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意識とは何か

今回のニュースピックスの中で川上量生氏は、人間の意識の元は、パソコンで言えば単純回路コードを書き換える、即ち実際に敵に火を向けて逃げられるのであれば、一つクッションを入れて火の方向に向かわざるを得ない状況にコードを書き換える事こそ意識だ。と言っていたが、ここで一つ私が言いたいのは、「人間の体全体を含めた意識とはそんなうまい棒位の価値しか無いと思ってんの?」である。そもそも川上氏は「人間とAIの決定的かつ100パーセント埋まることの無い差」を理解していない。それでは教えて差し上げますと、あなた寝ている時、即ち無意識の状態は同じ体、つまり意識している時の中で起きている同じ体で起きている現象ではないのですか?という事。ここではっきり申し上げますが、「コンピュータは無意識を100パーセント作り出せない」という事。何故か?コンピュータは当然「生物」では無いから、これこそが重要で、「生物」は刻一刻考えられない早さでコードを書き変える事が出来るが、コンピュータは早いとは言え、スピードが決まっしまっている。しかも単純に電源を抜けば落ちてしまう。しかもこれまで語った事は未だ「体の内のたった1ピースの部位さえも話していない」のだ。そしてその「無意識」がどれ程凄い事なのか?といえば、人間は無意識状態で意識している状態と同じ体で居続け、この宇宙ほどの可能性数コードを書き出し続ける事が出来るという事。「無意識状態」でも当然人間の体は動的平衡状態であり、刻一刻と次の意識の準備を意識とは関係の無い無意識の中に持つ。つまりはコンピュータだと人間の「意識状態のたったの無限分の1」しかアイデアが出せないにもかかわらず、更には無意識状態も欠乏しているので、「そもそも話になっていない」のである。ここで言う「アイデア」とはいい悪いではなく、とりあえず思った何らかのアクションの事である。結論川上量生氏は所詮「人間」というものを、人類がここまで進化し、ある程度までは解ることが出来るのに、それまでもが未だ理解出来ていないと言えよう。

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