『エル』

監督ポール・ヴァーホーベン、主演イザベル・ユペール

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原作者のフィリップ・ディジャンは「ベティ・ブルー/愛と激情の日々」の原作者だそうです。

この映画も、とても官能的な作品でした。

ただ、恋愛映画ではなく、とても危険な映画です。

「えっ?」「良いの?」「まさか?」「本当?」
・・色々な挑戦を挑んできます。

公式サイトによると、ポール・ヴァーホーベン監督はこの小説について、
「僕らはできるだけ早く、常識を捨て去る覚悟を決める必要があった」と語っています。

この映画は、軽々と常識を超えてきます。
見終わった後、ゾクゾクとしてその快感にしばらく酔ってしまいました。
なんだかうっとりしてしまったのですが、
帰り道はニヤついていたでしょう。
危険危険。

ところで、この映画はざっくりと言うと、
「性被害に遭った女性が権力に頼らず事件に挑む」という流れなので、
フェミニズムかと一瞬思ってしまいそうですが、違うと思います。
もちろん、正義が悪を成敗するような、内容でもありません。
この映画の中に、正解なんて存在しない気がします。

予告編を見ると、
ミシェル役(イザベル・ユペール)だけが危険人物のような感じがしますが、よく考えると、登場人物全員ちょっとずつおかしい人間であると思われます。


自分の生きている世界も、きっとそう。


余談ですが、イザベル・ユペールの低血圧な感じが最高です。
同じ低血圧として共感します。


ブラックユーモアも多く、割と笑えます。
ミステリアスで笑えて、そして強く、黒猫のような魅力のある映画です。

8月25日(金)より全国順次公開です。

(6月に行われたフランス映画祭にて鑑賞しました。)


公式サイト: http://gaga.ne.jp/elle/


#映画 #イラスト #エル #elle




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川央ヒロコ

映画のこと(もしかしたらたまに違うこと)を、 なるべくネタバレの無いように書いていこうと思います。 より多くの方が、映画館へ足を運びますように...🎥 http://hrk-kawanaka.com
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