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プロセスじゃなくて結果が大事。

先日、初めてTBSの番組を担当させて頂きました。
 

残念ながら収録は赤坂じゃなかった(笑)
でも、キー局の番組ということでスタッフの方の数も多かったし独特の緊張感がありました。新人ADがめっちゃ怒られてたし。先輩ADは完全に音を立てずにカンペを切り出すという超絶技巧を披露していました。単純にすげぇ!
 

そんなこんなで、メディアのスタイリングに携わらせて頂いて約一年ちょっと。色々分かってきたことがあります。
 

まず、そういう仕事はメディア専門スタイリストの専業・独占市場だということ。局や事務所と提携したスタイリスト事務所が請け負っていて、番組ごとに振られていきます。あとは事務所から独立した人が個人の会社を作って仕事を受けたり。昔ながらの徒弟制度よろしく修行をして独り立ちするという感じですね。他のタレントさんを見ていると、師匠が時々来るけど普段は弟子の人が担当してるケースもよく見ます。
 

で、局からは「スタイリスト付けますね」とスタイリング経費が出る。局の規模が大きいほどそういう繋がりが強いので、そこに外部から入っていくのはほぼ無理というのが体感です。
 

僕はタレントさんの指名、というか元々知り合いだった縁でメディア向けに入ったのですが、結構なプッシュやマネージャーさんの理解、そしてタイミングが大事だなと思います。実際タレントさんとは良好だったけど、事務所の人に必要性を感じてもらえなかったケースもありましたし。
 

だからかなりレアなケースで入ってるわけで、最初は相当浮きました(笑)すごいアウェー感というか立ち居振る舞いが分からないというか。その時は共演者に気さくな方が居て、話しかけてくれたり他の方と繋いでくれたりと良い出会いがあって。その時のことは今でも感謝してますけど。
 

改めて思うのは、入り口やプロセスが大事なんじゃなくて、そこで何を成せたか、何を学べたかという結果が大事だということ。
 

というのは、今の世の中って思い描いたプロセス通りに進まないと思うんですよ。自分の想定よりぜんぜんスピードが速いし、予想外の展開が起こりまくる。
 

急に、これお願いします!これやってくれませんか?みたいな感じで、ゆっくり各駅で行くつもりが快速や時には飛行機に乗せられたりする。目的地が同じならどうやって行ってもいいわけだから、自分は飛行機に乗っていく身分じゃないし…とか恐縮したり、まだ準備が…とか逡巡するだけ時間のムダ。むしろ飛ばせてラッキー!と思うべきでしょう。
 

事実、メディア向けのスタイリングの現場からは普通では絶対に学べないことを沢山学ばせてもらっています。それを僕個人のサービスに還元して、一般のクライアントに提供するという循環がようやく出来てきたところです。
 

経験から何を得られるかはその人次第です。単に楽しんでるだけだったり逆に引け目を感じたり、仕事のひとつとしてこなしていたら、あまり得るものはないんじゃないかな。
 

どうせやるのなら、前向きに貪欲に。
そうすることで得るものは何倍にもなると思います。

 
いつか僕も弟子を取るのだろうか?
でも絶対僕の方が弟子っぽく見えるんだろうな。。

 
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