TOEICとコスパ2

TOEIC:LRのコスパと英会話

Before:今回も着地地点がどこになんだか分からないまま書いてみる。

After:やっぱり分からないままだった。まあ良いや。

TOEIC:LRの悪コスパ(英会話上達の為、また英会話学習の前段階としての位置付けの場合)

独学であれ先生についたとしても未経験初心者が750点まで持っていくまでの時間、労力、ストレス(これほんとに侮れない)はかなりのもので、全くの初心者の場合(除・受験勉強相当頑張った組)、独学だとコンスタントに取り組んでも恐らく2年位はかかってしまうんじゃないかと。もっとかな。自分的にはTOEIC:Speaking&Writing(以下SW)の方が普通のTOEIC、要はTOEIC:Listening&Reading(以下LR)よりも遥かに実用的だし、日常、旅行、ビジネス英会話どれにしても何せ費用対効果が良い。もちろん深い所までの会話、議論とまではいかないけれども、「受け答え」としての能力を考えるのであれば、とっかかりとしては充分かなと。もちろんLRがぜーんぶ無駄って言っているわけではないっすからね。あれはあれでとてもインプット強化としては良いと思います。ただ今回は「コミュニケーションとしての実践的な英語」を目指した時には、LRはどうなのよ?っていう意味ですので。

あーなるほど、TOEICの協会はこういう風に進んでいって欲しいのか

TOEICの公式ページを見ると、スピーキング140、150点(200点満点)を持った人がそれぞれどうやって話すのかってのが分かるビデオがあります。

以前自分の生徒さんから「ヒロ先生こんなページありますよ〜。スコアと会話能力の関係ってこんな感じですか?」って上のリンクを見せられて質問されたんです。こんなのがあるのずっと知りませんでした。場所も結構分かんないところにあるし。でも、実際自分はこの二人のビデオ内の英語そのものよりも、二人共に結構なLR高得点者(890と950)だと言うことが自分の注意を引いたんです。

二人共東京外語大の学生だそうで。自分のコーチング英語のクライアントの方も外語大だったそうで、入学早々に受けたLR(TOEIC用勉強全く無し)で890だったとか。英語学科ではなかったのに。すげーな東京外語。自分みたいに音大受験生だった身分からすると高校でそれだけのインプットやっちゃうのって異世界。

いやいや、本題に戻ると、自分はそのスピーキング140と150の方がLRをかなりの高得点を取っているのをプロフィールに明記してあるのをイヤラシイ目線で見るに、協会的には「君たち、LRで800後半取ってからSWに行ってくれたまえ。」なのかね。さっきも言いましたけど、外語大的秀才はまあアレでしょうけど(ってか、秀才達は高校の時に相当苦労したからその今があるのは当然。まあみんな何処かで苦労してるって事)、平均的英語力の人のプロセスを鑑みると、協会の暗黙の指針通りに行くと何年やらせんだよゴルァ、てな訳で。しかもSWテストみたいにスピーキングテストで高得点だからって、それはそのテストの質問の答えが協会が設けた採点基準をどれだけ満足させたかだけの話であって、本来のその人間の発話能力を表したものではない、と言うこと。小学校から高校、大学まで散々僕らがやってきた合計何万というテストが、質問者が求めてきた答えを答えたかどうかだけのことで、その人間が頭が良いかどうかを判断しているものではないのと一緒です。あんなので一人間の頭脳を計れると思い込んでいる人間の愚。ましてや会話表現において正解不正解なんてそもそも無いんですから。

じゃあ、どうすりゃ良いのさ。

いやね、最初から会話をやれば良いんですよ。それが一番の近道ですぜ。中には潜在意識に「まだ英会話をやる資格がない」みたいに思っている人もいます。よく英会話スクールの営業で、「発話が上達しないのは文法ができていないから、ボキャブラリーがないからですよ。TOEICコースに入れば、その辺はカバーできますし、リスニングも上がります!うちにはこんなTOEICコースがあります。」みたいな事を言われて会話をやりたかったのにいつの間にかTOEIC教に入信して会話は700取ってからみたいに思い込んでしまう。あんなの、「○曜日のTOEICコース(LR)の受講生が少ないから、その曜日を希望した方にはそっち誘導しましょう。」なんて。

恐ろしや。洗脳 everywhere。

自分は完全に独りで教えていて、マンツーマンレッスンでおまんま食べてるから、そもそもこの「事前に作ってあるクラスに頭数をとにかく入れたい問題」そのものが起きない。でもだからと言って英会話スクールが諸悪の権化と言っているのではなく、こんな事英会話だけじゃなくてレストラン業界だって「この食材今日処分しなきゃならぬ。客に勧めてくれ。」なんてあるでしょ?はっきり言ってどの業界でも似た事やってるでしょうね。だから、みんながみんなにやっている。だからまあ文句言えないね。

