オールユアーズ的、インターネットと服のはなし(第二回)

【書いていたら長くなったので、前後編でお送りしようとしたのですが、四回構成に変更しました。】
第一回に続いて、第二回を書きます。第一回はこちら↓

前回の最後の文章から。

自己表現のフィールドが圧倒的に服からSNSに変わった。じゃあ、洋服はどう変わるべきなのか?

なぜぼくらは服を着るのか?

前回のCHEAP CHICはこのSNS時代の服の選び方に非常に重要な示唆を与えてくれているように感じます。

自己表現の領域はインターネットで大きく変わりましたが、社会性の中で生きることを選んだ人間は、裸では生きていけない。SNSでの自己表現が主流になった今だからこそ、考えるべきことのような気がしてきたのです。
その上で、ぼくらはなにを着るか? 

 あなたの服装は、あなたが自分でえらびとっている自分自身の生き方にぴったりそったものであるべきなのです。ファッション雑誌の繁栄になってしまっているなんて、とても生き方とは言えません。

ぼくの考える服の選び方。それは ”CHEAP CHIC" にも書いてある通り、流行を追うことではなく、生きかたを示すことだ。

ということで、生き方を示すところから始めたいと思います。今回はインタビューでもほとんど話してない、僕の服の原体験について話していきます。

ぼくの原体験

ぼくの話をすると、小学校5、6年生くらいから洋服に興味が出てきた。
最初はミリタリーウェアだった。
学校でエアガンが流行ってて、それで、多分血筋もあるんでしょうが、(うちの父親はミリタリーモノが大好きなので笑)その関連で「迷彩服かっこいい!」ってなったんだけど、今考えるとただのミリオタですよね。笑

父親の東京出張の時に御徒町の「中田商店」で色々お土産を買ってきてくれるんです。当時流出が始まってた東ドイツ軍のレインカモの製品とか。田舎者だったぼくは、それで買ってきてくれたものを身につけて悦に入っていました。(初めて買ってもらったお土産↓)

それから父親が山岳部だったってこともあって、アウトドア系のものも好きになっていきます。父親のお下がりを使ってたなあ。
で、そのくらいの時に、友達と5人くらいで電車に乗って3時間くらいかけて御徒町に行って、それでアメリカのワークウェアに出会うんですよね。

原体験は、それらアメリカが生んだ「働く人のための服」だった。
そういう原体験なので、ファッションというよりも、「服」そのものがどう機能するか?に興味があるんですよね。

それから今まで、ほとんど変わってません笑。ぼくの趣味趣向は12歳の時点でほとんど確定してしまったみたいですね。

(余談)
そういえば、学校で「AIR MAX95」が流行った時にぼくはみんなと同じが嫌だったのでNEW BALANCEをはいていたのですが(街の靴屋で576が確か5000円くらいでセールになってたやつ。倉賀野のMr.MAXで買った。)その当時のNEW BALANCEって女の子から見ると「ダサい」「おじさんぽい」っていう評価で全然人気なかったな笑

今女の子がNEW BALANCE履いてるの見ると、不思議な気持ちになります。結構バカにされてたからなw でも、はき心地は最高だった。


WEAR to LIVE、JUST to LIFE.

当時は「BOON」という雑誌が全盛期でヴィンテージブームだった。写真は当時のBOON、(この頃は前園さんの言う通りで、オザケン全盛期だった。懐かしい…カッコマンって特集あったな・・・)

地元にもヴィンテージショップができて、古着というものに出会ったのもこの頃でした。それで、だんだん自分の好きなものというのが見えてきたんですね。

ミリタリー
アウトドア
ワーク

これらの服に、ぼくは強烈にひかれた。
この三つは共通点があります。

「生きるため」に作られているということ。
極端に言うと
「死なないために」作られている。

そう、ミリタリー、アウトドア、ワーク。この3つの服は過酷な環境で着るための服。そこには服を着る「本質が」存在していると思うんですよね。

①シンプルに、かつタフに。
②全てのディテールにムダがない。
③どう使われるか?徹底的に考えられている。

①この手の服は、『壊れる=死』を意味する。
だから機構が超シンプルだ。壊れないように作られている。最悪壊れても、構造がシンプルなのでユーザーが簡単に補修ができる。そのためにとにかく、シンプルに。単純に作られている。

②快適に働くために全てのディテールが考えられているため、省略され、ムダなものは一切ない。引き算で作られる。無駄なものがついていれば、それが即ストレスになる。全てのディテールが『こだわり』ではなく、そこに存在する明確な『理由』があるのだ。

③どんなシチュエーションで使われるか?その状況で機能するように徹底的に考えられている。今現在『機能』と表現すると、「防水性能」や「ストレッチ性」などのその素材自身がもつ「スペック」の事を言う。でも『使われるシチュエーション』を徹底的に考慮された製品は、「製品」それ自体が機能するように作られている。スペックの問題とは少し違うんです。(わかりにくいですかね?)
例えば、作業中に何かに引っ掛かると危険だから『ボタンが外れやすく作られている』とか、『グローブ(手袋)をしていても着用しやすい』といった、「実際使用される現場でのリスク」を考慮されたディテールも存在する。これって、「スペック」じゃなく、製品が現場での使用を想定されたものになっていて、それ自体が『機能』するように考えられているんですよね。

そう、全ての目的が「着ているストレスを解消する」このためだけに作られているんです。ファッションである以前に使用者のことを考えた製品。これが僕らがもっとも影響を受けている部分でもあります。

そんな原体験のなかで、僕らはどんなプロダクトを目指しているのか?
次回、最終回です。

ステートメント

ALL YOURSは信じている。
最高の服とは、着ていることすら忘れてしまうものだ。

そこには、カッコいいも悪いも存在しない。
あなたのスタイルがそこにあるだけでいい。

他人にどう見られているかなんて気にしてる場合じゃない。
もっと面白いことが世の中にはある。

誰かの作った流行に惑わされるな。
自分が本当に信じられる事を見つけよう。

自分のやりたいことに集中しよう。
自分の存在は”今”ここにしかないんだから。

自分に素直でいよう。外見にとらわれるな。
本当に美しい姿は、美しい魂に宿る。

自分自身を知り、本質を感じよう。

ALL YOURS

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