ウゴウゴルーガ、ポンキッキーズ、「バーチャルさんはみている」。

久しぶりに「アニメを見ながら感極まって大泣きする」、という経験をしました。
「涼宮ハルヒの消失」以来じゃなかろうか。

私が「バーチャルさんはみている」を目撃し、視界がぼやけていく中で痛切に感じたのは、「ウゴウゴルーガ」が出現した時の頭を鈍器で殴られたような衝撃と、「ひらけ!ポンキッキ」が「ポンキッキーズ」になって、今でも大好きなMC BOSE(スチャダラパー)とピエール瀧(電気グルーヴ)が登場した時に感じた熱狂でした。

バーチャルYouTuberという存在を、弱小ではありますが「メディア」、いわば報じる側として2年近くに渡って接してきた自分にとって、あの番組は「ウゴウゴルーガ」や「ポンキッキーズ」以上にエモーショナルに映ったのです。
登場する演者の情報が全て頭の中へパンパンに叩きこまれている状態で、大きなブラウン管テレビの前で正座するかのような心境の中、一人勝手にドキドキしながら見守ったジョジ民でめぐるーまーでディナーな私には、もはや「泣く」という選択肢しか残されていませんでした。

もしかしたら、この感覚は特に若い人にとって共有しにくいものかもしれないですね。または、これは一般向けではなくファン向け、内輪向けだとか、あるいは、これを「アニメ」と言えるのかどうか、とか。

でもね。

私にはそういった視点は極々些末なことでしかありませんでした。だって、どちゃくそエモかったんですもの。
何がどうとか関係なく、「ただひたすらエモかった」。誤解を恐れずに書けば、感想としてはこの一言で必要十分です。
内輪ウケは「メタい」と紙一重、ラストパートが台本なしの完全アドリブだった(しかも実際は20分以上もしゃべりっぱなし)という時点で、私にとってはもうアニメかどうかなんて観点はどうでも良いのですよ。

わんわん泣いた。久しぶりだったなー。
この時代に生まれて、ホントに良かった。そう思います。


このことは、さすがに自分が担当するメディア( https://vron.jp/ )に書けません。恥ずかしいもの。
でも、書かずにいられませんでした。そんなこともあって、せっかくですからnoteを立ち上げた次第です。

ここで何かを書く時は、たぶん自分が原稿と格闘している時になるでしょう。こんなこと書いてないで、早く今日取材した記事に集中せねば。
でも、その集中が途切れたら。

どうぞ、こちらでも何卒よろしくお願いします。