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【F1おかえり組専用】昔のF1との変更点を4つにまとめて解説!

最近全然F1を見ていなかったけど、久しぶりに日本人も戻ってきたらしいし、見てみようかな?
でも昔と今と全然ルールが違うな。。。。どこから調べればいいのやら。。。
そんな途方にくれているあなたにこのnoteは準備しました!

この記事を書こうと思ったきっかけは、筆者自身もF1おかえり組だからです。
(おかえり組という単語は勝手に筆者が作りました。)

F1を見始めてから、レギュレーションの変更点などを一つ一つ調べていくのが大変だったので、久しぶりにF1を見ようと思った方に、これだけ知っておけば大丈夫という要点を4つにまとめてみました。

想定としては、2010年ごろからF1を見ていない方が読みやすいかと思います。

でも、セナプロ時代や佐藤琢磨選手や小林可夢偉選手が活躍していたとき以来見ていないなーっというファンの方でもわかるように書いています。

これさえ読めば2021年シーズンのF1を楽しめるので、是非最後までご覧ください♪

1:コンストラクターズの勢力図の変化

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私がF1を見ていた2006年から2009年は下記のチームがチャンピオン争いをしていました。

・フェラーリ
・ルノー
・マクラーレン
・ブラウンGP(メルセデスがどうやら戻ってくるらしい)

そして、レッドブルがこれから伸びてきそうだなっという状態だったかと思います。

しかし、2014年に大幅なレギュレーションの変更があってから、

「メルセデスの一強体制」

が2020年シーズンまで続いています。
特に2013年にシューマッハと入れ替わる形でマクラーレンから移籍してきた「ルイス・ハミルトン」とタッグを組んでからは、6度のワールドチャンピオン/コンストラクターズチャンピオンを獲得しています。(2016年に唯一ニコ・ロズベルグに敗れました。)
そして昨年、二度と抜かれることはないだろうと言われていた、シューマッハのワールドチャンピオン7回(マクラーレンで1回、メルセデスで6回)という記録に並びました。

2021年シーズンは、ルイス・ハミルトンがシューマッハの記録を抜くのか、注目が集まるシーズンとなっています。

2:パワーユニット(PU)の導入

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みなさんがF1を見ていたときのF1では、動力はエンジンでしたよね。(当たり前ですが)
しかし、2014年からは大きなレギュレーション変更があって、エンジンと回生システムが合体したハイブリットシステムである、パワーユニット(以後PU)が導入されることになりました。

パワーユニットの導入は、昨今のエコ化の流れに合わせた変更です。
以前はホンダなどはエンジンサプライヤーと言われていましたが、現在はパワーユニットサプライヤーと呼ばれるようになっています。

エンジンの排気量も以前と比べると少なくなり、プリウスなどのハイブリットカーでも導入されている回生システムが導入されて、現代F1はハイブリットカー同士の戦いとなっています。

ちなみに、パワーユニットは、下記のコンポーネントによって構成されています。

・内燃エンジン(ICE)
・ターボチャージャー
・運動エネルギー回生システム(MGU-K)
・熱エネルギー回生システム(MGU-H)
・バッテリー(ES)
・コントロール・エレクトロニクス(CE)

詳細な解説動画はこちらがオススメです!


大きな変更点として、下記のルールを押さえておけば大丈夫です。

1:スタート時の燃料搭載量110kg
2:ERS(MGU-K、MGU-H)の導入
3:レース中の給油禁止
4:1シーズンあたりのエンジン使用基数:3基

エンジンの使用できる数も3基しかないので、信頼性が非常に重要になっています。
そんなサプライヤーの一つとして、2015年シーズンから「ホンダ」が参戦しています。

往年のファンはセナプロの時と同じ「マクラーレン・ホンダ」の名前が復活したということで大盛り上がりだったわけですが、2017年までの3シーズンでのパートナーシップは表彰台0回という散々な結果となってしまいました。。涙

ちなみに日本GPでアロンソがあまりのホンダのPUのパワーのなさに放った一言が有名な「GP2エンジン」だったわけです。
(2:00ぐらいから問題発言ありw)

マクラーレンとの関係を解消した2018年シーズンからは、トロ・ロッソ(現アルファタウリ)にPUを供給することになり、そこで着実に実績を積み上げていきました。

そして2019年からは「レッドブル」へのPU供給が始まることになります。
(レッドブルとルノーの関係悪化の様子はNetflixで見てもらえると!)

