読書

28時頃就寝。いまは瀬戸内寂聴の残された日々を読んでいる。その前は死に支度。次はいのちだろうか。
あまりに多作すぎる+追悼本がそろそろ出始めているのでどこがどれだかわからないな。出版社も多様だし。ネットで探すに向いていない感じがある。
奇縁まんだらはKindleでてないっぽいな。無くなる前に特装版買うべきか。置く場所に困りそう。

小説は、吊橋のある駅と夏の終りだけをちょっと読んでからあちらにいる鬼をまず読んでいる。こちらを本屋で見かけて大変に助かった。

花芯とか夏の終わりとかは子供の頃に読んでいた文章を改めて読み返していることになる。
その頃はまだなかった、あちらにいる鬼を読み足すとより重層的になってくる。
自分の中にあった直視しづらい感情は一般的なもので上の世代もずっと折り合って来たんだなということと、本質的に理解できない、他人は理解できなくて良いんだなと2つの安心感を得たのは瀬戸内さんの文章からだったように思う。
市立図書館で著者の名前知ってるなぁと借りてよんでびっくりしたのが小5ぐらいだったか。瀬戸内さん自身の同年代での読書体験もどこかに書いてある、ほっとする。

亡くなるまでは人であることが先にきてなんだか落ち着いて読めなかった。
ようやく他の作家さんと同列において読める気持ち。
いわゆる評伝ものはほとんど未読だし、比叡も記憶にない。読まない間にでていた本だと場所は読みたいなと思う。
徳島のミュージアムもいってみたいし、岩手の寺にもいってみたい。目的ができた。

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