雨燦燦と

梅雨がなかなかあけない

僕の描く絵に曇り空が多いのはそのせいかもしれない

そう思ったのだけどあまりにも多い

きっと曇りが好きなんだろうなと思う

燦燦とは光が降り注ぐ様などに使われる

しかし僕にとっては燦燦は曇りの日でも雨の日でもどんな日でも暗闇の中でも感じ取れる気がする

心のあり方に近い気もする

気持ちが沈んでいる時、どんなに晴れていても燦々とは感じなかったりするのがそれ

心が燦燦としていればきっと見える景色は燦燦としている、見る側の見方の問題なんだろうと思う

すなわち心の問題だ。

これは画家にとってかなり重要な事

何も全てが燦燦としていなければ絵にならないわけじゃない

心の揺れ幅でいろんなものを感じ取る感受性があれば同じ風景を見ても何枚でも描けるという事だろうな

しかしこの揺れ幅が問題になることもある

振り幅の大きな心に引っ張られ

揺さぶられ

惑わされる必要はないと思う

むしろその中でどしっと構えて冷静に眺める心が無ければ画家はやっていられない

心に時間は本来関与できないと思う

そんな振り子には重力も関与しない

とてもゆっくりと大きく振れる心もあれば

とても早く小刻みに揺れる心もある

不規則に左右非対称に揺れる心もある

催眠術で使われるあの例の振り子

眺めていると眠くなったりする

あれにはどしっと構えた冷静沈着な安心感がある

そういうものが望ましい

そりゃ人だから

時にはブレるし

止まるときもあるし

よれるときもあるけど

自分の重心を思い出せれば

燦々とした気持ちで安心して揺られることができると思う

この時に現れるリズム感が画家のスタイルになってゆくのかもしれないな

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「燦々」制作途中を載せておきます


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