見出し画像

ひきこもり100万の可能性!?

ひきこもりにかかわる事件が最近重なって起きている。

引きこもりは若者だけでなく、40代~50代の人も多く60万人とも80万人とも聞く。

NHKのひきこもりクライシスを見たが、面倒を見てくれる親がいなくなり、生活が困窮し、100万人ともいえるひきこもり予備軍は世間のお荷物とみられてしまうようだ。

そういえばおなじNHKで「AIに聞いてみた どうすんのよ!?ニッポン」という番組が二年前の2017年7月22日にあったことを覚えている人はいるだろうか?

日本の統計データをパターン認識で視覚化し、その相関性を分析して将来に対して提言するというものだ。

しかし、それが「あまりに冷たすぎる」、「事実性に誤認がある」とTwitterで散々だったが、その後、独身男性に対して「子ども部屋おじさん」という蔑称ともいえるワードが生まれるようになり、またさらに昨今の引きこもりクライシスが拍車をかけて、世の中はAIよりもいっそう彼らに冷たい視線を浴びせるようになってしまった。

細かい分析はしないが、ここ数年でのわが国の生活水準の困窮化なども引きこもりやパラサイトシングル事件の一因であることも間違いない。

せっかくの人生を無為に費やし悔いを残さないようにしたいが、彼らなりにそれなりの事情があるのだろう。あの事件以降、全国の「子ども部屋おじさん」たちは、AIの予言通りに自分たちのせいで国が亡びるんじゃないかと不安になった人もいたに違いない。

僕はこの事件がニュースになる前だったが、独身で40代に差し掛かる友人と飲みに行ったことがあった。

結婚の話題になっていたので僕はそいつに

「家に学習机はあるのか?」と冗談交じりに振ったところ

「あるよ、使いやすいし、捨てるのめんどくさいからな」と笑いながら答えてくれたことを覚えている。

学習机は30年以上たっても壊れない丈夫なものだが、机としては小さすぎるため、処分に困って今は本棚兼物置として放置されているらしい。

彼はニュースになるようなひきこもりではない。しかし、休日遊び歩くようなタイプではなく、自他共に認める「子ども部屋おじさん」である。

もっとも結婚するつもりはなく、実家で株の配当で暮らしているくらいなので収入もそこそこあり、将来も心配していないという。

40代独身男といっても、テレビに出ているような見るからに枯れかかった感じ、というばかりではないらしい。

さて、話をひきこもりに戻すと、最近は社会復帰を目指すという風潮から在宅ワークなどで自立させようという向きに代わっていると聞く。

100万人のひきこもりやパラサイトシングルを介護職につかせろという宙に浮いた議論自体、非現実的だということに気がついたのだろう。

パソコン一つで億万長者も夢ではない時代だ。もし指先一つで親の収入を超えることができれば相当自信がつくのではないか。時間のあるひきこもりは、昔に比べてそれだけ可能性もあるのではないのだろうか。

ここはひとつ、己の可能性を信じてみては?


読んでいただいてありがとうございます。 感想と一緒にRTやシェアをしていただいたらうれしいです。