眉を寄せて言った。

「ごめん、もっと作ってくればよかったかな……」

彼女は俺の腹の減り具合の心配をしていた。
俺はなんだか泣きたいような笑いたいような気持ちで、
それ以上、なにも言えなくなった。

彼女にはそういうところもある。
だから俺は、こんなに惹かれてしまう。

きゃーーーーーー!!!どわーーー!!!!好きなの!!!?(そうだよ)
なんて素晴らしい文章なの。2人の関係性とか空気感が、こんなに伝わってくるのすごいよね。
違う、そうじゃない…の後から、じわじわ込み上げてくる愛おしさ。脱力の後に残る、あったかい感情。泣きたいような、笑いたいような気持ち…。はあ、いいなあ。いいなあ。このお話大好き。

これを執筆した方、何かしらの賞を受賞してないとおかしいよ…。直木賞…芥川賞…ノーベル文学賞……。



FRIED NOODLES

バンビとデートした日、West Beachに戻ってからのお話。

読む前に "FRIED NOODLES" の意味調べて、謎すぎて笑ってたのに、読み終わったあと頭抱えちゃったよ…。やきそば……。
どのイベントでの話なのか分からなくて、これだけ解放条件を調べた。2人きりでデート+そのデートの評価が高いと、このADVができるようになるらしい。ってことは、結構最初の方のお話なんだな。まだ三角関係にはなってない時だ。なるほど…。


フライ返しがガチャガチャとうるさい音を立てていた。
つまり、コウは何か俺に言いたい事があるみたいだった。
俺もキッチンカウンターの前のスツールに腰を下ろして、いつものように大人しく説教を聴くつもりだった。

ここかわいい。当番すっぽかしたことに怒ってるコウと、大人しく怒られようとするルカ。いつもこうしてるんだろうな〜。怒られにいく動きがスムーズだもんね。慣れてるんでしょうね。


いざコウが火を止めて何か言おうとしたとき、急に気が変わった。
「コウ、今日、彼女とデートしてきたよ」

(中略)

呆気にとられていたコウは、奇妙に口の端を曲げてオォだか、アァだかよくわからない返事をして、またフライパンを火にかけた。
考えたくないけど、ヤツなりの笑顔だったのかもしれない。

「ダメだった?」
返事は聞こえなかった。

アーーーーーー!!!!デートの報告だけでもドキドキハラハラしてたのに、最後の追撃やば…。
笑顔だったかも、ってあるけど、祝福の気持ちからの笑顔ではない気がするよ…。滅茶苦茶びっくりして、どんな反応していいかわからず変なリアクションしちゃったのかな。
もしかしたら「先越された!」って気持ちはあったかもね。恋愛としての好きではないけど、バンビは特別だもんね!妹分ですからね!複雑だろうな〜〜。
わたしだったら、いや!自分も誘ってよ!?って嫉妬するかも。でもこの時のコウに、嫉妬はあんましっくりこないな。やっぱり困惑の方が強そう。

ルカはなんでデートのこと言ったんだろう…。
本編やってる時も、ADVやってる時もずっと思ってたけど、ルカは、コウにもバンビにも試し行動みたいなことするよね。不思議なこと言って、相手がどう出るかジッと見てる時がある気がする…。今回のコレが、わざとなのか、ポロッと自然に出たのかは分からないけど…。


で、コウが作った、焦げ焦げカリカリのやきそばを文句言わずに食べるルカ。普段はもっと上手に作るんだろうけど、動揺しすぎて焦がしたのか…。そうか……。まじでコウは今どういう気持ちなの…。

しかたがない。コウは多分、混乱してたんだろう。
きっと、俺と同じくらい。

ねーーーーーなんじゃいこれ!!!!
コウが混乱するのはわかるけど、ルカはなんで…????

ルカが行った今回のデートって、バンビから誘われたやつだもんね。
バンビから誘ってもらって、そのデートが思ってた以上に楽しくて、これからのこと考えた時に混乱したのかな…。
いやーーーっ!正しく理解したいのにわかんない!ルカーーーっ!!!!


