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Setting and Maintaining Boundaries(境界線の設定と維持)の所感

境界線の設定と維持

ICFのLearning Portalで提供されているプログラムを毎週視聴していくチャレンジ、コツコツCCEを継続中。今週は、「境界線の設定と維持」を選択。

自分と他者との境界線を引くのって、まあまあ難易度が高いのではないだろうか。関係性が親しければ親しいほど、近ければ近いほど。
仕事上でも「しがらみ」なんていうものがあるし、恋愛関係や親子関係においては特に境界線を設定して維持することが難しいように感じる。

しばしば恋愛アドバイスで耳にする「自分一人でも幸せな状態になった上で、好きな人と一緒にいると関係性が長く続く」とは端的に境界線の設定と維持の重要性を表す生活場面の一例だなと思うし、「境界線の設定と維持」という言葉のイメージからアドラー心理学の「課題の分離」にも通じるところがありそうな気もする。

コーチングに話を戻すと、自主性と個人的な境界線を認識し尊重した上でコーチングを行うことが重要なのだと講師は説く。

偏見なのかも知れないけれど、欧米人は日本人に比べて、そういった線引きがよく教育されているように思える。自分の意見を主張することに慣れていない奥手な日本人やいわゆる他者の気持ちに敏感な繊細さんのなかには、境界線を引くことにを「他人行儀」又は「失礼なのではないか」と捉え、嫌われるかも知れないと躊躇してしまう人もいそう。しかし、実のところ、境界線を持つことは「愛し愛されることができる距離」をお互いが定義することだというので、意義深い。

そんな難しいことを言わずとも、そもそも「時間を守ってね」とか「守秘義務を守ってね」というのも境界線を設定することに当てはまる。そういった約束事を共有してお互いが尊重していくのって、人間関係を構築するうえで大切だって経験値から学んでいることだし、考えてみれば当たり前のこと。

ただ、多くの日本人は「阿吽(あうん)の呼吸」とか「忖度(そんたく)」といった「言葉にしない美学」を重んじる文化に重きを置き、「言わなくてもわかるだろう」という全体の空気感を持ちやすく、自分個人の認識としてどこが境界なのかということを考える訓練をしてきていないような気がした。

これを機に自身の境界について意識してみるのもいいかも知れない。
講師のアリー・ヘンドリーさんも「個人が自分の目標と価値観を明確にしてこそ、望む未来が手に入れられる」って、きっとそんなことを言っていたような気がするし。

1.5CCE追加。合計6/30CCE!

とっても分かりやすく「境界線の設定と維持」について書かれているnoteを発見したので、以下にリンクを追加。




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