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Jacques Celliers に捧ぐ(詩)

ジャックの肩の上で 
麦の穂が揺れる
ベツレヘムの丘に 
注ぐ夕陽よ
黄金に輝く 
麦の穂よ
その実りが 
すべての福音を 
知らしめる

 今、聞こえるだろうか
 ジャックの息遣いが
 長きに渡る 闇の中から
 遠くに燃える 火を目指し
 駆け続ける 日々を経て
 辿り着いた その灯火(ともしび)は
 待つこと長き者のための目印

ジャックの手の平から 
風が舞い上げる
アフリカの大地に 
蒔かれた種子(たね)よ
今、確かに芽吹き 
初穂となれ
その枝葉が 
大いなる力を 
知らしめる

 今、感じるだろうか
 ジャックの安らぎを
 偽りからも 裏切りからも
 解き放たれて 空(そら)を舞い
 昼も夜も 飛び越えて
 辿り着いた その灯火は
 待つこと長き者のための喜び


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