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一時帰国後に感じた制裁の影響(ロシア生活4年目突入)

ご無沙汰しております。むかいです。

7月8日〜8月20日の体感ではとっても長かった一時帰国を終え、8月22日にウラン・ウデに戻ってまいりました。
もうこちらに戻ってから1ヶ月が経ちます。流石に1ヶ月半いなかったくらいでは街に大きな変化はありません。寒くなったくらいですね。

あの2022年2月24日からは1年半以上が経ちました。今日は現状での制裁やこちらの政策の影響(庶民目線・自分目線)を書ける範囲でまとめていきます。


物価

物価は2022年8月よりは上昇しているものの、2023年7月と比べるとあまり変化はなく、落ち着いてきているように感じます。野菜の価格は昨年の今ごろよりも一部高騰しているように感じますが、これは制裁の影響というより、7月〜8月に断続的に起きた洪水の影響が大きいかもしれません。8月の日本から戻ってきた直後はかなり質の悪い野菜も店頭に並んでいましたが、最近はマシになり、値段も下がり始めました。

電化製品&ハイテク製品

先日家電量販店を覗いてみたのですが、あまり変化はありません。確かにロシア製、中国製の比率が増えてはいますが、アメリカや韓国、ドイツなどの西側諸国の製品もまだまだ売られています。

スマートフォンやパソコンも、品不足という感じには今のところはなっていません。見かけ上ですので本当のところは…(分かりません)

ちなみに私は一時帰国直前の6月末にこちらでスマホを買い替えました。中国のXiaomiのスマホですが、日本でも問題なく使用できました。

インフラ関係

ウラン・ウデでは5月〜8月にかけて市内の給湯配管の大規模な修繕工事を行っており、一時帰国から戻ってきた時は、まだ一部地域でお湯が出ない状況でした。結局工事は約一ヶ月遅れで9月初旬に終了。

停電して信号が消えた横断歩道

一方で電気設備のメンテナンスが一時帰国中にあり、市内では計画停電が行われていました。ただ、一時帰国から戻って今日までの間に、2回も緊急の停電に巻き込まれています…。2018年〜2020年の赴任時は、その全期間の間に停電に巻き込まれた数が3回程度だったので、明らかに頻度が増えている気がします。今年は年明けに大規模な停電もありましたし…。これは不安要素ですね。

大学

9月20日を過ぎてすっかり秋模様に

大学の業務についてはこれまでとほぼ変わりありません。日本語専攻にも昨年よりも多い人数が入学し、韓国語専攻は定員オーバーで他専攻への一部学生の移動まで行われました。日本も韓国もロシアの非友好国ですが、学生の専攻の選択には全くとはもちろん言えませんが、そこまで大きな影響を及ぼしているわけではなさそうです。

銀行のカード

自身の銀行のキャッシュカード兼デビットカードは、2018年に初めてウラン・ウデに赴任したときに作ったものであり、2023年9月末で有効期限が切れるはずでした。念のため銀行に確認に行ったところ、2025年9月までは有効と言われ、実際に銀行アプリにも2025年9月までの有効期限が反映されていました。制裁の開始以降、ロシアではカード等に使うICチップが不足していると言われています。相変わらず銀行やカードのCMは多いので、新規顧客のためにICチップは優先して使うようにし、既存の顧客に対しては有効期限の延長で対応しているのでしょう。

おわりに

今回は一時帰国から戻ってきてからの、市内の制裁や政策の影響を庶民目線・個人目線でまとめてみました。結論を言えば以前と表面上はあまり変化はありません。

今年度noteの執筆に力を入れたいと思います。(毎年同じことを言っている気がするので、今年こそ…!)

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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