ものづくりを続けるために
祖父がまだ存命で、僕もまだ幼かった頃。
口癖というほどではないが、話の端々に出てきた言葉が記憶に残っています。
「生きていかんとアカンのやから。」
当時は、その言葉の意味や意図はよく分かっていなかったし、どういう経験や考えが起因してその言葉になっていたのかはもう知る由もありません。
しかし今、自分の中では、この言葉がしっくりくるような心境になっています。
生きていくということは、すなわち続けていくということだと。
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伝統工芸の業界は人材不足、後継者不足