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息子と二人旅 #猊鼻渓

10月に入ってすぐ、長男からメッセージが届いた。

去年の鳴子峡に続き、今年も紅葉狩りのお誘い。
思いがけないお誘いに、感激ー\(^o^)/

息子は乗り鉄。
そして、与えられた休暇は一日。
電車に乗っている時間をそれなりに確保するとなると
駅近で紅葉を楽しめるところでなければならない。

「紅葉 駅近」で ポチっとな

「全国の紅葉情報『駅から徒歩10分以内』」
にエントリーされたトップ10を息子に送ると
次の日に
選ばれし旅先が送られてきた。

「猊鼻渓」

げいびけい(岩手県)

後に分かったことだが
選ばれた理由は
今までに乗車したことない電車が走っていたから。

そんなことで
難しくて読めなかった「猊鼻渓」に出発した。

新幹線祭りー--

6:57熊谷駅発 たにがわ400号
7:09大宮駅着

新幹線ホームは、新幹線でいっぱ-い
新幹線祭りー--
今年は出かけたのが休日のため
人目を憚ることなく、激写!

おー いい顔だ!
おっと目が寄ってるよー つばさくん
ぶっちゅ~ 連結合体だ!
ロングロングノーズ
 新幹線YEAR!

7:41発 北海道新幹線が連結した はやぶさ101号乗車。
息子がとってくれた座席は、グリーン車!

なんですかっ この空間 贅沢すぎ

落ち着いた照明
31度傾くリクライニングシート
電動レッグレスト
もはや高級ホテル
他に乗客はおらず、貸し切り状態

息子と二人の幸せな時間に
胸の奥がキュンと縮む。
詳しく言うと、
右肩の脇に近いところの血管が、何度も疼いた。
(この具体的な表現では、体の具合が良くない感じ⤵)
宇都宮を過ぎて、時速はマックス315Km!

JR大船渡線

9:21着 一ノ関駅

ここでJR大船渡線に乗り換える。
乗り換えのため、改札近くにやってくると

いらっしゃいピカ~

なんと、ピカチュウの歓迎
東日本大震災で被災した子供たちを支援しようと
2012年ピカチュウがこの大船渡線に登場したとのこと。

「POKEMON with YOU トレイン」も走っている 外も内もピカチュウ満載!
子どもたちには、たまならい

発車時刻まで約1時間
構内のお土産店で、「かきかまぼこ」を買う

控えめな牡蠣
味は めっちゃおいしかった。

そんなこんなしているうちに
乗車する大船渡線がホームに入ってくるアナウンスが流れてきた。

と、
まさに大船渡線が入ってくるホームのその奥に、
重なるように入ってきたのが・・・

EF81が
カシオペアを牽引して来たー----

おー-----
あー-----ー---

主役はわたしです わたしに乗るんでしょ

かぶった…

1時間も線路は空いていたのに…
なぜ同時…

10:17発 気仙沼行き 乗車

山間の
懐かしい田園風景の中をガタゴトガタゴト。
車窓から差し込む秋の穏やかな日差しに包まれて
穏やかな時間だった

猊鼻渓 舟下り

10:49 猊鼻渓着

乗客のほとんどが、ここで降車
ぞろぞろと猊鼻渓まで歩いていく

普段は定期運航の舟下りが、随時運航してくれていた

私たちの船頭さんは、青柳さん
「猊鼻渓」ホームページより
http://www.geibikei.co.jp/funakudari/profile/#p04
砂鉄川が石灰石岩を浸食してできた渓谷が
およそ2km続く
高さ100mを超す断崖絶壁がそびえたつ、幻想的な深山幽谷
獅子ケ鼻岩

特徴のある岩には名前がついていた

川面に映り込んだ景色もさらなり

船頭さんが唄ってくれた「げいび追分」
高い岩に囲まれた渓谷に
しゃくり上げるような独特な唄いまわしが
静かに響き渡った。

お昼は近くの食堂で

鮎の塩焼きと天ぷらうどん
どっちもおいしかった!

次の目的地は、中尊寺

移動手段を電車からバスへ変更
乗る予定だった電車を見送る

砂鉄川 鉄橋を走る 大船渡線

14:00 平泉駅行き バスに乗車
これもまた、山間の のどかな風景を楽しんだ

平泉 巡り

コンパクトながらも新しいおしゃれな駅舎

ここから巡回バス「るんるん」に乗車
中尊寺までの予定が、途中
車窓からの「本堂内特別拝観」の文字に引き寄せられ
毛越寺で降車

毛越寺は慈覚大師円仁が開山
藤原氏二代基衡(もとひら)から三代秀衡(ひでひら)の時代に
多くの伽藍が造営され、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであった
といわれている。
大泉が池を中心とする浄土庭園と
平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されていて
国の特別史跡・特別名勝の二重の指定を受けている。

本堂内特別拝観 薬師如来様
日本最古の庭園
大泉が池を中心とした 浄土庭園
毛越寺 境内案内
毛越寺ホームページより https://www.motsuji.or.jp/
大泉が池のもみじ

再び「るんるん」に乗車
いよいよ中尊寺へ

中尊寺は標高130mのところにあるため
その表参道はずっとのぼり坂

月見坂 両脇には樹齢300年を超えるという杉並木
参道には 弁慶堂、薬師堂などが点在
坂道の途中に 中尊寺 本堂
祀られている 釈迦如来様
やがて 杉並木から紅葉へ

そしていよいよ金色堂

金色堂は 奥の建物の中に
キンキラキンで煌びやか
あっ! 薄暗闇に 松尾芭蕉像
「五月雨の降り残してや光堂」

すっかり日は落ち
ライトアップ

参道の紅葉 ライトアップされて
何とも言えず 幻想的
弁財天堂
逆さ紅葉とでも言いましょうか… 水面に映った景色も見事

経蔵の前では
野外クラシックコンサートが始まった
贅沢な時間

そして帰途

タクシーで平泉駅へ

18:18 平泉駅発一ノ関行き JR東北本線

19:31 仙台発大宮行き こまち42号 乗車

仙台駅で大急ぎで買った 駅弁

20:49 大宮駅発 とき347号
21:01 熊谷駅着

今年も駆け抜けた みちのく二人旅

猊鼻渓で聴いた船頭さんの「げいび追分」
その歌声は紅葉とともに、耳に焼き付いた
夜まで堪能した 中尊寺

目的地はもちろん
ひとつひとつの電車の移動も楽しむことができた。
乗り継ぎ計画から切符の手配
そして現地情報まで

今年もありがとう
また来年

誘ってくれたらうれしいな。






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