ブックレポートvol.1「新・魔法のコンパス」(著:西野 亮廣)

皆さん、こんばんは。
今日は記念図すべき「ブックレポーター」デビューの日です。

「ブックレポート」と英語にしてみましたが、単なる読書感想文です。
決して書評なんていう高尚なものでも、解説という小難しいものでもありません。読んだ本の感想とかをつらつら書いていこうと思います。

ところで皆さん、読書感想文を書くのは得意ですか?
僕は昔から大の苦手で、毎回あらすじばかり書いていました。
それ以降ずっと避けて通ってきた読書感想文。
でも、よく考えると、というか普通に考えると、いい大人が感想文も書けないって「恥ずかしくないか」と思い至りました。というか反省しています。

このnoteは苦手なことにチャレンジすることが1つのテーマなので、大好きな読書×大嫌いな読書感想文に取り組んでいこうと思います。できないことができるようになるって、世界が広がってとても楽しいですよね!

さて、記念すべき第1回目はキングコング西野の「新・魔法のコンパス」です。タイトルに「新」とついているように「魔法のコンパス」を文庫化するにあたり、全編完全改訂・書下ろしたものです。

 ○『新・魔法のコンパス』(著)西野亮廣
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まずは著者紹介から!

1.著者紹介

著者は言わずと知れたキングコングの西野亮廣さんです。
色んなところでメディアを騒がせているので説明不要な気もしますが、簡単に紹介させていただきます。
以下、Amazonより抜粋、編集したものです。

●西野 亮廣:1980年生まれ。芸人、絵本作家etc.
1999年に梶原雄太と『キングコング』を結成。人気絶頂の2005年、「世界一面白い芸人になる」夢を叶えるため、テレビから軸足を抜いた結果「炎上芸人」などとバッシングを受けるが、絵本やビジネス書執筆など結果を出し続け、熱狂的支持を得る。
著書に絵本『えんとつ町のプペル』、ビジネス書『新世界』などがある。全作品がベストセラーになり累計部数は100万部を突破。オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』は国内最大で2019年4月現在、会員数2万3000人超。

恥ずかしながら僕はよく知りませんでした。もちろん、名前は知っていたのですが、正直「炎上しているなー」くらいの認識しかありませんでした。

とあるきっかけで、オンラインサロン(有料メルマガみたいな感じ)をやっていると聞き、「へー1,000円ならちょっと覗いてみようかな」と思い、西野さんが何を目指し、どんなことをやっているのか知りました。
実際に入ってみると、ガチンコでエンタメをアップデートする活動をやっていてスゴイです!僕の全く知らない世界でした。
この本もそのオンラインサロンで知って、物は試し!と買ってみました。

余談ですが、オンラインサロンに入ったのも、キラキラした世界を覗いてみようと思ったのも、それが苦手だったからです(笑)
コミュ障で引っ込み思案な僕には絶対に似合わない世界だと思ったので、「これは入るべきだ!」と直観的に感じました。まだ何の活動もできていませんが、毎日刺激をもらっています。

ということで次は本の紹介です。


2.本の内容紹介

僕個人の解釈を交えながら、本の内容を紹介していきます。

まずは本の概要です。
以下、Amazonの商品説明より抜粋、編集したものです。

昨日の常識が今日、非常識になる。そんな時代の思考法と生き方

いいかい?
僕たち人間は“知らないものを嫌う性質”を持っている。

キミが未来を知らないかぎり、
キミは未来を嫌い続け、
キミは未来を迎えることができない。

「なんか、よく分からないけど、怪しい」と蓋をしてしまったモノの中に、未来が眠っている。
「知ること」から逃げちゃダメだ。

キミが持たなきゃいけないのは学校で貰ったコンパスじゃない。
どれだけ地図が描き変えられようとも、キミの行き先を指してくれる『魔法のコンパス』だ。

今からプレゼントするよ。

本書は著者が実際に試して、(失敗も含めて、)獲得した知見をまとめたものです。実体験に基づいた内容なので説得力があります。
何よりも西野さんがどのように世界を観ているのかがよく分かります。
(後述しますが、西野さんのSo What力は本当にすごいと思います。)

本書の構成は「お金」「広告」「ファン」の3部構成になっています。
ビジネスする(=生きる)うえで欠かせない3つの要素を丁寧に分かりやすく説明しています。

○お 金 = どうやって専門性を磨いて、稼ぐ力(希少性)を高めていくか
○広 告 = どうやってお客さん(ファン候補)を集めるか
○ファン = どうやってお客さんをモチベートし、ファンになってもらうか

最後の「ファン」について少し補足です。
ネットビジネスが躍進が凄まじいですが、その本質はTTP(徹底的にパクる)が可能なことです。良いサービスは徹底的に研究され、パクられる。
つまり、機能軸での差別化が難しいということを意味します。

では、何で差別化をするか。

「誰がそのサービスを提供しているか」(=ブランド力)ではないか、というのが西野さんの見解です。本書ではその重要性を「人検索」時代の始まりと表現しています。

「人検索」時代においては、消費者が応援したいと思えるサービスかどうかが全てです。どうしたら消費者は応援したいと思ってくれるのでしょうか、そして、ファンになってくれるのでしょうか。

著者はワンピースを具体例に挙げながら、『物語(ストーリー)』を売ることの重要性を説いています。小説やドラマ、映画などエンタメ分野においては、結末ではなく、それに至るまでのストーリーが大事だというのはとても実感値のある話です。

この話は「モノ売り」から「コト売り」への文脈でよく語られるので、「そんなことは言われなくても分かっている!」と言われるかもしれません。
でも、実際にできている会社や個人はどのくらいあるのでしょうか。

「分かる」と「できる」の差が最も出る領域だと思います。
ブランド化に悩んでいる人は参考にしてみてはいかがでしょうか。
(僕自身がまーーーったくできていないのでやってみようと思います)

さて、いよいよブックレポート(読書感想文)です!


