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やってみなはれ!

この言葉の裏には
「責任は全部俺がとってやる」が隠れている。

サラっと帰ってきた一言に、
キリリと引き締まる思い。

私はそう受け止めますね。

こんにちは、サラリーマンOBの谷です。

動きが取れなくなる

動けない人が多くなるその原因?要因?足枷?

上司の姿勢が非常に大切だと思っています。

リスクを恐れて立ち尽くす部下、
これほど悲しいシーンはありませんね。

本人の意思とは裏腹な潜在意識がそうさせるのか?

動けない思考

私が現役時代の一コマを紹介します。

カストマーエンジニアという
保守サービス部門に所属していたのですが
あるお客様から訪問要請が入りました。

電話で状況を確認し、対応準備に
取り掛かるはずがなかなか出発しません。

どうやら要請内容が
難解トラブルではないかと懸念を抱いている様子。

障害データを見て
周りのメンバーと話し合っています。

話の内容は
「もし〇〇ならこのパーツを用意しないと・・・」
「状況からネットワークの障害も疑われるな」
「再起動で治るかも?」
・・・

そんな推測話に終始している始末。

失敗したくない

なぜ、なかなか腰をあげないのか?
出発しないのか?

私にはその理由が痛いほどわかります。

自分では難解で対応が無理じゃないか?
誰か代わりに訪問して欲しい。
誰かと一緒に対応したい。

いきたくないモード炸裂です。

正体(原因)が見えない対応に不安があり
保身に思考が傾いているのです。

私は我慢できずに思わず言ってしまいました。

「ウダウダ言わんと、とっと行かんかい!」
「お客さんとこ、行かな分からんやろ!」
「行かんと何も始まらんわ!」

この一喝で渋々出発しました。

ただ、その出発前に
「自分で直すのが無理やと思ったら
すぐ俺に電話してこい」と一言。

幾分顔色が戻ったので「大丈夫やろ」・・・と私。

動いた結果はどうであれ、何かを生み出す


エンジニアが修復を終えて帰ってきた時の報告は
「思っていた原因とまったく違いましたが
すぐ修復できる内容でちょっとホッとしました。
やっぱり行ってみないとわからないです。」

なんでもそうですが
初めての経験や不安な時に腰が引けちゃうのもわかります。

新機種の障害対応だったり
未知、未経験の障害対応だったり・・・

そんな時の長時間作業で
お客様からクレームが怖い」のもわかります。

でもエンンジニアとして
飯食ってる以上避けられないこと。

腕が悪いエンジニアではこの先大変です。

腕を上げるには経験が必要で積極的に
動かないと差がつくばかり、物言わぬ機械は
エンジニアの力量に正直に反応します。

腕が悪いと完全に治せず、短期故障
リピート障害で社内評価だけでなく
お客様からの評価も下がります。


そんな背景もあり
「失敗したくない」が大きくなる。

そんな思考をもったエンジニアが
集まったチーム、グループは運営崩壊に突き進む。

現場のエンジニアの後ろ盾をはっきり
明確に示してあげないと止まらないでしょう。

上司は砦でなければならない

上司は常に

「心配するな」
「責任は俺がとってやる」

この気概で取り組む姿勢を見せてください。

やってみなはれ!

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