sambrehiroki

松林弘樹

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松林弘樹

最近の記事

2023年、何度も聴いたアルバム

2023年は、「”過剰な”ものから距離を取る」ということを念頭に置いて過ごした。好きになる音楽も、過剰な激しさや過剰な静けさを持った作品は、何度も聴くことはなかった。 一番聴いたアルバムは、『ミシェル・ンデゲオチェロ : オムニコード・リアル・ブック』で、購入したCDは既に傷だらけになって愛おしさが増した状態だ。これからも事あるごとに繰り返し引っ張り出すアルバムだと思う。 PUNK/METAL ○ Zulu : A New Tomorrow (2023年3月3日) ○

    • BEST ALBUM 2020 聞き逃せないソロ・シンガー・ソングライター編

      2020年も残り僅かとなりました。 今年はバンド作品が例年よりリリースが少なかった印象です。 しかし、ソロ・ミュージシャンたちは非常に面白いアルバムを沢山発表してました。主要音楽メディアによるベスト・アルバムの発表は出揃ってますが、ここではそこから零れてしまっているけれど、2020年以降も忘れられない、最高なアルバムを紹介します。 リンクはほぼBANDCAMPですので、気になった作品はリンク先へ飛んでダウンロードしたり、レコードやCDを購入するのも楽しいと思います。

      • BEATINK 2018年を振り返るベスト冊子に寄稿しました。

        BEATINKが年末に発行するフリーペーパー<BEATINK BESTS 2018>に、今年も寄稿しました。 特設サイトでも閲覧出来ます↓ 紫色の素敵なデザインが目を引くフリーペーパー版は、レコード店やCDショップなどで配布されているので、手にとってみてください。

        • 2018ベスト選曲会

          明日、12月22日(土曜日)に橋本徹さんの渋谷カフェ・アプレミディで行われる 2018ベスト選曲会に参加します。 橋本徹さんをホストに、高橋健太郎さん、原雅明さん、山本勇樹さん、柳樂光隆さん、小熊俊哉さん、と僕で、2018年にリリースされた音源から年間ベスト曲を選曲して皆で聴くという内容で、毎年開催されているイベントです。 当日はノーチャージですので、フラっとお立ち寄りください。コーヒーやビールを一杯やりつつ、選曲者の方々とも気軽に歓談できる雰囲気です。というか、今年聴

        2023年、何度も聴いたアルバム

          2018年 Album Of The Year ジャンル別 Part.4

          2018年 Album Of The Year - Long List ver. - HIPHOP/RAP/R&B/SOUL編、JAZZ編、ROCK & POS (バンド編)、OHTERS編、Electronic Music編と、自分勝手なジャンル分けで年間ベストを発表してきましたが、このエントリーで最後となります。 最後は、ROCK & POPS (ソロ・ミュージシャン編)です。バンド編と分けた理由は、2018年は雑多で多様な背景が作品に投影されたソロ・ミュージシャンた

          2018年 Album Of The Year ジャンル別 Part.4

          2018年 Album Of The Year ジャンル別 Part.3

          2018年 Album Of The Year - Long List ver. - 前回のJAZZ編、前々回のROCK & POS (バンド編)、OHTERS編に続き、HIPHOP/RAP/R&B/SOUL編です。 JAZZを追いかけ過ぎて、ヒットチャートに矢継ぎ早に昇るHIPHOP/R&Bスターたちのシングルは、時間的にチェック出来なかった一年でした。今年の定番が聴けてない可能性を考慮し、アルバム/ミニ・アルバムで最後の曲まで聴けた作品に絞って選んでみました。 聴

          2018年 Album Of The Year ジャンル別 Part.3

          2018年 Album Of The Year ジャンル別 Part.2

          2018年 Album Of The Year - Long List ver. - 前回のエントリーに引き続き、年間ベスト2018 ver.のJAZZ編です。 【Jazz The New Chapter 5】で担当した作品とのカブりもありますが、今回選んだものは折あるごとに良く聴き返したり、集中して聴いたりしたものばかりで、どれもがNo.1だと思います。演奏技術の継承と蓄積は、まだこんなにも新しい音楽を生む為に使われ、更に進化させられるのかと驚かされました。 ※前の