英会話の前にあれとこれとそれをせねば

さっきも言いましたけど、「まだ英会話をやる資格がない」って心のどっかで思っている人が本当に多い。子供が言語を学ぶ時にはそんなこと一切考えないのにどう言うわけか大人はそうはいかない。夢もそう。本当にやりたいコアの部分を後回しにしてその本当の夢の脇にあるものをちょこちょこっと。会話をやりたかったら自分の興味に合わせた会話を通して語彙や文法を学んでください。その方が自分が必要なものが分かります。あなたの興味に関わる、人生に関わる会話を深いところまで導いてくれる先生、あなたを考えさせる事を言ってくれる、質問してくれる先生を是非見つけて下さい。言わずもがな英語コミュニケーション能力は実際のコミュニケーションから生まれる。その人に伝えたいから頑張る。分かってもらいたいから頑張る。その人を理解したいから頑張るんです。残念ながら、料理本読みまくっても料理上手くならないし、ゴルフ雑誌読んで実際のゴルフが上手くなるんだったらバブル期のおっさんみんなプロになってる。

「ボキャブラリーがないから、単語が出てこないから話せない」と誰かに言われたのか、もしくはどこかに書いてあったのか、手当たり次第的にTOEIC単語2000やってもあなたが本当に必要とする単語はそのうちのいくつだろう。それで結局使わないものはやっぱり忘れていく。ちなみに高校の時頑張った単語を全部忘れてしまったのは、その後のあなたの人生に必要なかったからです。それだけです。あれは間接的に、「大学受験=人生にとって必要と思っていた」からあれだけできた。あの時必要だったけどその後大学入ったから必要なくなったってのがほとんどの人の潜在意識で行われていたプロセスというか解釈。だからその時の目的は達成したので悔やむ必要はなし。ましてや10代の多感な時にあんな尋常じゃない量の、興味なんてほとんどない勉強を押し付けられてればそりゃトラウマにならない訳が無い。英語をはじめとした受験勉強内容がストレスの象徴になるから、用が済めば身体はそれを排除するよね。だから何度も言う様だけど、悔やむ必要なし。

本題に戻ると、じゃあどうやって言語を学ぶのが自然なのか、もしくは一番なのか。それは自分を表現(アウトプット)しながら必要な表現を知り、提案されたものを習得する(インプット)。そしてその増えたインプットでもうちょっとアウトプットを頑張ってみる。その繰り返しが一番効率が良い。それを通して学ばせてくれる先生を是非探してください。なお言えばその会話内で出てきた単語や文法をトラッキングしてくれる人が最高です。点数の様に習熟度は見えないですが、それでも会話やりたいんだけどどうしたらいいか分かんないからとりあえずTOEIC:LRやるよりはかなり良いです。

余談:上のリンクの二人の英語をとやかく言うのは野暮だけど

上のリンクのビデオ両方見ました?どう思いましたか?

「140の人は間違ってばかり。150の人の英語はより流暢であの人の様に話したい。」と思った人は多いはず。

ストアカ経由でとある方が受講されました。その方には150点の方がネイティブ並みの能力と聞こえる様で、140点の方と150点の方の差がとても大きいとおっしゃってました。もしもあなたの頭の中に内容そのものではなく、「〇〇の発音良いな」とか、「〇〇は間違ってばかりだな」「〇〇の方が格好いいな」「〇〇はちょっとダサいな」ばかりで内容そのものに集中していなかったのであれば、言語習得のあなたの目的を考えるいい機会かもしれません。

ぱっと聞き確かに流暢さの差はありますが、本質的には140も150の方も僕の中では一緒です。確かにスムーズさだけ挙げたら150に軍配が上がります。でも最終的に私の頭の中に残る内容は一緒です。言いたい事は両方とも言えてますよね。伝わってますよね。コミュニケーション取れてますよね。それで良いじゃないですか。体裁ばかりに気にしてしまっていると本質が見えなくなります。格好良く見られたいが為に英語を話せる様になりたいのではないですよね?人から羨ましがられたくて英語を話したいんではないですよね?あの二人はとても頑張ってらっしゃると思います。間違っても仕方ないと泥臭くなりながらも一生懸命話そうとしています。ああいう人はアウトプットを怖がらないからどんどん上達して行くんだと思います。

私も内容は何であったとしても独学で頑張っている人は本当に応援しているんです。自分も独学好きなので。でもどんなジャンルの英会話でも、コミュニケーションという体をなし、相手がある事が前提の場合、残念ながら相手が必須です。だって英語を話している未来の自分像を想像してみて下さい。その場面に誰かしら相手がいるでしょ?これが結論です。料理で例えたら、料理作って写真だけ撮って食べない様なもんです。料理は最悪自分で美味い不味いのフィードバックが可能ですが、コミュニケーションは自分で判断することが残念だけど不可能。体裁ばかり気にしてフランス料理みたいな見た目だけど味はレトルトみたいな内容の英会話ではなく、見た目茶色ばっかだけど食ったら美味い!みたいなのをとりあえず目指していきませんか?それを理解してくれる先生に出会える事を願っております。

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

3

IndigoElk.com

英語と人の感情に触れ過ぎた一匹オオカミ型英語講師。ストアカでも発音、シャドーイング、TOEIC:SWなど教えてます。 ・TOEIC:話&書 満点400点 ・米国NLP協会ライフ・マインドフルネスコーチ ・全米催眠療法士協会マスターセラピスト(年齢・過去生退行)
コメントを投稿するには、 ログイン または 会員登録 をする必要があります。