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僕らはどこから来て何処へ行くのか?

今日はインド大使館で開催された「完全版マハーバーラタ」のプレビュー・パフォーマンスを見に行きました。平日昼ということもあり、都合がついたのは翻訳家レイモンドフリコさんだけ。しかし大使館には多くの方々が集いました。写真
https://www.instagram.com/p/CRi0ZbhAp87/

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10年ぶりくらいに再会です。ご出演なさる旧友の今井尋也さんとは学生時代からのお付き合い。写真左の方が今井さん。お隣は演出家の小池博史さん。写真右は川野誠一さん。


前衛ダンスと伝統的な邦楽の組み合わせ…これって今井さんが学生の頃から続けているスタイルだね、規模や場所の格や、共演者のレベルこそ違えど、やってることの本質があの当時と一緒だね、延長上にあるのだね!と懐かしい思い出話しに花が咲きました!

とはいえ、このプレビューや本編はプロの演出家・小池博史さんのアイデアや思いがたっぷり注ぎ込まれたものであり、やはりそこは今井さんの学生時代の作品とは質も規模も明らかに違っています。

「土地に根ざした」同時通訳では granded って単語を使っていた。フレンチみたいに方法論は主催側で、役者はその土地何方の素材を使う。

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リー スイキョン(マレーシア)、小谷野哲郎、パムンカス ダナン(インドネシア)、カンパ ロンナロオン(タイ)、川満香多、プルノモ スルヨ(インドネシア) 、土屋悠太郎、シヌンヌグロホ ヘルマワン(インドネシア)、ムーンムーン シン(インド)、福島梓、ウェウダオ シリスーク(タイ)、今井尋也、川野誠一
演奏: 下町兄弟、今井尋也、Taku Hosokawa と多彩な顔ぶれ。

公演前のスピーチの中で小池博史さんがおっしゃっていた言葉で印象的だったのは「カンボジアではゼロから何かを作ると言うこの試みが特に難しかった。それほどあの政局下において若者の心に与えたダメージが大きかったのだ」と言う話。クリエイティビティの繊細さに限らず、私たちの健全な精神を維持するために必要な環境が当たり前のように世界のどこかでいまだに蹂躙されている現実に、胸を締め付けられる思いでした。

また、今回の出演者は「ゼロからモノを作るのに長け、またお互いに良きコミュケーションを取れ合える心が繋がった仲間たち」だと太鼓判。

私たちをとりまく現代の世界状況。世界を変えてしまった目に見えない病魔・分断と懐疑・格差・多極化する世界...そんな息の詰まる日々の中で、畑の違う人たちが国を超えて一つのものを組み立てていく。この清々しさが伝わってくる生き生きとしたステージでした。これが未来の社会の希望のような気がします。

むずかしくしない。

ヒップホップ・能楽・狂言・沖縄民謡・サウンドエフェクト…ジャッキーチェンのカンフー的な、或いはバーチャファイタ的なアクションボキャブラさえも含まれてシリアス・セクシー・スリラー・ユーモア・活劇などなど…舞台はまるで万華鏡のように目まぐるしい表情を魅せてくれます。

アジアの七ヵ国の言語が飛び交う。

アジアがつなかるとか、… いや、最初から繋がってたんじゃないの?
そんなことを思い出させてくれました。

パフォーマンスが終わった後、美味しいスムージーをいただきながらの歓談タイム。
https://www.facebook.com/media/set/?set=a.321567216337308&type=3

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今回は1時間ばかしのプレビューでしたが、本番は8倍から10倍の規模の場所で長さも前編・後編合わせで6時間!中野です。

絶対見に行きます!

ナタリーの記事
https://natalie.mu/stage/news/437576

マハーバーラタとは?
https://fb.watch/v/2R1sw5mW0/

舞台「完全版マハーバーラタ」インタビュー
https://fb.watch/v/1Oxey_D-k/



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