お金が全てじゃないけれど

お金が無いと出来ない事は本当に多い

特にこの時代に入ってからはもうお金が絡んできて切っても切れない縁にある

結局はお金を稼いでいる人にしか出来ないことがある

安全もお金で買う

となれば

将来ももしくはある程度買えるのかもしれない

そうなってくると、今の自分はお金が無いからダメなのだとか考え始めたりする

じゃあ、お金があれば僕には何ができるんだろうか？

大金を持って何かやりたいことがあるんだろうか？

そんなのは稼いでから言えと思うけど。笑

お金を大して持ったことない僕はそんな事を考えたりする

まさに貧乏人の考えそうな事で哀れ

可哀想な奴に思えてくる

お金は信用に集まってくるとも言うらしい

なら僕には信用がないということか

哀れだねやっぱり

なんて事は正直一切思った事はない！笑

お金を持っている人でも、お金を持っていない人でも哀れな人はたくさんいる

この前お金持ちがペントハウスのベランダから飛び降りた話が近所で話題になっていた

小金を掴んで人を馬鹿呼ばわりする人もいた

大金が転がり込んできてもいつもと何も変わらず気のいい人もいる

度の超えた金持ちが僕なんかをひっ連れて銀座の高級店に連れて行ってくれたりする

お金のない人がなぜか僕をひっ連れて上野を飲み歩かせたりする

お金が無いけど聴いていてとても心地よい夢を語ってくれる人がいる

お金はあるけど何をすれば良いのかわからないと悩んでいる人がいる

僕は本当に貧乏なのだけど、お金についての勉強、というよりはお金を通して色んな経験をさせてもらえているような気がする

過去に金庫のお金を盗んだという濡れ衣を着せられたこともある

まぁー潔白だから俺には関係ない話

僕からすればやっすい居酒屋での飲み食いや、高級店での飲み食い、金の無い旅行、なんかはどれも等しい経験で、何より嬉しいのは、僕をその場に居させてくれるということにある

払ってもらった金額の問題では無い

共有した時間の密度である

もし、あれだけ払ってやったのに、なんていう方がいたとしたら、いや、僕の周りにそんな方は絶対にいないのだけど、いたとしたら

悲しいね

お金はゴールにはなり得ないということか

お金はあくまで手段であって

金額に経験値が比例するわけでもないと思う

お金は使う人の心意気によっていかようにも変化する

僕は今自分の持てるお金で最高の経験をさせてもらえるよう努力しなきゃならない

墓場で一番の金持ちになることが夢じゃない

でかい暮石は要らない

必要なのは、キャンバスであり絵の具でありモチーフであり感性であり

そこに寄って来てくれる沢山の方々であり

僕にたくさんの刺激をくれる方々であり

歴史を紡いだ今は亡き画家の先生たちであり

そこから生み出された作品達であり

それとは全く無縁の僕個人と付き合ってくれる素晴らしい方々であり

僕を嫌な気分にさせてくれる方々である

今の僕に接触してくる全ての事が僕にとってかけがえのないものに思います

お金で買えるのはキャンバスと絵の具くらいのものです

絵の具とキャンバスがあればかけるものではないのだし

終いには画家には本来金は必要ないという事になっちゃうんだけど

そうはいかないよなーって話🤣笑

2019.10.07〜2019.10.12

銀座一丁目、ギャラリーSOL

飯田大輝「醒め方を知らない夢」展

よろしくお願いします。

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