3.ブックレポート

感想は「ここがスゴイ!」と「ここに改善余地アリ」に分けて書こうと思います。最後に「おすすめ度」「どんな人におすすめか」で〆ます。

○ここがスゴイ!
一番最初に出てくる感想が"圧倒的に"読みやすいです!
内容も素晴らしいのですが、それ以上に読みやすさに驚愕しました。
読みやすい本は色々ありますが、本書の読みやすさは”圧倒的”です。

なぜ、"圧倒的に"読みやすいか、考えてみました。理由は3つあります。

①分かりやすい言葉遣い
文書を書くうえで、大前提かもしれませんが、とても分かりやすい言葉遣いで書かれています。話し言葉で書かれているので、スラスラと内容が入ってきます。
専門性のように重厚さが求められるものには不向きかもしれませんが、本書の対象年齢は「小学生高学年以上」ですので、分かりやすいことが最重要ファクターです。
難しいことを難しく説明することは誰にでもできるかもしれませんが、難しいことを分かりやすい言葉や表現で説明することは相当難しいものです。

②構造化された文章
個人的に一番すごいと思ったところです。
ピラミッドストラクチャーが見えるくらい構造化されています。
自分の思考力が上がったのかと錯覚するくらい、分かりやすい論理展開です。ビジネス文書のお手本になりそうな分かりやすさです。

特に優れているのが、事例の出し方です。
抽象的な主張だけだと分かったような分からないような感じになりがちです。説得力を持たせるためには、いかに「あーなるほどね」という具体的な事例が欠かせませんが、これが意外と難しい。。

常に「Why so(それはなぜか)」「So what(だから何なのか)」を意識していないとできないものです。
多分、西野さんは、世の中の事象(具体的な出来事)に対して、常に「要するにこれは○○だな」とタグ付けしているんだと思います。自身が経験したことを振り返って、より大きな文脈のなかで「これはこういうこと」と解釈し直しているからこそできる説得力があります。

 ◆ピラミッドストラクチャーについて知りたい方はこちら
  https://globis.jp/article/2223

③明確なストーリー展開
「②構造化された文章」と若干被るんですが、ストーリー展開が明確です。

本書の目的は「VUCA時代において『具体的にどう行動すべきか』を示し、実際に行動してもらう」ことにあります。

時に笑わせ、時に事例を出し、時に励ますことで、「行動してみよう」と思わせるようデザインされています。これがすごくうまい!
実際に本を読んで、もっと知りたくなってオンラインサロンに入る人も増えるのではないでしょうか笑
(彼から見ると、本書はオンラインサロンに入ってほしいという目的を達成するための”ノベルティ”(宣伝装置)になりますね)

このストーリー展開(導線設計)がとても上手いのです。
ビジネスパーソンはパクった方が良いと思います笑

○ここに改善余地アリ
改善点というか、半分いちゃもんのようなツッコミどころは2点あります。
2つとも著者自身に関する話です。

①どことなく胡散臭い
これは誰かの成功物語であったり、書籍を"ノベルティ"(宣伝装置)化している限りは避けては通れない問題だと思います。

「あー宗教だよね」とか
「上手いこと言って騙そうとしていないか」とか
「サービスを使わせる(この場合はオンラインサロンに加入してもらう)ための宣伝なのではないか」
というツッコミが入るかもしれません。

前者2つに関しては、内容紹介にも書いたように“知らないものを嫌う性質”によるものと思います。僕から言えることは『実際に飛び込んで知ってみてはどうでしょうか、月額1,000円なので』です。
(決して回し者ではありません笑)

後者に関しては『役に立つなら広告でも宣伝でも良くない?』というスタンスです。広告=「悪者」「邪魔者」という風潮がありますが、「嘘つきだから」「役に立たないから」ダメなのであって、役に立つなら全然OKだと思います。
無料お試し版もあるので、価値があるかどうかは是非読んでみてご判断ください!

②「お前だからできた」問題
「①どことなく胡散臭い」はついて回る話なので、個人的にはどうでもいいのですが、この問題は大きいように感じます。

「たまたまではないか」とか
「一般人にはできないよ、それ」とか
「生存者バイアスではないか」とか
というツッコミは十分に成立しそうです。

これに関しては、、、僕には分かりません!すみません!
実際「(今の僕には)できないな」と思う内容も多々ありました。

ですが、「できない」=「価値がない」とは思いません。
全ての人に完璧にフィットするのは難しいので、自分なりにカスタマイズして「どう実現したらいいか」と考える方が健全かなと。
今のところ、僕はこう思っています。

おすすめ度&こんな人におすすめ
【おすすめ度】
 ★★★★☆ 是非読んでほしい!
【こんな人におすすめ】
 ・若者!若いビジネスパーソン!
   何事も早いうちに知るに越したことはないと思います
 ・なんとなくキングコング西野が嫌いな人
   まずは知ってから本当に嫌いかどうか判断されてみては?

 ◆おすすめ度の基準(5段階評価)
  ・★★★★★ 絶対に読むべし!!
  ・★★★★☆ 是非読んでほしい!
  ・★★★☆☆ お時間があれば読んでみてください
  ・★★☆☆☆ あまりおすすめできない、、
  ・★☆☆☆☆ これはちょっと。。。。

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Hiroaki Kanekoです。スキありがとうございます!
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Hiroaki Kaneko

元地方公務員、現在いわゆるニート(仕事募集中)。 JAPAN MENSA会員、グロービス経営大学院でMBA取得。 めんどくさがり屋で筆不精。 「人は変われるのか」「何者かになれるのか」をテーマに活動中。

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