*コウADV

West Beachにて

はば学入学前、コウがWest Beachに住むことを決めたお話。

ウチは元々この辺の地主で、親父の商売は、建設業って言や聞こえはいいが、いわゆる地元の土建だ。

羽振りは悪い方じゃないらしく、こういう売れそうもない物件をいくつか抱えて、買い手がつくまでそのままにしてる。

コウたちのお父さんの仕事、建設系か不動産系だろうな〜思ってたから、当たりだ!

この業界に詳しくないから軽く調べた。土建さんって、家やマンションを建てるだけじゃなくて、地盤をならしたり、道路とか橋とかのインフラにも関わるらしい。
はばたき市を支えてる企業のひとつに、桜井組も入ってるってこと!?激アツなんですけど(全部妄想)。
え!まさか!?と思って、GS展の協賛企業を見直したんだけど入ってなかった。笑 な〜んだ。

話を元に戻すけど、コウってお坊ちゃんだったんだね。
アンネリーに設楽先輩が来てた時、先輩と一緒に小学校通学してたってルカ言ってたけど、多分お家の距離が近いんだろうね。先輩の家と近いってことは、コウたちの実家もそれなりにいい場所に建ってるんだろうな〜。

West Beachについて詳しい説明があったの嬉しかった!本編やってる時、この場所ことよく分かってなかったから、補完できて I'm so happy。
お父さんの知り合いの店で、融資もたくさんしたけど、すぐ潰れて、その知り合いは夜逃げ…。あちゃ〜お父さんかわいそうに…。


ルカが家を出ようとしてることは、なんとなくわかっていた。
いつか、そうするだろうとも思ってた。
でもあのバカは、なんでこんなところに住もうと思った?

ボロボロの建物を見て、コウがドン引きしてるのに対して、ルカは全然気にしてないのがすごい面白かった。こういう部分は、コウの方が繊細なのかも。なんせ育ちがいいですから。

わたしの記憶の中のWest Beachよりも、ボロボロだったから、2人が少しずつ直しながら住んでたのかな。そういう古いものを磨いて輝かせるような作業、コウ絶対好きでしょ。この時点では引いてるけど、最終的にこの建物のこと大好きになってそうだね。

掃除を手伝わされたあと、ルカに誘われてウッドデッキで海を見る2人。
もう夕方になってるから、相当な時間掃除してたんだな…。

「で、やっぱりここに住まなきゃいけねぇのか?」

しばらく黙って海を見てから、ルカが言った。

「そうだな、そうした方がいい」

ルカはいつも黙って考えて、独りで決める。
考えてることの半分は喋らない。
昔からそういう奴だった。
家を出る理由を聞いても、きっと笑ってるだけだろう。

好きにしろ。俺も好きにさせてもらう。

ウッッッッッッ!かっこよすぎ!!アニキ〜!
理由を聞いてもきっと笑ってるだけ、っていうのが、小学生の頃から変わってなくてつらいよ〜〜〜。

バンビが初めてWest Beachに来た時も、同じウッドデッキでルカ一緒に夕日を見たね。
その時、ルカが「自分が家にいると、コウが自由になれない」「まあ、また着いてきちゃったけど…あぁ見えて寂しがり屋なんだ」って言ってたことを思い出した。

1人になろうとしてる弟を、コウがほっとけるわけないじゃん…。
ルカはそのこと分かってるから、一緒に住むって言い出した時に驚いた様子もなく「やれやれ」って受け入れたんだろうな。
なんじゃいこの兄弟!エモがすぎるでしょ!くそ〜〜好きだ〜〜!

コウとルカのお父さん、夜逃げされて大損だったかもしれないけど、West Beachを起点として、2人は自分の今後の人生を決められたから、この物件に融資しといて大正解でしたね!


