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UXリサーチチームを立ち上げた話

ユーザーインタビューやユーザビリティテストなどリサーチを専任に行うUXリサーチチームを社内で立ち上げました。

何故立ち上げたか?

それまで社内では次のような課題を抱えていました。

- 解析などで定量的な調査はできているが定性的な調査が殆どできていない
- 企画から下りてきた要件でそのまま開発しリリースしたものの思った以上にユーザーに使われなかった
- ユーザーリサーチを行なったこともあるが、リサーチの経験が浅いため十分な結果を得られなかった。また、専任のチームではないためその時の知見や経験が蓄積されていない

短期的な目標を優先してサービス全体のUXが損なわれたり、力を入れて開発した機能が思うように振る舞わなかったりといったことがありました。

これらの課題を解決するために、理想を言えばUXデザインまでを一貫して行えるチームを立ち上げたかったのですが、現状の社内の人員などを考慮し、まずは小さく始めてみようということで、リサーチのみを行う「UXリサーチチーム」を立ち上げました。

立ち上げまでの経緯

まずは、そのチームの存在価値を伝えることから始めました。価値を伝えることに関しては、上記で述べたような課題があること、UXリサーチチームが立ち上がることでそれをどう解決しどのような結果が得られるのか、をまとめ、経営陣に伝えました。
私の作った資料が穴だらけだったことも有り、何度かツッコミをいただきましたが、それを通じてチームの役割がより明確にされました。

並行して誰をメンバーに入れるか、も考えました。社内のメンバーは既に日々の業務を抱えてます。完全に誰かの手が丸っと空くことはないので、何かしらの業務と兼任することになります。その上でリサーチと関連が強そう、興味を持ちそうなメンバーを選びました。
メンバーは
・プロダクトオーナー
・デザイナー
・マーケター
になりました。

前述の通り兼任なので業務の進捗は早くはないですが、持続可能なチームであるために、今は必要最小限の労力を割いてます。

UXリサーチチームの主な業務

ユーザーインタビュー、ユーザビリティテストなどの定性的なユーザーリサーチが主な業務となります。

また、チームのリサーチスキル向上のため、書籍やセミナーで得たことを共有したり、ワークショップも行ってます。

新しい施策や施策の検証を行う時に当然のようにユーザーリサーチを行う文化を根付かせるために、社内への啓蒙活動も今後行っていく予定です。


このような経緯を経て現在UXリサーチチームの活動を継続してます。
私自身もほぼ未経験者なので、書籍やネットの記事で学んで、どのように進めるか試行錯誤しながらチャレンジしています。

現在までに行ったのはユーザビリティ調査と、仮説検証のためのユーザーインタビューです。これらは最近リリースされたプロジェクトの計画に含まれてたものなのですが、UXリサーチチームがその部分を担うことにしました。

まだまだ学びながら進んでいる状態なので、ぜひ情報交換などしてくださる方がいたら気軽に声をかけてください。

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