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徒然、読書映画感想集

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【ちょこっとつまみ食い】アイデアのつくり方

【ちょこっとつまみ食い】アイデアのつくり方

 アイディアって、仕事がら必要な方や、自分を1ランク上げるために必要だったりしますが、学校では教えてくれない!

 ということで、Googleで検索するとほぼ全員がお勧めするこの本を今回は読んでみました。

端的にいうとどんな本?・企画(特に広告)に関する名著。誰もが推薦書にあげる

・本文は100ページないさくっと読める本

・アイディアの創発には5つのステップがある。その5つのステップを意図し

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【ちょこっとつまみ食い】プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける

【ちょこっとつまみ食い】プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける

今回は@ryuzeeさん翻訳のこの本!

偉そうに書評ができる立場でもないので、印象に残った文を引用しつつ、感じたことをつらつらと書いていこうと思います。

印象に残ったこと プロダクトマネージャーはテクノロジーとビジネスのあいだにて、ビジネスを維持して成長させながら、顧客のニーズをプロダクトに変換するという役割を担っている

・プロダクトマネージャーという役割を端的に表現した一節。これは今後引用

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あなたが今、「島耕作」を読むべき理由

あなたが今、「島耕作」を読むべき理由

今日の王様のブランチで「このマンガがすごい!2020」の特集がやっていました。

 個人的には毎年このランキングが楽しみなんですよね。

***

 そもそも、マンガってどれくらい大人に読まれているのでしょうか。

ちょっと上の年代の方だと

「マンガは子供が読むもの」

「大人が読むのは恥ずかしい」

 なんて言われ方もしていたり・・・していなかったり・・・。

ただ、私が思うにマンガと多くのビ

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パタンランゲージと向き合う年

パタンランゲージと向き合う年

 2020年。早くも1/4が過ぎようとしています。

先が見えない暗いニュースが世の中を包んでいるのですが、自分を取り巻くミクロな世界に目を向けてみると、2020年の自分に何が起こるのか徐々に輪郭が浮かび上がってきました。

 その中で間違いなくテーマの一つになりそうなのが「パタンランゲージ」。その出会いは去年の夏でした。

この感想をきっかけにアレクザンダー氏を知る数少ない人。中埜先生と出会い、

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"居心地"とは何か。昭和~平成~令和の歴史の動きによって変わった第3の場所

"居心地"とは何か。昭和~平成~令和の歴史の動きによって変わった第3の場所

 こんな本を読みました。

「コルクラボ」という、コルク佐渡島さんの主宰するコミュニティーの本。

昨今、リモートワークなどで今まで別物として分離されることが多かった「自宅」と「職場」という二つが融合され、その現実を受け入れられる人。受け入れられない人。様々です。

 これらが一般では"第1の場所"、"第2の場所"と呼ばれる中で、コミュニティーやサークルは"第3の場所"として注目されています。

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相手を「好きだ」と思いながら行うユーザーインタビューは質が違うのでは?

相手を「好きだ」と思いながら行うユーザーインタビューは質が違うのでは?

今日もレビューです。最近インプットを加速していることもあり、読み終わった本が積読ならぬ、積みレビュー状態でなかなか自分の考えをアウトプットできていませんが、言葉の新陳代謝をもう少しあげられるように努めようと思います。

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今回のお題目はこちら

前回に引き続き、今後のUXリサーチに向けてメキメキと知識をつけています。

 ※ ちなみに前回の記事がこちら

今回手に取ったこの書籍はすごくリア

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森 一樹さんの新著をフライング解説!

森 一樹さんの新著をフライング解説!

 どうも、はちです。

 先日、森一樹(@viva_tweet_x)さんから新著の「チームビルディング超実践ガイド」を先行でいただきました!

 今日はそのおすすめポイントをご紹介します!

(ちなみにまだ発売前なので、こちらで情報をゲットしてください!)