ADVから少しズレるけど…。
エンディングで、West Beachが取り壊されることになって、どうしてそのシナリオにしたのかな〜ってずっと考えてた。
で、このADVをやって、"壊して新しいものを建てる" っていうのが、3人の今後とリンクさせてるのかなと思った。
エンディングの後、一人前になれたら、2人ともバンビに気持ちを伝えるつもりだもんね。それが "関係性の取り壊しと建て直し" みたいな。

いろいろ出た案の中で、わたし的にはこれが一番しっくりくるかな〜。公式の解釈とは全然違うかもしれないけど、"West Beach取り壊し" っていう事実が、少しだけ飲み込めた気持ちになった。



子供たち 1

バンビにどうしてケンカをするのかを聞かれて、コウが考えるお話。

余多門との因縁が明かされて、これも激アツなお話だった。


ピアスは、ルカが夜店で当ててきたもんだった。
射的の景品かなんかだったと思う。
なんでわざわざそんな女物を取って来たのか聴くと、勇気の印なんだと、ワケの分からないことを言った。

全く予想してなかったピアスの話がでて、PSP持ったままうずくまった。中学の時からピアスしてたんだ…それ女物のピアスだったんだ…うっやだっ、なんかすごく刺さるんですけど!!
最高の文章出すなら、事前に注意書き出してくれないと心臓持たないよ…。あ〜びっくりした…。

ルカがこのピアスを気に入った理由が、カンフー映画にでてくるヌンチャクに似てるからっていうのが、超中学生男子っぽい。アホだ。


躊躇いなく、安全ピンで耳に穴を開け、そこにピアスを通してみせるルカ。

俺は内心、血の気が引くような気がした。
針だのなんだのは、昔から大の苦手だ。
いまだに注射が憂鬱なのも、多分そのせいだ。

でもルカはそんなことを知らない。
ルカには気づかれないようにしてたからだ。
だから、きっと悪気があったわけじゃねぇ、とは思う。

ん〜〜!どうだろう?
コウがルカについてよく理解してるように、ルカもコウのことよく知ってると思うんだよね。だから、針が苦手なこともわかってそう。謎の「勇気の印」って、そんなコウに対しての言葉に感じたな。

この少し後に

なるほど勇気の印とはよく言ったもんで、そのピアスを目印にして、活きのいい連中はこぞって俺達にケンカを吹っかけてくるようになった。

ってコウが言ってたけど、ルカはここまで予想して「勇気の印」って言ったわけじゃなかったと思うんだよね。
まあ単純に、その言葉で射的屋さんにのせられた可能性もあるけど。笑

というか、躊躇なく安全ピンを耳にブッ刺すルカたまらんな…。無邪気と得体の知れなさが高速反復横跳びしてて、おかしくなりそう!!!!最高!ゾクゾクする!!!!もっとちょうだい!


ありがたいことに、高校に入ると俺らの噂もだんだん影を潜めるようになって、以前ほどやたらとケンカを売られることも無くなった。

でも、余多門のやつらは別だった。
奴らは俺達と同じポリシーだってことだろう。勝つまでやめない。

こんな話を聴いたら、オマエはどう思う?
きっと、バカバカしくて呆れるだろう。

確かにくだらねぇ。
それでも、俺達はそうやって生きてきた。
今更、どうにもならない。


ここで終わるのが辛いなあ。この時はまだ、この状況をどうしたらいいか分からなくて、諦めて、やさぐれてる感じがする。どうせここから這い上がるなんて無理だ、みたいなさ。無理じゃないよ!!!!涙

余多門ってやな奴〜!と思ってたけど、勝つまでやめない精神を軸に行動してるなら、今までのアレコレも納得できるし、そういう人たち嫌いじゃない…。同じポリシーを持ってるなら、何かが違えば仲間になったかもしれないね。



弟 2

余多門事件のお話。

最高だった……。本編では描かれなかった埠頭でのあれこれ…。最高だった…かっこよかった…。しんどかったな…。

一個勘違いしてたことが判明して、車で埠頭まで連れて行かれたんだね。本編やってる時は、自分のバイクで行ったと思いこんでた…。
だから、バンビに声かけたルカが、いつものバイクに乗ってて違和感あったんだよね。「コウ…もしかして、余多門が運転するバイクの後ろに乗って行った…?」って…笑 勘違いに気がつけてよかった〜。


余多門の言ってた "ムシのいい話" が「俺たち兄弟にもう構わないでくれ」だったのが、もう、イーーーーーッ!(限界)

