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役所への申請をしようとしたらWebディレクターの僕のWebリテラシーがゼロだった

世の法人にとっての6月は、税金や労働保険の申請の時期。坂の上にある渋谷税務署、労働基準監督署に通う日々にも飽きてきた昨今、坂の上にある渋谷法務局へ電子署名を取りに行った。

昨今の申請は電子政府e-Govや地方税ポータルシステムeLtax(画像はこれ)を使えば実質事務所から出ずとも終えられる。はずだった。

Javaのセキュリティレベルの例外サイト(javaコントロールパネル、javacpl.exe。ctrじゃなくてcplなんだよね・・・ントロール)とIEの信頼済みサイトにもれなく必要なURLを突っ込んだ我々が引っかかった罠を備忘録として対処法を載せる。行政のサイトが危険なの?ってツッコミはしちゃいけないんだと思う。

使用できない文字が含まれています

含まれている限り何人たりとも通さない仕事の真面目さ素敵です。

スペース:よくある全角半角問題。氏と名の間に入れるのは全角スペースです。半角スペースではないのです

ハイフン:ーと−と-が思いつきますが、住所はだいたいーです。伸ばし棒に見える?全角ハイフンです(この子にとっては)

電話番号のバー:-です。−に見える?半角で「ほ」の所を押したら出るのは-だよね。US配列だから 「ほ」がない?US配列の人はこの仕事を外部に出して今すぐvimを立ち上げてください

改行コード:入力欄がそれなりに高さのある長方形だから改行できると思いましたか?改行すると見えない文字が入るんです。改行の存在はもう忘れてください!労働保険系のフォームによくいるので注意

F(階):おとなしく階にしよう。住所欄でアルファベットを弾いちゃう子がたまにいるんだ・・・

進めないポップアップウィンドウ

ウィンドウが開いてそこにいるはずのOK、進む、申請が見当たらない場合、右下をドラッグして引き伸ばしてみましょう。あなたの望む申請ボタンはそこに隠れています。隠し通路みたいなものです。エンタメです

閉じるを使わないで閉じたのでエラーです

右上に閉じる、終了する、というメニューが必ずあるはずです。それを使わないで許可なく閉じると次回の申請でエラーを起こすので注意。Ctrl+Wの存在は忘れましょう

プロフィール情報変更できるはずのメニューがない

PCdeskをダウンロードしましょう。eLtaxの利用申請で利用したidとパスワードが必要です。Webサイト上から変更できるのかな、と思ってもヘルプに書いてあるのはPCdeskの事なんだ

税申請に出てくるはずの選択肢が出てこない

もしかして地方公共団体を選択する際に、渋谷区など単体の区を選択していませんか?例えば、固定資産は都税なので選択するのはフォームの一番上にある「東京都」の方です。それはラベルではありません。選択肢のひとつです

申請ボタンがない

ヘルプで該当項目が見つかったら一番下。大事なものはだいたい全部一番下。下なの!!!

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幸い、これらの申請データは事あるごとに保存できるようになっているので可能な限り保存をした方がいい。あれこれ言ったがそれでもこの辺の手続きが(やりようによっては)全てWeb上で行えるのは世の中変わった感じがする。証明書を取るのはローカルでちょっとファイルを作る必要があるものの、書類一枚書いて法務局に出せば即日発行。これさえあればだいたい何でもできる。

なお、e-GovよりeLtaxの方が難易度が高いのでe-Govを修了するまでは手を出さない事が懸命。この申請をやってくれる仕事があるのがちょっとわかった気がする。

あと、仕事でmac使っている人はParalles Desktopなどの仮想化ソフトないともう無理。申請するような人ってきっとmac使ってないんだと思う。インターネットって難しい。


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