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無名に情報量がないのとスタイルを確立したいのでアカウント名を変えました

こちらタリンは最高気温も一桁となり、乾いた秋空と紅葉とのコントラストが美しい季節となってまいりました。こちらの紅葉は写真のように黄色が主体でこれはこれでおとぎ話のような世界でかわいらしいのですが、やっぱり"紅"葉とあるように燃えるようなレッドがないとどこか物足りなさも感じています。

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さて、題名の通りアカウント名を「Hiroki Kaminaga」から「エストニアからの手紙」に変えました。無名である私の名前を見たところでタイムラインの羅列の中から見つけてもらうのは難しいだろうという打算もあるのですが、それよりも自分の統一的なスタイルを確立したかったからです。

最近は中田敦彦のYou Tube大学にハマっていまして。特に夏目漱石の「こころ」、三島由紀夫の「仮面の告白」、芥川龍之介の「鼻」、宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」、そして、上の太宰治の「人間失格」の回など、文学編が特に秀逸で面白いのです。

ぼくは文学はほとんど読まず、もっぱらノンフィクションや科学というジャンルしか日ごろは読まないのですが、上の8:37辺りにある、

文学は「問題提起」
経済・科学は「問題解決」

というあっちゃんの指摘にえらく感銘を受け、「まさに、その通りだ!」と反省しました。経済や科学は面白いのですが、文学が与えてくれる「苦しみやすごみ」っといった心で味わうものがないんですね。それこそ「人間失格」なんて読む前も読んでいる最中も、読み終わった後でさえずっと「苦しい」が続くのですが、だからこそ一生消えないような「何か(たぶん問題提起)」を植え付けてくれ、現代社会、特に「人間」に対して、新たな見方を与えてくれたりします。

そこで、時折ですが、ぼくもnoteに綴りを記している以上は、何かインスタントなものよりも、味わいがずっと続くようなものを残したいと思ってしまうわけであります。しかしながら、文学を綴るほどの想像力も文章力も洞察力もないので困るところなのですが、ふと、「手紙」という形態はちょうど中間に位置するのではないかと思ったわけです。(何の中間かということは深く考えないでください。「こころ」の第三部みたいな感じです)

ということで、勝手に送り付けているようで心苦しいけど、よかったら受け取ってください。「日々是告白」を目指していきたいと思います。

神長広樹

コーヒーをご馳走してください! ありがとうございます!