指揮者の追補

審判が競技をコントロールし
選手たちと密にコミュニケーションをとりながら
進める競技としては、サッカーよりもラグビーの方が
より密な共演と言えるかもしれない。

ラグビーはあらゆる場面でケガがつきもので、
レフリーが選手たちにどうして欲しいかをきっちり伝えている
その行為がどれだけ重要なことなのか、
共演メンバーたちは充分に理解している。

レフリーは指示をするというより、「お願い」をしているように見え、
選手たちはキャプテンを中心に潔く聞き入れメンバーに周知する。
サッカーでは、判定を不満に思うアクションが散見されるし、
自分もたくさんしていたことと思うけれど、ラグビーにおいてはそれがない。
防具をほぼ装備せずに80分間戦えばけが人だらけになりそうな競技の
紳士的な共演はサッカーよりもオーケストラという表現に近い。

そんなことを、大学選手権の準決勝、決勝を視聴し、
考えを追補したいと思いました。

1/8　高校サッカー準決勝
1/9　大学ラグビー選手権決勝
1/10　高校サッカー決勝
連日の国立競技場イベント。
グランドキーパーの皆様はきっと必死な思いをして
選手たちのために頑張っておられることと思います。
ココに敬意と感謝を伝えたいです！