          2018年 Album Of The Year ジャンル別 Part.2

          2018年 Album Of The Year ジャンル別

          2018年 Album Of The Year - Long List ver. - 11月中頃、各所より年間ベスト関連の掲載を依頼していただきました。ありがたい。こういう依頼が、自分の一年を振り返るのにとても役立っていて、「この新作について、あいつと長々LINEでやりとりしたな」とか、「あ、この新譜聴いた夕方に渋谷へライブ見に行ったな」とか、結構、鮮明に思い出せるものです。 さて、今年の年間ベストですが、凄い悩みました。。。 なぜなら、良い作品があまりにも多くリリースさ

          2018年 Album Of The Year ジャンル別

          (U)nity / (U)NITY IS POWER のライナーノーツを執筆しました

          現在発売中、(U)nity / (U)NITY IS POWER [ユニティ | ユニティ・イズ・パワー]国内盤のライナーノーツを執筆しました。 (U)nityは、キューバ・ハバナ出身のピアニスト/キーボーディストのアクセル・トスカを中心としたジャズ・コレクティヴです。 2015年に公開された、高橋慎一監督作品の映画『キューバップ』の劇中で、ひと際輝きを放つミュージシャンとして、アクセル・トスカと、メンバーのアマウリ・アコスタは、ここ日本でも認知度があがったと思います。

          (U)nity / (U)NITY IS POWER のライナーノーツを執筆しました

          フリーペーパー"BEAT RECORDS BEST ALBUMS 2017"に、年間ベスト・アルバムとコラムを寄稿しました。

          現在、レコードショップやCDショップで配布中の、Beatinkが制作したフリー冊子 "BEAT RECORDS BEST ALBUMS 2017"に、2017年の年間ベスト・アルバムと、今年の雑感的コラムを寄稿しました。 とても便利だなと感じたのは、BEAT RECORDSが2017年にリリースしたアルバムタイトルを、1月から順に掲載してくれている表があるので、「今年の何月にコレを聴いたな」とか、「このアルバム、この時期忙しくて聴き逃してたな」と、今年を振り返りながら確認で

          フリーペーパー"BEAT RECORDS BEST ALBUMS 2017"に、年間ベスト・アルバムとコラムを寄稿しました。

          『CROSSBEAT YEARBOOK 2017-2018』 に寄稿しました。

          発売中の、『CROSSBEAT YEARBOOK 2017-2018 (シンコー・ミュージックMOOK)』 に寄稿しました。 音楽媒体各誌の、年間ベスト・アルバム特集の中でも、かなり特徴の出ている内容なのがクロスビートの今号だと感じます。いま手元にある、このイヤー・ブックのページをパラパラとめくってみて、率直に面白いと思いました。 書店で、またはレコード店で手に取ってみてください。そして、最初の11ページ目に書かれてある序文を眺めてください。簡潔ではあるけれども、編集者の意

          『CROSSBEAT YEARBOOK 2017-2018』 に寄稿しました。

          コンゴ民主共和国生まれ、現在はモントリオールで活動する、ピエール・クウェンダースのセカンド・アルバムのライナーノーツを担当しました。

          コンゴ民主共和国生まれ、現在はモントリオールで活動する、ピエール・クウェンダースのセカンド・アルバム、『ピエール・クウェンダース / マカンダ・アット・ジ・エンド・オブ・スペース、ザ・ビギニング・オブ・タイム』のライナーノーツを担当しました。Shabazz Palaces のテンダイ・マレールが共同プロデュースした今作は、アフロ・ポップと定義するのは憚られるほど、未来を見つめた強固なポップ・ミュージック作品です。 プロデューサーでもあるShabazz Palaces の

          コンゴ民主共和国生まれ、現在はモントリオールで活動する、ピエール・クウェンダースのセカンド・アルバムのライナーノーツを担当しました。

          2017年 Album Of The Year -long list ver.-

          レコード屋をやっていると、毎日のようにレーベルやディストリビューター、ごく稀に、ミュージシャン本人からも、新作のリリース情報が集まってくる。 お店に入荷させたもの、僕のまわりにいる優秀な同僚スタッフが教えてくれたもの、音楽話をする友人からススメられたもの。休日に出掛けた際に立ち寄ったレコード屋で見つけたもの。電車に揺られながら通勤している時間に、サブスクに迷い込みながら好きになったもの。 2017年も、たくさんの新しい音楽に囲まれた、幸せな一年でした。 今年も、いくつか

          2017年 Album Of The Year -long list ver.-