『メイド・イン・ホンコン』


『メイド・イン・ホンコン』
監督:フルール・チャン
出演:サム・リー、ネイキー・イム
1997年、香港

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90年代のみずみずしい感覚。
純粋で、イライラしていて、ふざけあって、笑う。
どうしようもない家のこととか、
抑えきれない感情とか、
爽やかに熱く、
まさに、青色。

香港返還によって、映画の表現も制限される昨今、
もうこういった映画は作られないのだろうなあと、
淡い寂しさも感じます。



当時、主演のサム・リーさんとネイキー・キムさんは、
街中でスカウトされたそうです。

大学生の頃、自主制作映画の主演を街中で探すことに
関わったことがあったのですが、
結果、監督の理想の人が見つからずに、
企画倒れに終わってしまいました。

普通に過ごしていても、理想の人を見つけるなんて、
とても難しいことです。
無謀な挑戦です。
理想の人探しの時点で、
この映画がかなりの熱量を持って作られたのだと分かります。

その主演の2人がすばらしいのです。
描かれる日常的な暴力も、気だるい感じも、とても自然。

熱量がフィルムに反映しているのか、
正義感と純粋な愛が鮮やかに描かれていて、
感動に燃やされに、
また映画館へ行きたいな、と思わせてくれた映画です。

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川央ヒロコ

映画のこと(もしかしたらたまに違うこと)を、 なるべくネタバレの無いように書いていこうと思います。 より多くの方が、映画館へ足を運びますように...🎥 http://hrk-kawanaka.com
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