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マラソンのこと

英語では a bucket listと言うそうですが、死ぬ前にやっておきたいことや達成したいことを書き出したリストのことです。
私もあって、その中でも一番難しいだろうなと思っていたのがフルマラソンでした。
というのも、30代の後半にダイエットも兼ねて夜に走ったことがあるのですが、3キロあたりから膝が痛くなって
これはとてもじゃないけど長い距離は無理だな、と思っていたんです。
それが、中国に赴任していた時に会社が北京マラソンに協賛していることを知り、だったらハーフマラソンにチャレンジしてみようかな
と思いつきました。
当時は思ったようなフィットネスジムも無く、仕方ないから公寓内にあるトレッドミルやベンチプレスをたまに使っていたのですが
9kmを約1時間で走るのを2、3回練習したかな、と記憶しています。
そんな程度で初参加したハーフマラソンはめちゃくちゃ地獄で、これは絶対フルなんて無理!と思いました。
スタートしてからはゆっくり走ってたつもりが10km地点で1時間を切っていて、「え?これ2時間切れるんじゃない?」と思ったのですが
15,6km地点からどんどんきつくなっていって、最後の2,3kmは本当にノロノロ。しかも膝や靭帯も限界でなんとかゴールした時は2時間26分くらいだった
と記憶しています。
それが2011年の話。で、12年秋に帰任したのですが、その後フィットネスジムに復帰し、ジムがやっていたホノルルマラソンツアーのポスターを目にします。
https://www.konami.com/sportsclub/travel/tour/2018honolulumarathon/story.html
「もし、フルマラソンに挑戦するんだったら、ホノルルでこのツアーがいいなぁ」
漠然と思うのでした。
そして2014年の元旦、毎年3つの目標を立てるのですが、ふと、あのツアーに挑戦しよう!と思い立ちます。
その頃、たまに夜走る時にナイキのアプリを見つけて使っていました。
音楽も聞きながら、1km毎にペースも教えてくれるし、記録もできて、いろいろなバッジがもらえて
機能の中にコーチモードが追加されました。その中に初めてのマラソン挑戦、というものを見つけ、
これやってみようかな。と
ちょうど半年前くらいからスタートしたと思います。7月だったかな。確かコースも半年のプログラムだったと思います。
【本当のコーチのよう】
コーチモードでは最初は1.5kmや軽いものから始まり、週5だったと思いますが
続けやすいと思いました。
途中で足を痛めた時は2週間くらい休むこともありましたが
記録も残りますし、バッジももらえたり、終了時の励ましやSNSと連動して声援が来るなど
いろんなモチベーション施策があり、挫折しませんでした。
また、大きかったのは、練習した成果はタイムや感覚で確実に反映されることです。
まさに練習は裏切らない。という経験になりました。
足を痛めた時にはネットで調べてどうやれば早く治るか、またテーピングのYouTube動画も見て予防方法なども勉強しました。
キネシオテープというのを知り、これは後々のスポーツでも本当に役に立っています。
https://www.pipjapan.co.jp/products/sport/
更に両ひざはサポーターを着けています。私がいろいろテストした中では
バンテリンのサポーターが一番でした。
https://hc.kowa.co.jp/vantelin/supporter/product/knee.html
後、自分は寒いのが絶対に無理なので、それもあって東京マラソンとか絶対に無理、というのもありました。
ホノルルだったら、そういう点でも絶対に言い訳不要だなと
でも、夏前から初めて9月中旬を過ぎたあたりから寒くなります。そこで強力な武器となったのはUNDER ARMORのコールドギアでした。
冬にはコールドギアの上下に短パン、半袖のシャツ。更に袖はもう一枚アームカバーを着けて
https://www.cw-x.jp/news/news201806/cw-x-for-yoga.html
キャップ、グローブ、ピステ着用で体が温まって来たら
一つずつ脱いで体に巻いたり、ポケットに入れたりしていきました。
自分でも信じられませんが、月トータルの走行距離は7月に50km、8月に100km、9月に177km、10月に239km、11月に288km
と増えていきました。これはアプリのおかげです。
あり得ないと思っていましたが、雨の日もカッパを着て走りました。
11月の仕上げは35kmを土曜日に行い、そこからは本番まで軽くというメニューでした。この時点で完走は大丈夫かな、という自信がつきました。
ツアーでホノルルに乗り込みましたが、仲間も出来て本当によかったです。
インストラクターの人も一緒に盛り上げてくださり、決起大会では4時間内の目標で手をあげちゃったのですが、
本番はあいにくの雨。でも、逆に暑くならないとポジティブに切り替え、なんと無事3時間50分で完走できたのでした。
自分自身がこの経験でランナーになるかというと、やはりきつかったのと、自分の性格をよく知っているので
これで最後としました。3時間30分はイメージできますが、それ以上は想像できないし、違うことにチャレンジしようと思います。
現にマラソントレーニング中はサッカーをやめてました。5月には肉離れも経験しましたし、両立は無理だと思いました。
ホノルルマラソンでの出来事、サッカーのことはまた別の機会に書きたいと思います。

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