見出し画像

夢ややりたい事がなかった20代

21歳くらいの時、当時好きだった人から「夢がない人はキツイなぁ」と言われた事があった。

繊細だった僕は、当然のごとく深く落ち込み、やっぱり夢がないとダメだ。
夢がない自分はダメだなあと傷ついてしまった。

その後の、結局32歳くらいまで、やりたいことなんてなかった。
もちろん趣味として、登山へ行ったり、自転車に乗ったり、写真を撮ったり、日常を楽しむことはすれど、それを抱えて将来どうこうするような、「夢」というのを持ち合わせていなかった。

31歳くらいの時、会社の面談で「ビジョンがないな」と部長に言われて、ようやく将来について考えてみたものだ。

その時やりたいと思ったのが「喫茶店」であった。

例えば奥さんや子供ができた時に、長く一緒に居れる仕事が「喫茶店」と思い描いたのだ。
アニメ「タッチ」に出てくるような喫茶店。

木目のカウンターでコップを磨きながら、学校へ登校する子供を見送る自分。
そんな妄想、良いなぁと思ったのである。

その後、優先順位的に世界放浪の旅へ出たのだが、それも33歳の時の話。

それまでは、やりたい事なんてなかった。ない自分が嫌になりながらも、やりたい事が見つからなかったのだ。

30代を超えてから、たくさんやりたい事が増えてきた。
例えばカメラの仕事を海外でやりたい、とか。
山を買って家を建てたい、とか。

20代の頃に焦ったり、落ち込んだりした自分に言いたい。
そのままでいい、と。
もがいて、模索して、いろんな事に挑戦して、また方向性を変えて、
生きていけばいい。

それが一番、ヒロタケンジらしいのだから。

そのまま、悶々とがんばれ20代のヒロタケンジ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?