僕らのイベントは文化の交差点。

日々の糧となる「仕事」は尊い。
ビジョンと理想に向かって積み上げる行為は、僕たちの血と肉になり、勇気を持ってアクセルを踏む時や、予期せぬ暴風雨に耐えうる体力と精神力を磨かせる。

小さな僕たちの生きる唯一の術は、地頭を鍛え、知恵を働かせて常に先人や巨人たちがいない場所を見つけて自分たちの旗を立てることだ。
巨人のルールに従ってゲームをする必要はない。
そこに違った価値観を見出して、違うルールでゲームを作る。
それこそが弱者が生き残る方法だと思っている。

それが僕らの場合、クラウドファンディングだった。

クラウドファンディングを続けることで「パトロン」という名の仲間が増え、その関係性を築き上げることによって、コミュニティのようなものが生まれた。
実際のところ、創業当初にまったく想像もしていないことだった。
支持しくれる人たちがいて、はじめて成り立つものなのだと気づいた時、あらゆる行動が変わった。
そう、僕らの会社は自分たちの力で成長していない会社なのだ。
支持していただいている「共犯者」のみなさまに支えられている。
何か別の力を感じるくらい、自然に動かされる。
それをある人は「特殊だ」と言うし、またある人は「インターネット的だ」と言う。
他者から見える自分たちがどんなものかは分からない。
自分たちがしていることがどんな意味かさえ、わかってない時もある。

だから僕は書こうと思う。
書くことによって、自分の理解を深め、読んでいるあなたにオールユアーズのことをこちら側から見たときにどう見えるのか?知ってもらえるものになれば、それ以上に嬉しいことはない。

また、僕が書くnoteの一連は、「お礼の手紙」だ。僕らのゲームを応援してくれる支援者さんたち、そしてもしかすると見ていてくれるかもしれない、未来のブランドのために書く。僕が経験して、考えて、失敗して、感じた事を全て書く。
今回はこないだのイベント「LIFE SPEC CO-OP」のことについて書きます。

LIFE SPEC CO-OPのコンセプトはこんな感じ。

あたらしいアイディアで作られた日用品、生活に役立つ道具たち。
ナイスな発想、工夫、想いでものづくりされた商品たちが
僕らの周りにだんだんそろってきました。
それって、たいがいナイスな人たちが作ってるんです。
そんなモノやヒトと交流できる3日間。
言葉や作っている物はちがえど、同じような想いを持って、お互い共感を抱いているものづくりの人たちがみんなで集まった仮想のお店を期間限定で開店します。
製品そのものの開発コンセプトや、作り手の意志や物語、使用者の使い心地を大切にしたマーケットです。
LIFE SPEC CO-OPとは、あなたの生活にもきっと役立つコトがある。
生活にちょうどいい。オーバースペックじゃない、生活を豊かにするためのもの。
そんな新しい生活日用品を取り扱う、体験型CO-OP(生活協同組合)です。

2018年6月29日〜7月1日に世田谷ものづくり学校を一棟丸ごと貸きらせていただいて開催した LIFE SPEC CO-OP は、約1500名の来場者がいらしてくれました。

出店者を紹介するエントランスの提灯が入り口で迎えます。

懐かしい学校感があることが、このものづくり学校を会場に選んでいる理由でもあります。

イベント内では出店ブランドの販売はもちろん、僕が連載させていただいているウェブマガジンのBe inspired!主催のトークイベントや、色々自分で作ってみるワークショップ、煎餅、タコス、パッタイ!さらには出店者さんが合同で勝手に企画を立てるブースまで!多岐にわたるコンテンツを展開するイベントでした。

はっきり言って、今回のイベントは僕たちのキャパを超えはじめています。運営の質もギリギリだった。(しかもfacebookの案内間違えたりしてて来場していただいた皆様にはご迷惑をおかけしました…ごめんなさい。)
それでも大きなトラブルもなく、皆さんの笑顔で終えられたのは、出店者さんの自発的な懐の深さと、来場者さんの愛。これしか考えられません。
本当にありがとうございました。

先にも書きましたが、日々の仕事は尊い。しかし日々の仕事ばかりに追われてしまうと、時としてビジョンを失ってしまう。
現場に埋もれすぎても、だめ。たまにはタカのように空から自分たちの現在地を確認しなければ旅の途中で迷子になってしまう。そもそも僕らは地図のない平原を太陽の方角を頼りに歩いているようなものだ。

「日常の店舗、ブランド運営」はボトムから事業を積み上げていくこと。
年1の「 LIFE SPEC CO-OP 」はトップから自らの事業を見つめ直すこと。

僕らはイベントを収益をあげる事業と考えるのではなく、タカのような目線で次の展開を模索する場として「イベント」を捉えています。

と言う前提で、一度走りまくっている事業を立ち止まって、支持していただいている皆さんに感謝しまくって、全体を俯瞰してみる機会として年に一度、こんなイベントをやっているのです。

