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脳内書き出しノート②

おはこん失礼。ひろいです。
今日は写真に出したオリジナルのTutta式『繋ぎ』から
書いておきたいことを それは繋がり について。

僕は縫製業をしていて、そこの閉塞感や客先あいてに頼りすぎている工場の状態を変えたくて自社でオリジナルブランドを立ち上げました
それが【01u10】(ゼロ・イチ・ユー・イチ・ゼロ)

説明はこちらに。

そのブランドの代表作でTutta式『繋ぎ』を作ったのですが、そこに込めた思い。

『繋がり・繋ぐ・繋げる』

これを意識しています。
服っていうのは元々は身を守るものであったり、その人の立場や階級・仕事を表すものだったり、と実用的な必需品です。
いまは温度の調節は空調機があるし、職業での制服は別として(それすらも減ってますけど)かなり自由に楽しめる嗜好品の要素が強いと思うのです。
ゆえに高級なものもあれば安いものもあって、例年衣類のゴミの量が問題になるくらい・溢れるほど生産されてる。
※昔は生地ってのは高級品だったので、過去の人がみたらびっくりですよ

そんな飽和な時代なので、実際工場でうちも対応しているブランドさんも売れ行きに苦労されているし。欲しいものが明確にわかりづらくなってると思う。ありすぎるから。

なら僕はなんで服を作りたいのか。
コンセプトは上記にリンク貼ってるので端折りますが
服ってのは魔法 だと思っているからです。

例えば着用することで
・気分がかわる
・背筋が伸びる
・なにか具体的に行動したくなる(おでかけとか)
etc.....

こういう力が絶対ある。作り手の心を感じる服ってのはそういう力が強いんです。これは何千何万の数を量産されたものには感じない。不思議と。

この力を人をモノを想いを繋げるために使えるんじゃない?

って思ったんですよね。
自分が作った商品を発信する。誰かの目に止まる。その人が着て嬉しい報告を聞く。その話を聞いた人がまた僕の商品を手に取る。
『喜びの連鎖』

ほかにもモデルさんや一般の方が、うちの服を着て下さりカメラマンさんがそれを撮影する。モデルさんにも表現したいものがあって、カメラマンさんにも伝えたい想いがあって、それを僕の服を通して表現してくれる。
一人では届かないかも知れない範囲でも三人なら少し遠くまで届けられる。
『想いの拡散』

親から子へ、服が引き継がれる。世代を超えて服を通して会話なんかがうまれる。「これ親からもらったんだけどさ」「そのブランド同じの持ってるわ。昔はこんな素材使ってたんだこのブランド。デザインが昔からほぼ変わってないんだね」「おやじ、くれたこの服、結構評判いいわ」こんな会話だと最高。
『世代を超えるモノ』

きっとほかにも沢山ある。
一人の力では届く範囲や、できる範囲が物理的にも金銭的にも当然狭い。
けど全力を注いでる『ひとり』が繋がっていけば
大きな流れや渦はきっと生まれるし、少なくとも目に触れる機会は多少は増やせる。
今の時代は情報は、以前と比べたら比べ物にならないくらい
発信しやすく費用もかからない。その分溢れすぎてる。ものと一緒だと思う。かといって一人ひとりがバカみたいにお金使えるような人間なんか殆どいない。みんな生きることに精一杯でもある。

そういうモノや思想が溢れかえってる世界で、小さくても変化を起こしていけるもの
それは『繋ぎ・繋がる・繋がり』だと思ってる。
そのきっかけを僕が、僕の服が少しでも作れるのなら、これ以上に嬉しいことはない。

だからこそ作るものが安くないと言われても、拘るべきはこだわり続けるし、変えるべきところは変更をかけてもいく。流されるのではなくて取り込むんだと思って。

こんなことを考えてる縫製業の人で01u10というブランドの人間です。ひろいってやつは。
繋がってくれてる人に感謝を、これから繋がる人に期待を、繋げていくことに責任を、繋がりに価値を。
その思いを常に服に込めていきます。

知ってくださった方、何卒よろしくお願いいたします。


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