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本草湯訪問

伊勢方面に用事があったので、あわせてVISON初訪問してきました。本草湯、売れてほしい。

初日は何の情報収集もせずに平日の日没30分前ぐらいについて、道のわからなさに半泣きになりながら本草湯へ
平面図がどこにもないのに看板類のサインが最小限だからこれは日が暮れていたらたどり着けなかったかもしれない。
お風呂は一番上にあるという話だけはどこかで見かけていたので、とにかく上にむかってなんとか到着。

駐車場に車をつけてからも、目の前に見える建物を目指して道っぽいのをあがっていったら建物の裏手についた。
目の前には例のバイオマスコージェネレーションシステムかなってのがどーん。見たかったけどさ、夜だし。

初日は光陰の湯。入ったら木の香りがガツンと来て、大量の洗い場がどーん。
湯船がまんなかにドーン。この配置好き、昔ながらの関西式の銭湯みたい。
鹿児島だと市内の銭湯の方の霧島湯とか大黒温泉とか。
洗い場と湯船の間に仕切りがあるのもいい。
VISONで働いてる方のなまりは関西だったしここまで来ると文化圏関西なんだよなって気持ちになる。

進路は翌日明るいうちに再訪したら進入禁止の看板がありましたけど、あれライトアップされていたかなぁ。
みんなたくさん間違えているはず、お店の人と目があっても変な顔されなかったし、他のお客様もそっちから出てきたし、けもの道できてたもの。
テプラはられまくってセブンのコーヒーマシンではないけれども、雰囲気をしっかり考えたらサインはあれぐらいになってしまうんだろうな。

美しい施設だしデザインは洗練されているし、清掃はしっかり行き届いているしいいお風呂。
でもお客さんは少なかった、なんか足りないんだろうか。
私自身もここにわざわざ行くかと言われるとちょっと悩んでしまう。
お湯の質を求める場所ではないし観光視察に併設されたお風呂施設としてはレベルは高い。
施設に入ってきてくれていたお客さんたちは楽しそうだった。
施設側の観光客も温泉施設の近くの駐車場に停めている人も多そうだし、そういう温泉を目的にしていない人をどう取り込むかなんだろうな。
VISONみたいな商業リゾート施設にお風呂施設がついてくる世界線ってすごくありがたいしうまく行って欲しい。

温泉好きとしては、伊勢くんだりまで来たのだから、榊原温泉か猪の倉温泉でも行っちゃうだろう。
吉川美南も本草湯もいったけど発券機とセンサーゲート同じだし、サイン・看板類も一緒だし、デザインの考え方は同じで、かつ使いまわしじゃんとも思わないほど完成度が高い。
ただこれだけ綺麗に標準化されると、片岡温泉はやっぱりお湯がいいから行くんだなと思わされてしまう。
余談ですが、片岡温泉のロッカーにある貼り紙(温泉の湯質から長湯すると良くないですよ)の文言が本草湯でも使われてロッカー内の貼り紙から掲示サインにまで格上げされていたのは流石にちょっとなと思いました。
お湯の質が良いから湯当たりするって文言を流用するのは標準化として行き過ぎ、片岡温泉は長湯で湯当たりすると書かれても納得できる。

日時の関係で夜に光陰の湯、昼間に水鏡の湯になってしまったんだけど、逆も体験してみたいですね。


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