俺らは勝つまでやめねぇ。
どんな手も使う。勝ちたきゃ死ぬ気で来い。

いつか、こいつらにそう言ったのは俺達だ。
大抵の奴らなら、それで終わる。
でもこいつらは違った。俺達と同じポリシーってわけだ。
なりふり構わず、勝つまでやめないつもりなんだろう。

ぐあ〜〜〜かっけ〜〜!痺れるな。プライドのぶつかり合いだ。
でもコウは、今まで守ってきたプライドよりも、もっと大事にしたいものができたから、もう構うなって言ったんだよね〜。それもかっけ〜よな。

このままだとバンビが狙われる、ってところで、余多門のガチ度合いが伝わってきた。本当に勝つためなら手段を選ばないんだなあ。マジでやめて。バンビが泣くとこ見たくないんで。

埠頭に連れてこられて、ルカを呼ぶことを拒否したらボコボコにされるコウ。

余多門は、コウを攫う→ルカを呼び出す→コウを人質にして、無力化したルカをボコす…ってつもりだったのかな。コウよりもルカへの恨み?怒り?が強いのかも、と思った。


殴られながら、子供の時のことを思い出すコウ。

ずいぶんガキの頃だった。
親父とお袋に連れられて、従兄が俺のうちに来た。

夏休みにこいつの家に遊びに行ったことがある。
やたらに色が白くて大人しい。勉強が出来て、教会の聖歌隊だかなんだかをやっていて……
同い年の俺は、よく、出来の違いを比べられて迷惑した。
嫌な野郎だと思っていた。

これから弟になるってことだった。
ガキの俺は、意味がわからずに、弟なんていらないと言った。

ランドセルを背負って、申し訳なさそうに玄関に立っていたルカを今でもよく憶えている。

悪かったな、ルカ。
オマエを巻き込むつもりはなかったんだ。

従兄って聞いてびっくりしちゃった。血のつながりは無いと思ってた…。

突然できた弟に対して、どう思ったんだろうって気になってたから、このエピソード聞けてすっごい嬉しかった。玄関でしゅんとしてるルカを想像してみ?泣きそうです。

コウは、この日を迎えるまでひとりっ子で、お兄ちゃんでもなんでもなかったんだもんね。急に弟だって言われても戸惑うだろうなあ。しかもルカのこと、嫌な野郎だと思ってたんでしょ?うへ〜。

ルカも慣れない環境で生活するの辛かったかもしれないけど、コウも辛かったと思うんだよね。もしかしたら、自分の両親や居場所をとられたような気持ちになったかもしれないよ…。切なくなってきた。

ルカはご両親が亡くなる前から、控えめで大人しい子だったんだね。コウと仲良くなって、一緒に空手とかヒーロごっこやるようになって、だんだん今のルカに近づいていったのかな。
あと、聖歌隊だったから、バンビに賛美歌集とかプレゼントしてくれたんだな…。なるほどね…。涙

巻き込むつもりはなかった、ってところで、先にグレたのはコウなのかもな〜と思った。
ガキ大将タイプのコウがグレだして、ルカがそれ付き合うようになって…。の方が、個人的には想像しやすい。


「待たせたな、ブラック」
奴らの思惑通り、ルカは現れた。

(中略)

腹に鋭い痛みが走って、俺は笑い出したくなるのをこらえた。

「誰がブラックだ、帰れ」
「つれねぇこと言うな」

ルカは余多門の連中にゆっくり両手を広げてみせた。
「ほら、来いよ」

ルカがコウのことを「ブラック」って呼ぶのいい…。ブラックだのレッドだのって、この2人にしか分からない、合言葉みたいなものだと思うんだよね。半分おちゃらけ、半分本気で「ブラック」って呼んでそう。

で、ルカも余多門に殴られる。
ルカが、自分が何もしないことを証明するために、手広げたあとさらに目を瞑るんだけど、度胸やばくない…? 普通、怖くてそんなことできないよ…。そこまでしても余多門が恐る恐るだったのが、普段の喧嘩が相当やばいんだな…って思った。
普段のルカの喧嘩スタイルが "派手に暴れる" なの解釈ド一致で手叩いて喜んじゃった。最高〜!!
"ルカ💖 派手に暴れて👊" ってうちわ作ろうかな(なんで?)。


