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逆・徒弟制度

A.先輩主体のものに、自分がアシストでつく
B.自分主体のものに、先輩にアシストでついてもらう

AよりBの方が100倍くらい成長率あがると思うのだが
あんましBを実装してる組織はないような気がする

Bはスペースシャトルのイメージ。
バカでかい燃料とブースターロケット(=先輩)がいれば宇宙に行ける。

宇宙に行きまくってタフになったら、
今度は後輩のブースターロケットになってあげればいい。


言い換えてみると、

A.全体を俯瞰してる先輩からバシバシ部分の指示出されても、
俯瞰で見えてない下っ端はよくわかんない

B.全体を俯瞰できる先輩から都度、的確なアドバイスをもらえれば、
俯瞰で見きれず部分に熱中熱狂しながらも全体を完遂できる


やっぱりBの方がいい気がする

個人的な体験で言うと、

A.何も知らんまんま、助監督をやった
→全然わからんから全然役に立てなかった

B.何も知らんまんま、自分で監督することになったとき、
経験豊富な演出の先輩についてもらった
→めっちゃめちゃ勉強になった

こういうことがありまして。

つまり「徒弟制度って逆の方がいいんじゃね?」ということ。


しかし、個人職人でこれをやるのはリスキーすぎる。
手間暇かけてバックレられたら。生活が危ない。

だからこの「逆・徒弟制度」をできるとしたら、
やっぱりある程度体力のある"組織"かもな、という。

で、自然とこういう「逆・徒弟制度」みたいになってる組織には、
ヤングも集まってる、集まるんではないかと。

課題は、「正・徒弟制度」で育った人たちが
いまさら「逆・徒弟制度」をやれんのかっていう部分。


学校も会社もたぶん、基本は「正・徒弟制度」だ。

自分でやってみるよりまず経験豊富な人に教わったり、
経験豊富な人の手伝いをしたりしながら、学ぶ。

しかしひとつだけ、
「逆・徒弟制度」が実装されている場所があった。


自動車教習所(特に路上教習)だ。

「正・徒弟制度」でいえば、ハンドルを握るのは教官。
しかし教官の運転を助手席で見ながら覚えろ、と言われても、無理な話。

路上教習はいい感じに「逆・徒弟制度」だ。

ハンドルは自分で握る。とにかく自分で運転するのだが、
助手席には経験豊富な教官が座って、教えてくれる。

ヤバイときにはブレーキを踏んでくれる。

みんなそうやって運転できるようになっている。
で、道路には車が溢れている(事故も起こるけど)。

自分で運転するのを見せるのもいいけど、
運転席に座らせちゃった方が、ドライバーは育つんでねーの?



と、言いつつ。

僕は危険運転者なので実際の運転はしませんが、
仕事や映像制作では、自分でハンドル握れないといじけるタイプです。

助手席には向いてなさそうです。
地図間違えるし、寝ます。

さぁ、次はどんな運転席に座ろうか。

幸いブースターロケットには恵まれてるので、
引き続き宇宙を目指してみます。

また映画つくりたいですなぁ。夢の途中です。