パートナーシップを開始した初年度の2019年オーストリアGPでは、マックスフェルスタッペンがホンダ復帰後の初優勝を達成!
2020年にもシルバーストーンとアブダビで2勝を挙げ、着実にメルセデスPUに迫るパワーを手に入れていきました。
そんなアゲアゲ調子のホンダPUだったのですが、残念ながら2021年シーズンでの撤退を発表。。

実は今年はホンダのラストイヤーとなっているのです。

そんなホンダのラストイヤーの今年はPUの大幅な刷新を行い、メルセデスと同等かそれ以上のパワーがあると言われています。
今年最後にレッドブルと一緒にチャンピオンになれるのか注目です!

3:ポイント制度

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以前は8位まで入賞でしたが、現在は10位までポイントが付与されるようになりました!

角田選手も開幕戦のバーレーンで9位となり日本人初のデビューレースでの初ポイントを獲得出来たのはそういう背景があったりします。

ちなみに現行のレギュレーションでは、下記のようにポイントが与えられます。

・1位:25P
・2位:18P
・3位:15P
・4位:12P
・5位:10P
・6位:8P
・7位:6P
・8位:4P
・9位:2P
・10位:1P

昔は1位と2位の差があまりなかったので、2位狙いでレースをしているドライバーもいましたよね。。
今では7Pの大きな差があるのでワールドチャンピオンを狙う全てのドライバーが優勝目指して熱いバトルを繰り広げています。

4:ピレリタイヤの一社独占供給

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現在のF1タイヤはピレリタイヤの一社独占供給状態になっています。
昔はブリジストンとミシュランのタイヤ戦争などもレースの醍醐味の一つでした。
しかし、一社独占になったことで、

・どのタイミングでピットに入るのか
・タイヤはどのように使うのか
・どれだけタイヤを持たせることが出来るのか

それぞれのチームがどのようなレースストラテジーを組んでくるのか、非常に見どころとなっています。

ちなみに、タイヤのコンパウンドは晴れ用のタイヤが5種類、雨用が3種類となっています。

この5種類の中から、ピレリ側がサーキットの特性を考慮して3種類を選ばれます。
それぞれのレースに投入される3種類のタイヤはコンパウンドが硬い順から

ハード、ミディアム、ソフト

と呼びます。

今年のタイヤは下記のリンク先から確認できますよ!

ピレリ、2021年シーズンの各F1グランプリに持ち込むタイヤコンパウンドを一挙発表

まとめ

いかがでしたか?
以前見ていた時と比べて、だいぶレギュレーションの変更などがあったのではないでしょうか?
もっと別の変更点もあるんじゃないかという意見もあるかと思いますが、独断と偏見で4つにまとめています。
(もし、これ追加した方がいいんじゃないのというご意見あればウェルカムです!)

2021年シーズンは、ホンダのラストイヤーであり、日本人F1ドライバーの角田裕毅選手のデビューイヤーでもあります。

最後のこの一年、レッドブルホンダはメルセデスを超える戦闘力の高いマシンを開発できており、これから熱いバトルを繰り広げることが期待されています。

ホンダはラストイヤーを有終の美を飾ることが出来るのか!?

そして角田裕毅がどこまで熱いバトルを繰り広げてくれるのか!?

本当に要注目の一年となりそうです。

P.S.
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参考サイト:
https://formula1-data.com/article/f1-commentary-the-electrification-of-formul
https://jp.motorsport.com/f1/news/mclaren-needed-to-ditch-honda-to-find-own-faults-says-brawn/4682168/a-1
https://motorsports-regulations.com/f1_regulations/f1_point_system

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