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シドニーの自然体おじさん

2016年秋ごろ、シドニーの住宅街の中にある家をAirbnbで借りて泊まった。
この住宅街の真ん中にある家で、家主さんはハチを飼っていた。

Airbnbにもいくつかの借り方があるが、このときは家の人も普段の生活しながら共同スペースを使わせてもらい、寝室として空いた部屋を借りるパターン。このパターンなら家主さんとも頻繁に交流できる。話を伺うと、家主さんはマヌカハニー(抗菌作用の強いハチミツ)を作る会社を経営しているそうだ。

このように家の裏側がけっこう広い庭になっていて、そこでハチを飼っていた。これはたぶんペットみたいなもので、会社のハチは別の場所にいる模様。借りた寝室からみると、窓のすぐ前にハチの巣箱がある。
窓には網戸がないため、夜にカーテンを閉めずに窓を開けていると、ハチは部屋の明るさで昼だと思って活動しちゃうそうだ。部屋にも入ってくるから気をつけてね、とのこと。ハチかわいい。(でも実際夜に入ってきちゃったときは、羽音もでかくて結構怖かった)

ぼくが滞在した一週間はほぼ毎日天気がよく、家主さんはこの裏庭に置いてある大きな木のテーブルでパソコンを開いて仕事をしていた。
朝起きたらゆで卵とコーヒーを持って、上半身裸でゆったりメールを書いたり電話をしたり。また上半身裸で植物に水をやり、上半身裸でハチの世話までやっていた。ワイルド。

おおらかで人当たりもよい家主さんは、その上半身裸率の高さもあってか、とても自然体で生活しているように感じられ、なんだかとてもうらやましかった。

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