俺はようやく気が付いた。
ルカは、俺が何のためにここにいるか知ってる。

痛ぇな、チクショウ……
小さく唸ると、ルカは俺を見て笑った。

「コウの考えてることくらい、わかる。兄弟だからな。」

ルカ、レッドとブラックじゃ、どっちが強いかって、よくケンカしたな?
わかった。レッドも大したもんだ。

それから俺達2人は、どこかでパトカーのサイレンが聴こえるまで、ニヤニヤ笑い続けていたような気がする。

ラストの一文、やっっっば………。いい加減にしてよ…かっこよすぎるでしょ……っ!!!!泣きそうになっちゃった…。

殴っても、蹴り飛ばしても、立ち上がってニヤニヤしてる桜井兄弟を見て、余多門ヤンキーズはどう感じたかな。ムカついた?怖かった?気持ち悪かった?
儚学ランはムカついててほしいな〜〜!うぃ〜〜!(煽り)

レッドも大したもんだ、ってところ。やっぱりコウにとってもレンジャーって特別なんだなって感じた。ヒーローは絶対に負けないから、2人のポリシーの元になってるんだろうね。

このお話で、本編やってた時に気になってたことがわかって嬉しかった。
余多門がもう絡んでこない理由は、桜井兄弟に勝って、自分たちのポリシーを守れて満足したから。
大迫先生に連絡がいく経路は、通報→警察→病院へ搬送→家庭と学校へ連絡の流れ。
余多門は警察に捕まったかな?車で逃げ切れたかな?せっかく勝っても警察送りじゃつまんないから、逃げててほしいな〜。


このお話ですっっごい好きだった一文を発表していいですか。

腹に鋭い痛みが走って、俺は笑い出したくなるのをこらえた。

かっこよ……………。号泣



サクラソウ

入学式の帰りに、コウが教会のサクラソウのことを思い出す話。

ルカのADVで、コウは教会に気づいてるかな?受験勉強して、同じ学校に来たのは、そんな理由かもな〜。ってあったけど、やっぱりこれは違うんだね。
コウも受験終わって、はば学のパンフレット見るまで、学校に教会があること知らなかったみたいだもんね。ってことは、やっぱりルカが心配で受験勉強がんばったんだ…。愛じゃん…。


あの頃、ルカは時々、遅くまで帰らないことがあった。
理由を聞くと、サクラソウを探してる、そう言った。

(中略)

ある日、3人で遊んでいる時、ルカがサクラソウを見つけた。
ルカはその言い伝えをはじめて俺たちに話した。

もちろん、そんな話をまともに信じたわけじゃない。
鼻で笑うことも出来たはずだ。でも、俺は気に入らなかった。

サクラソウを見つけて、アイツがどこに行こうとしてるか分かったからだ。

心に思い描く人ってそういうこと〜〜〜〜〜!?おぁ……ゃば……。涙
お母さんとお父さんのことだよね…。

初めてサクラソウを見つけた日、これってプロローグのあの日だったんだなぁ。ルカがサクラソウの話した時、コウが「そんなの、ウソに決まってる」「ウソだ!」って強めに言うの。本編やってた時は、ルカをからかってるんだと思ってたけど、気に入らなかったの〜〜〜?おぎゃ〜〜まじかよ〜〜〜!!!うわーーーーーっ!!!!


いつもルカのことばかり考えてる、親父やお袋の気も知らずにサクラソウを探していたルカに、腹を立てていた。
だから俺は、手当たり次第にその花をちぎって捨てた。

ルカがどこかに行かないように、っていうよりも、怒りの衝動でやっちゃったんだね。子供の時ってこういうことしちゃうよね…。
親父やお袋の気も知らずに、ってところがコウらしいな思った。結局、人のために怒ってるんだもんね。俺がこんなに考えてるのに!とかじゃないんだもんね。

コウが、教会の花壇に水をあげてた理由がようやく分かった。あの時の償いだったんだ……。
一緒に帰った時に、当時のことを覚えてるか聞かれて、なんとなく…って返したら、コウが「俺は……ときどき思い出す。我ながら女々しいけどな。」って言うんだよね。
その時は、一緒に遊んでた時のことを思い出すんだと思ってたけど、お花を捨てたことを思い出してたの…?わたしが水やりするコウを見かけたの、3年生の6月だよ…?入学式で思い出して、それからずっとこっそりお世話してたの…!?1人で…!?どんな気持ちで…!?



