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「Design Cross」開催に至った思いをつらつらと!

2019年10月27日に開催するデザインイベント「Design Cross」開催に至った思いをつらつらと書いていきたいと思います。

数年前、僕の知っているデザインは“デザイン”。この言葉一つでした。目に見えるもの、手に取れるものの外観を美しく魅力的にし、人の心を動かすためのものです。今やデザインは様々な言葉と一緒に使われています。UI/UXデザイン、サービスデザイン、ビジネスデザイン、コミュニケーションデザイン、デザイン思考、デザイン経営。◯◯デザインが増えるたびに、デザインの解釈が広がり「デザインとは何か?デザイナーの仕事とは何か?」が複雑になっています。

「このデザインかっこいいよね。」

こんな単純な話すら、

「デザインとは“かっこいい”とか“きれい”とかそういうことではなくて、ウンタラ...」

そんな反応が返ってきそうで、うかつに話ができない、笑。
(そう思うの僕だけですかね。)

相手の解釈を探りながら言葉を選びながら話す。
デザインはシンプルではなくなりました。


フリーランスWebデザイナーの死

某制作会社で数年Webデザイナーとして働いた後、フリーランスとして活動を始め12年目を迎えています。

2015年「AIが仕事を奪う」なんてことが騒がれ始めた頃、この記事を読みました。

フリーランスWebデザイナーという職業も無くなる4つの理由

この記事には以下のようなことが書かれています。

1. Webチームのインハウス化
企業におけるWebの重要性が増し、また複雑性も高まっていくので、包括的にカバーできる専属チームを発足するとともに、社内ナレッジの蓄積にも繋げるため、Webに関する業務を外部委託ではなく社内で進める企業も少なく無い。
2. SaaSプラットフォームの充実化
専門知識が無くてもWebサイトの作成と運用が可能なSaaSプラットフォームの充実が進んでおり、デジタルネイティブにとって、プレーンなサイトは簡単に作れてしまう時代である。
3. コーディングの自動化
自動コーディングツールが生成するクオリティが高まっており、時間をかけてじっくり作り込むよりも、短時間でプロトタイプを生み出す“リーン型”のページ生成が主流になりつつあり、職人的手作りサイトの重要性は下がる。
4. Webサイトの重要性の低下
個々のサイトよりもポータルサイトなどで情報収集するほうがスムーズなプロセスになる。またテクノロジーの進化により、パソコン画面に表示されていた情報は様々なプラットフォームに出力され、ページのインターフェース自体はほとんどどうでも良くなってしまう。

「本当になくなるのか?自分はこのままで大丈夫か?」そんな疑問と不安の入り混じった感情をいだいた記憶があります。

記事が公開されて4年以上が過ぎました。何が変わって、何が変わっていないのかといった話は置いといて、この間、日本でもデザインの意味が広く使われるようになりました。

今、デザイナーに求められることは最終的にアウトプットするモノをきれいに形作ることではありません。目的を達成するためのプロセスに関わることです。人の欲しいや使いたいという欲求や希望を捉え、整理し実現するための方法を模索し、具体化していき、形作っていく。そのすべての工程に関われる能力を身につけることです。


ん?いや...。あれ?ほんとに??


求められる・られないは関係ない

そうあるべき論はあちこちで耳にしますが、現実的にすべてのプロセスに関わることのできるデザイナーはどれだけいるのでしょうか?能力的にということではなく、そもそも求められることが少ない。フリーランスならなおさらです。しゃしゃりでようものなら「そうですね。フフッ。検討しますね。」で、もろスルーなんてことも少なくない。


しかーーーーし、
だからといって指をくわえて見ていればいいのか?
僕の私のやるべきことはこれです!と線を引いてしまっていいのか?
それこそ“死”への階段を一歩づつ進んでいってるんじゃないのか?



...。



あっ...。
少々熱くなりました、笑。
自戒を込めてということでお許しください。

上記の記事ではフリーランスWebデザイナーとありますが、UI、UX、グラフィック、映像、空間。分野によって形作るという部分では仕事内容は違いますが、役割とか求められるとか関係なく、モノ・コトを作る上で理解しなければいけないこと、考えなければいけないことは共通する部分が多いと思います。


デザイナーは多くのプロセスにかかわることで、理解を深め、使う人にとって必要な情報や機能を選択でき、それを補う又はじゃましないデザイン(←最終的にアウトプットするモノを形作るという意味のデザイン)をすることができる。それが“人の心を動かすモノ=良いもの”を作るということだと考えています。

自分は誰のために何をつくっているのか

それを理解して作り上げたものこそ、誰かの心を動かし行動を促すことができる。

・人の欲しいや使いたいという欲求や希望を捉えましょう。
・それを整理し実現するための方法を模索しましょう。
・それを具体化していき、形作っていきましょう。

そのすべてのプロセスに関われるようになりましょう。


しかし...。
そんな仕事めったにこない。

悲しいことにフリーランスではなかなかその経験を蓄積していくことが難しいと感じています。

であれば、せめて。せめて、そういった働き方をしているデザイナーのリアルな話から学びを得て、少しづつ取り入れていきたい。


Design Cross

https://design-cross.jp/

昨年から様々な事業会社とデザインイベントを開催してきました。そこでご登壇いただいた多くのインハウスデザイナーたちは、目的を達成するための制作プロセスに関わる働き方をしていました。

僕はフリーランスとして12年目を迎えています。
あまりにも知らないことが多かった。
もっと早く彼らの話を聞ける機会があればよかった。
でも、遅いということはないんです!
いくつになっても知らないことを知るというのは楽しいものです!

はい。僕は43歳です!!


フリーランスデザイナーの皆さま
このイベントはインハウスデザイナーのためのものではありません。
プロセス全体に関わり人の心を動かし行動を促したいデザイナーのためのイベントです。ぜひDesign Crossに遊びに来てください。


インハウスデザイナーの皆さま
事業内容やフェーズによって関わり方は変わるかと思います。自分とは違う環境で働くインハウスデザイナーのデザインに対する向き合い方を知る場です。そして“おっこれは”というものに出会えたらぜひご自身のお仕事に取り入れてみてください。


受託会社で働くデザイナーの皆さま
インハウスの方が皆さまに協力をお願いすることも多いですよね?中の人と外の人、それぞれの視点からより良いものが生まれてくると思います。ぜひ、中の人の視点を聞きに来てください。それを知ることで、皆さまの視点をプラスαする機会をたくさん作っていってください。


【イベントお申込み】
https://design-cross2019.peatix.com/



最後に

事業会社、受託会社、フリーランスの垣根を超え“共創”することでより素晴らしいモノ・コトが生まれることを願って。

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「スキ」ありがとうございます!
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Webデザイナー・ディレクター / クリエイティブネットワーク Connective 発起人 / なんデザ実行委員 / クリエイターが “っしゃー” “なるほど” “ほっ” となるイベントの企画とか行っています。
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