ダウト:「理系には答えがあり、文系には答えがない」

持病の「広く言われているけど、実は違うんじゃね?病」が発症したので暇つぶし感覚で付き合ってください。

まず最初に、言葉の定義から言うなれば「理系にも文系にも答えは確実にあります」。それは、日本語の「答え」が「何かを聞かれたときの返事(回答)」や「問題に対する個人の解(解答)」と複数の意味を有するため(いわゆる"Answer")です。

つまり、「"あなたの考えは?"に対する返事」が「答え」になるかと思います。

とはいえ、それではタイトルに対する「答え」がつまらないので、ここでは「答え」を「解答」の意味に限定し、「解」として捉えなおしたいと思います。

"""
ダウト対象を「理系には答えがあり、文系には答えがない」→「理系には解があり、文系には解がない」に変更。
"""

「解」とは何か?

ここで辞書の定義を確認する行為はまったく色気がないので、例題を基に「解とは何か」を探っていきたいと思います。例題はずばり、広き範疇の理系を代表して「1+1=2」を取り上げます。

1+1の解は2である

ごく一部のスーパーサイヤ人を除けば、上記に異論を唱える者はいないであろう。「1+1の解は2である」。これはほぼ間違いない(場合によっては、例えば0という解もありうるが、やめて♡)。では、なぜか?それは、「その周辺で必要なものを厳密に定義して、それらに則り、論理的に考えれば、そのように帰結されるから」である。

1+1=2を証明してみたい

が、ものすごく大変なので("0とは何か"、"自然数とは何か"、"足し算とはなにか"等(=周辺)を厳密に定義しなければならない。ぼくもよくわかっていない)、それらを99.9%無視して、イメージだけ語ってみる。

0より大きい整数を小さい方から順に1,2,3...と並べる。これらの数を使った足し算とは、その結果が足される双方の数よりも大きい整数になるものとする。1,2,3...の数列においては"直線的"であり、重複も、分裂・分断も、循環もないものとする。今、1は最小の数である。よって「"最小の数+最小の数"は、最小の数の次の数字」となる。これにより「1+1=2」である。

結局、なぜ1+1=2なの?

パズルの小さな真実(ピース)をひとつひとつ検証し、それらを論理的に組み合わせた結果、それが解なんだ!!!(コナン君風)


画像は公式サイトより

そのピースが理系なら定理とか実験とか、文系なら事実や法というだけで、論理的な思考はどちらの領域でも必要であり、そうして帰結したものが解である以上、理系とか文系で分けるのはまったくナンセンスであろう。

大事なことは真実(正解)はひとつでも、解(誤答とは違う)は複数あること。そして、我々人類に真実はわからないことを理解することであろう。

だからこそ、私たちには常に謙虚である姿勢と真実を追求する誠実さが求められており、平たく言えばコナン君最高ということであるのだ。

コーヒーをご馳走してください! ありがとうございます!