OMELETTE

コウがバンビとのデートを振り返るお話。

ルカの「FRIED NOODLES」と対になってんじゃないの…?ってことはちょっと不穏な空気のお話でしょ…!って勝手に怯えてたんだけど、違った。
ウルトラスーパーきゃわきゃわエピソードだった(語弊あり)。


女を連れてぶらぶら歩くのが、あんなに難しいとは知らなかった。

はい最高

その証拠に俺は、
今日一日中、うろちょろと俺のまわりを歩く柊木に難儀した。

はい最高

まず、歩く速さが合わねぇ。

はい最高

ちょっと待ってよ!!全部最高なんだけど!!!どういうこと!!!?
ついでに、久しぶりに苗字で呼ばれてハイパー笑顔になっちゃった。


俺は面倒くさくなって、後ろを歩かせることにした。
柊木は、なんだか文句があるみたいだったけど、そうした。

(中略)

邪魔にはならなったが、今度はどこかに置き去りにしちまった。
気がつくと、俺は独りで歩いてた。

それからは、どうにも後ろが気になって、しょっちゅう振り向いて歩いた。
そうすると今度は、振り向きざまに電柱にぶつかった。

「子供じゃないんだから、大丈夫」
とアイツは笑いやがった。

このデートのスチルを100枚ください(強欲)。

コウの方は、ぶつからないように、蹴らないように、置き去りにしないように、ナンパに絡まれないようにってすごい気にしてるのに、バンビがぜーんぜん気にしてないのほーんと好き。
ちいこいバンビにマゴマゴしてるコウがや〜ばい。というか、コウ×小さい生き物の組み合わせがやばいかも…(やばい)。コウのルートやる時、絶対わんにゃんランド誘お。ミヨとも仲良くなってもらお。

今はこんなにマゴマゴだけど、デートを重ねていくうちに、バンビの歩幅に上手に合わせられるようになるんでしょう。わかってるんだから…!!
バンビの方も、コウに合わせて少し早歩きしてたらかわいいね。というか、バンビは何してもかわいいね…。


手を洗って奥から戻ってきたルカはカウンターに座るなり、皿の上のオムライスと俺の顔を見比べて、何かいいことがあったのかと聞いた。

ルカに言わせれば、俺が卵料理を作るのは機嫌がいい証拠だそうだ。

機嫌がいい?
俺が?

……なんで?

きゃーーーーーー!!!!楽しかったんだろうが!!デートがよ!!!!(キレるな)
気を遣ったりして面倒くさかったけど、それも含めて楽しかったんでしょ…。ひぃ…助けて…。かわいすぎる…。



幕引き

3年文化祭の学園演劇のお話。
これ〜〜っ!かっこいいけど苦しかったイベントだ…。

劇そっちのけで、舞台の上で暴れまくる2人。鍔迫り合い→弾く→鍔迫り合い…のループ。

「アイツって誰だよ?」

わかった、ルカ。
鈍い俺でも、そこまで言われりゃわかる。

確かに、俺はのらりくらりとはぐらかして来たかもしれない。
いやそれ以前に、問題なんて無いと、なんとか自分を納得させようとさえしてきたかもしれない。

でもそれは、俺だけのためじゃない。俺達3人のためだ。
そんなことは、ルカ、オマエだってわかってたはずじゃねぇか?

本編では、3人がずっと仲良しのまま進んでたから、三角関係についてフワッとしてたけど、そりゃ悩むよね…。三角関係を気にしてない(分かってない)人って、バンビだけだもんね。うわ〜〜〜〜〜!

