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ズル、について。

こんばんは。今日はとある方の、インスタの配信を見て個人的に気になったことについて書き留めたい!と思いました。

テーマは「エセ科学」についてです。科学的なアプローチって何だろうな?って考えちゃいました。

僕らの社会にはいろんな尺度があって例えば病気の人がいたとして、癒したり治したりするとき

  ❶「こういった症状にはこういう実験データがあって
    ある確率で効きますっ!」

って知見がある一方で、

  ❷「理由はよくわかんないけど昔っから経験的にみんなが
   これいいね!これ効きそうだね!っていうのがあるから、
   これ使ってみようよ」

ってうのもあり、どちらを主張してもよいし、どちらを選択するのも個人の自由だと思います。

科学的アプローチはそれこそ人類が今の文明社会を築き上げてきた歴史であり、また、東洋の漢方に象徴されるような前述のアプローチではカバーできない心のケアや知見やその重要性も確かに存在することは間違いないと思います。


ただやってはいけないのは、

   ❷を主張する人たちが説得力を得るために 
   ❶の科学的なアプローチの「用語」を乱用して
   使う行為や言動です。

これは意図してなのか、意図してないのかは不明ですが、あまりにも軽々と科学的な言葉を使ってしまう文化。「波動」とか。「次元」とか。

ずるいし、健全な状態ではないですよね。まあ、僕自身、過去を振り返れば、中学時代には宇宙戦艦ヤマトの波動砲とかって結構ワクワクしていたのですけど(笑)

以前お婆さんたちをあつめて「ド・ブロイ」の写真をスライドで見せて、「脳細胞が増えるシール」を販売している集まりにうっかり参加してしまったことがあります。不快になり途中退出しましたが結構こうゆうの最近あるのだと思います。

SNSの発達によって誰もが先生になれてしまう時代。個人個人が持論を展開することになんら不平も不満もありませんが、本当に、「科学的偽装」だけは、物事を論理的にしっかりみつめることを曖昧にして、人々の心を荒らすだけだと思うので、やめてほしいと思いました。

「これは科学的アプローチじゃないけど、使ってみようかな」というのはOK!「これは科学的アプローチだから、使ってみようかな」ももちろんOK。

でも「これは科学的アプローチじゃないけど、科学的アプローチに見せかけて人集めちゃえ!」っていう人は… ちょっと危険なんじゃないかなって思いました。

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