めんどくさい僕は、こんなところから考えてしまうんですが…
僕らの定義はこんな感じです。

もちろん周年記念として僕らの製品を愛用してくれる人たちをお呼びして、感謝をお伝えしたい。ってのが前提にあります。
それと同じくらい出店者さんにもメリットがあるようにする。
そしてさらに、場所を貸してくれる物件オーナーさんへも。
関わっていただいた人たちに感謝をするイベントだからです。

その精神で運営することで、はじめて僕らにメリットが出てくる。
逆に僕らが開催するイベントはこの考え方がなかったら、イベンターさんのイベントの方が運営もコンテンツクオリティも優れてるからやる意味もなくて。

僕らの利益は最後に置く。
まずは周りから…!という感覚でイベントを考えています。

そういう理由で、来場者さんの入場料はもちろん無料。さらに出店者さんへの出店料や売上げに応じたフィーなんかも全て無料で運営しています。
(今回はエントランスの提灯だけ1個5000円で協賛いただきましたが…)

それは僕らの色々なコストを、僕らオールユアーズブースの物販でペイできれば良いからです。

利益を求めていないイベントだからできることであると思うし、僕らがイベンターではなく、物販で収益をあげるブランドであると言うことがこのイベントの唯一の強みなのかなと考えています。

なぜそんなスタイルで運営するか?というと、僕らは収益性のあるイベントよりも、もっと重要な価値を交換するイベントを捉えているからです。

目先のお金よりも重視している価値があります。
一つめは絶対にお金で買えない(もし買えたとしても絶対買いたくない)もの。

それは僕らにとってはファンの方々。

僕らはフォロワー数で言ったら大したブランドじゃない。でもこれだけは誇れる。

うちのファン(共犯者)のみんなはマジでパワフルだ。

親も来てくれました…!

ファンの方々にオールユアーズが作る空間で体験してほしい。
その体験で僕らのことをさらに知ってほしい。
これがまず一義にあって。

ふたつ目に、僕らは出店者さんのジャンルを絞っていません。
「〜系」みたいにカテゴリ分けした方がイベントはわかりやすいし、集客しやすいのかもしれません。
それは僕らのファンの方々と、出店者さんのファンの方々に色々な価値に触れてほしいと思っているからです。

人間は多面的です。
例えば、読書が好きな人もいるでしょう。ハイキングが好きな人もいます。
でも読書もハイキングも趣味な人もいますよね。
優れたデザインも好きだけど、自転車が趣味。クオリティの高い生活したいから、食べ物はオーガニックなものに興味がある。でも、子供と食べるマックも美味しい。とかね。

インドア派かアウトドア派か。アクティブかそうでないか。きのこ派かたけのこ派か。という二元論では測れないのが人間だと思っています。

みんなそれぞれの仕事があって、生活があって、趣味がある。

ビジネス的には一つに絞りこんだ方がいいのだろうけれど、このイベントは来場していただいた方々に新しい発見がある。
「あ、こんなのも好きかも!」って思ってもらえるようなイベントになったら最高だな。と思って、出店者さんにお声がけさせていただいています。

また、そこで生まれる、未知のもの、気になっていたけど実物を確認できる機会をこうして作ることによって、各ブランドのファンが他のブランドのファンにもなってもらえるきっかけになればと思っています。

ブランド同士がお互いお客さんを奪い合う。という関係性ではなく、ファンを紹介しあいながら経済圏を作っていく。新しい価値観を見つけていただいて、知らなかったブランドと関係性を結んでいく。作ったひと、考えたひとと直接話しながら。

マーケットシェアを奪い合う。というのではなく、息の合う仲間と「徒党を組む」というニュアンス。

競争じゃなくて共創なんですよね。
(それにしてもmacの漢字変換は「きょうそう」って入れると「競争」って出るからイケてない。)

囲い込むよりも、お客さんも含めてみんなで一緒に作る。僕らはプラットフォームじゃないから、むしろそっちの方がいいんですよね。

それは自分が顧客だったら、囲い込むとか独占するようなブランドに嫌悪感を感じてしまうからってのもあります。

偉そうにいうならば、僕らの LIFE SPEC CO-OP は「文化の交差点」でありたい。知る、見る、聞く、話す。いろんな方法で、今起こっている文化に触れてほしい。新たに生まれようとしている価値に気づいてほしい。

そんな考え方でイベントをやっています。
ちょっと風変わりな考え方なのかもしれないけれど、商売以前に僕らは「楽しさ」や「豊かさ」を伝えたい。

そのアウトプットの一つが LIFE SPEC CO-OP だったりするのです。

そして最後に…出店していただいた出店者さん。

イベントをお手伝いしてくれたお手伝いチーム!

そして世田谷ものづくり学校の高山社長、事務局の方々…

本当にありがとうございました!

来年もまたやりたいと思っていますし、終わって即新しいアイディアも出てきました。

正直これ以上規模を大きくしてのイベントの運営は僕ら素人だけじゃ難しそうなので、手伝ってくれる人も募集しています!(願!)

そして…最後に宣伝だけ…

どうしても挑戦せねばならないことができてしまい、急遽クラウドファンディング立ち上げました。

もしこのnoteの内容を気に入っていただけたら…ぜひご支援を…お待ちしております!

text by 木村昌史
photo by 福田瞳
瞳ちゃんいつもありがと!

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