コウもルカと同じで、心の中で「わかった」を何度も繰り返し言うのが、兄弟だなぁ…と思った。それと同時に、今の状況を必死に飲み込もうとしてるのが伝わってきてめっちゃしんどかった。


「ウルセー!テメェには渡さねぇ!」
頭で考えるより先に、そう怒鳴っていた。自分でも驚いた。

ここな〜〜〜!!!
このイベントがなかったら、コウは身を引いたかもしれないよね。これからも3人で一緒にいられるように。
ルカは、それが嫌だったのかもね。弟の自分に遠慮しないでほしい。ちゃんとぶつかりたい。みたいな。だからこういう逃げられない状況で、煽るようなことを言って、本心を引き出したかったのかな。

コウは、まず自分の中にあるバンビへの気持ちと向き合う、ルカの気持ちと向き合う。そのあと、自分の気持ちに正直になるか、蓋をするか。みたいな感じで、いろいろ考えてたと思うんだけど、ルカとぶつかって出てきた言葉は「渡さねぇ」だもんね。んわ〜〜〜〜〜〜!!!!

この言葉を受けて、ルカが言うのが

「いいぞ、コウ!ここからは正々堂々だ!」

だもん。

ルカが、ずっと半笑い?みたいな声だったのに、このセリフだけは口角が上がってしっかりとした声に変わったのが、もう、すごいな…。コウから気持ち引き出せて、嬉しかったのかな…。

本編やってた時はパニックで、この言葉の意味ちゃんと分かってなかったけど、バンビを巡って正々堂々勝負ってことか…。劇のセリフに上手に隠してて、気がつけてなかった。
バンビも劇を見てるお客さんも、この言葉の意味に気がつけないけど、コウだけはわかるんだろうな…。


で、バンビにしっかり怒られて教室に帰る2人。

野郎どもが群がってる俺とは逆に、ルカは女どもに囲まれていた。
そして俺と目が合うと、不敵にウインクをして見せた。

三文芝居は、やっぱり幕引きらしい。

宣戦布告じゃん……!!!!(怯え恐怖歓喜)
正々堂々、容赦無しってこと〜!?うわー!最高!でも仲良くして!!!!

ルカとコウが思ってたよりもクラスで大人気で笑っちゃった。



*全部読み終わっての感想

おまけのボリュームじゃないよ!!!!
すごすぎ!大満足!お腹いっぱい!!

2人が考えてたこと、イベントの裏側、幼少期の思い出が、想像以上に教えてもらえて嬉しかった。

理解不足で飲み込めてなかった部分が、ADVやったことで飲み込めるようになったのが、嬉しかったな〜!
まだ本編を1周しかしてないし、そもそも理解力あるほうじゃないから、わたしの解釈で間違ってるところもたくさんあると思う。でも、今知ってる情報を使って、言動の意図を考えたり、キャラクターに思いを馳せるのが、本当に楽しかった…。

わたしが三角関係ルートを遊んだからかもしれないけど、バンビの話ってよりは、バンビを中心に、ルカ→コウ、コウ→ルカの話が多かった気がする。
ルカのADVなのに、めっちゃコウの話するじゃん…超好きじゃん…的なことを何回も思った。逆も然り。も〜仲良しなんだから♡

まとめ読みも楽しかったけど、次に本編やる時は、こまめに確認して、その都度読もうかな♪ わ〜! 楽しみだな♫


さて、1周目でできることはやりつくしたぞ(多分)。
やるか2周目……!

誰の何ルートにするのか、まだ悩んでるけど…。

本当の本当の本音を言うと、コウの一途ルートをやりたい…。だけど、わたしの場合、一途ルートを経験しちゃうと、他の人やるぞ!って決めてても、コウが出てきたら心がドギャついて決意が揺らぎそうだよ〜〜!雑魚だから〜〜!!!!でもやりたい気持ちもあるよ〜〜!!!!

って、このループにはいって抜け出せないから、もうルーレットとかで決めようかな。
誰が出ても嬉しい、ハズレなしルーレット!わ!なんだか急にワクワクしてきた!このあと作ろ〜っと!るん♫

そんで、3月中に2周目やるぞ〜!えいえいお〜!



そんな感じで、おわり!



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