まず、この書籍を読んで一番に感じたのはただの手法紹介ではないということ。

 たくさんの技法がひたすら詰まっている書籍は知識として得ることが

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アジャイル開発に慣れてきても「高速でゴミを生み出していないか?」

アジャイル開発に慣れてきても「高速でゴミを生み出していないか?」

「高速でゴミを生み出していないか?」

そんなことを思う日々を過ごしています。元々はJeff Patton氏のCSPOを受けてから、良いプロダクトを作るために開発のあり方をつく詰めるだけでなく、いわゆるディスカバリーチームを構築してプロダクトディスカバリーを行う。「作るべくして作る」ことに意識が向いていきました。

 正し、典型的な日本組織では「営業と開発」という縦割りとも取れる役割で分解されてお

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良い開発チーム / 悪い開発チーム 〜「INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント」より

良い開発チーム / 悪い開発チーム 〜「INSPIRED 熱狂させる製品を生み出すプロダクトマネジメント」より

今回はこの本の書評です。

 この本は昨年のプロダクトマネージャーカンファレンスで出会った本でちゃっかり著者マーティさんのサインもゲットしました。

 この本は第2版ということで、第1版から大幅にバージョンアップをしたようで全5章から成り立ってます。

 感想としては350ページ超とボリュームが多いものの、サクサクと読めるものでした。おそらく対象としては初心者プロダクトマネージャのためというよりは

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「他者と働く」を読みました。

「他者と働く」を読みました。

先日、こちらを読み終えました。

 この本は埼玉大学 経済経営大学院の准教授、宇田川 元一さんの著。

よくある組織論や経済書で言われているような"きれいごと"ではなく、「とはいえ、うちではうまくいかないよ・・・」の元とされるあらゆることを"当たり前のこと"とおいて論理的に紐解いています。

 忖度、対立、抑圧、権力差、年齢差などなど。

きれいごとではうまくいかない数々の組織のリアルに一冊丸ごと

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「正しいものを正しくつくる」を読みました。

「正しいものを正しくつくる」を読みました。

 Agile界隈にお世話になって約2年が経ちました。

 この間にいろんなイベントでお話を聞いたり、飲み会というなの学びの場で界隈の猛者たちの情熱を肴に杯を交わしたり、また自らも思いの丈を聞いていただいたり、それに対してフィードバックをいただいたり。

 今やすっかり皆さんの仲間に入れていただいたと勝手に思っています。

 そんな今の自分を形成する第3の場所へ足を踏み入れることができたのは市谷さん

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「岩田さん」を読んで”好きこそものの上手なれ”に向き合う

「岩田さん」を読んで”好きこそものの上手なれ”に向き合う

今日は僕の周りでリスペクトの声が多いこの本の感想です。

 「岩田さん」とは2015年に惜しまれつつ、若くして亡くなった元任天堂の社長 岩田聡さんです。

 この本は糸井重里さんのプロジェクト「ほぼ日刊イトイ新聞(以下、ほぼ日)」での対談記事を集めて言葉を紡いだ書籍です。

 私はこの本に出合ったのは前述のとおり、のーどみさんや川口さんをはじめとする多くの方の絶賛の声と感想記事でした。

 そして

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「アジャイルな見積りと計画づくり」を読み直してみた。

「アジャイルな見積りと計画づくり」を読み直してみた。

 久々にこの本を読み直してみました。

 改めて読むと圧倒的な理論が押し寄せてきて納得感と忘れてしまっていた自分が情けなくなってくるくらいでした。

 そもそもこの本をあらためて引っ張り出してきたのには2つの理由があります。

 1つはこの夏に初めて角谷信太郎さんのお話を生で聴けたこと。

 この本の翻訳者として、また数々の講演、私も大変お世話になった市谷さんの師であること。前々から一度お話しして

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「あたりまえを疑え。~自己実現できる働き方のヒント~」を読みました。

「あたりまえを疑え。~自己実現できる働き方のヒント~」を読みました。

今回は澤円さんの「あたりまえを疑え。~自己実現できる働き方のヒント~」の感想です。

この本のは

常識に縛られたら、思考は停止する

という序文から始まる通り、あたりまえになってしまっているが故に考えることを自然と放棄してしまっていることに触れながら、「本当はこうであるべきではないか?」という問題提起をしてくれる書籍です。

なぜこの本を手に取ったのか この本を手に取ったのは7月のこと。新人が配

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