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阪神の歴代監督にはいつも同情する

#7

史上初の全員が平成生まれのチームになるが、
15年ぶりの岡田監督は球界最年長監督になる。
監督候補に今岡、藤川、鳥谷の名前が上がるも
彼らの出番ではない。楽しみは先にとっておき、
65歳の岡田監督で優勝してからでも遅くない。
球団は新鮮な種よりも円熟の実を取った。

虎党は落ち着いた野球と采配で安心したいのだ。
矢野監督と岡田監督の差は経験にある。
矢野監督と金本監督の差も経験である。
矢野監督は二軍監督の経験がAクラスに繋がり、
指導経験がなかった金本監督は最下位に沈んだ。
名選手は必ずしも名監督になれないのではない。
監督の資質の優劣はなく経験値の差だったのだ。

それでも、金本監督は選手を見極める目があり、
無名の大山をドラフトで指名し、4番に育てた。
矢野監督は選手起用に一貫性がなかったが、
超積極的野球をチームに浸透させた。
優勝を狙える成熟したチームに進化させた
7年間の二人の監督の時間はムダではなかった。

共通するのは勝つ術を知らなかったこと。
チームは一本の線になっているので、
そのバトンを今、岡田監督が握っている。
歴代のバトンを繋いでチームの現在地がある。
損な役回りの虎の監督を非難するが同情もする。
ファンとマスコミに叩かれる因果な商売。
「監督は辞任するものではなくクビになるもの」
ドジャースの監督を23年務めた、

ウォルター・オルストンの言葉だ。
歴代の監督に罪はない。
阪神の監督が罪なのだ。    

今週の虎党の呟き😊 

監督にならずオーナーになればクビにはならん。


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