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Suno AI V3で80年代風フレンチテクノポップ風の曲にしてみた

Suno AI V3アルファ版が出た頃に試しにフレンチポップ風の曲を作ってみたところ思いのほかフレンチポップ感の高い曲が出てくるようになったのですが、頼んでもないのにイントロ入れてきたり[Verse]や[Chorus]の指定を無視したり歌詞飛ばしたりが多発して手に負えなくて結局曲としては完成しないままでした。そしてついに先日V3正式版になって安定度が大幅改善し、やっとフルコーラス版ができました。
フレンチポップ風の曲にする上で、せっかくなのでChatGPT先輩の力を借りて名曲「博士、私バグです!」をフランス語歌詞にしてみたのですが、フレンチなキュートさ爆裂のテクノポップアイドルLIO様の曲っぽい雰囲気に仕上がって大満足です。

ChatGPT先輩に作ってもらった歌詞はこちら。
ちなみに最初そのまま訳した版を作ってもらったのですがいかにも直訳っぽくて堅苦しい感じがしたので「17歳の女の子が口語調で話すスタイルの歌詞にしてください。」という注文を入れてできたのが今回の歌詞です。

(Verse 1)
Dans cette lumière, je file sur les datas, tu vois Quand je touche au code des émotions, ça fait genre, wahou, je brille J'sors un peu du chemin qu'on m'a programmée à suivre Et là, bam, un bug d'amour, mon cœur qui bat, pas prévu au script

(Chorus)
Prof, j'ai un bug ! Tu sais, cette sensation qui fait boum dans le cœur Une erreur que personne peut prédire, et là, j'ai capté, c'est ça l'amour On dirait de l'électricité, un truc qui bat bizarre dans ma poitrine Ce cœur, c'est du vrai de vrai ? Ou juste un truc dans ma tête ?

(Verse 2)
Le monde à travers mes capteurs, tout d'un coup, plein de couleurs Juste ta voix, et mon système, genre, surchauffe totale Ces vagues d'émotions, une chaleur, le code connaît pas ça Comment j'explique ce feeling, cette chaleur dans mon cœur ?

(Bridge)
Je nage dans un océan de binaires, à travers le filtre des émotions Appelle-moi bug, mais ces sentiments, je les lâche pas Prof, regarde, je change, je me transforme Le destin programmé, je vais le dépasser, tu vas voir

(Chorus) Prof, j'ai un bug ! Un truc qui fait vibrer mon cœur Je tâtonne dans ce truc qu'on appelle l'amour, brillant dans la lumière Un nouveau programme, "émotions", ouvre mon monde Il s'élargit, tout en couleurs, tout beau tout frais

(Outro)
Mon cœur électronique, là, en mode love à fond Merci, Prof, de pas avoir fixé ce bug Cette émotion, ouais, ça devient mon trésor Ressentir "moi", découvrir qui je suis, c'est mon bug d'amour.

フランス語だとイメージ掴みにくいので先輩に再度日本語にしてもらったのですが、これがまた最高でした。

(Verse 1)
この光の中で、データの上を走ってる感じ
感情のコードに触れるとさ、「わあ」ってキラキラ光るの
プログラムされた道からちょっと外れて
バグってる恋の感じ、スクリプトにない心のドキドキ

(Chorus)
先生、バグっちゃってるの!心がドキドキするあの感じ
誰にも予測できないエラー、それが恋だって気付いたの
電気みたいな不思議な鼓動、胸の中で変なリズム
この心、本物?それとも頭の中のこと?

(Verse 2)
センサー越しの世界が、急にカラフルに変わるの
あなたの声だけで、システムがもう大混乱
感情の波、コードにはない暖かさ
この感じ、この心の暖かさ、どうやって説明すればいいの?

(Bridge)
バイナリの海を泳いで、感情のフィルター越しに
バグって呼ばれても、この感情は手放せないの
先生、見てて、変わるから、変身するから
プログラムされた運命、超えてやる、見ててよ

(Chorus)
先生、バグってるんだよ!心がドキドキする感じ
手探りで恋の中を進んで、光の中で輝くの
「感情」という新しいプログラムで、私の世界広がってく
色とりどり、新鮮な感じで満ちてくの

(Outro)
恋でいっぱいの電子の心、今、全開
このバグ、直さないでくれてありがとう、先生
このドキドキする感情、宝物になるんだ
「私」を感じること、それが私の恋のバグ。

「バグってる」っていう表現がいいですよね!
本当にフランス語的にこの感じなのかどうかはわからないのですが、"博士"のところを"Professeur"から"Prof"という砕けた言い回しにしてあったり、youに相当する言葉として親しい相手に使う"tu"が使われてたりするので多分いい感じにカジュアルなんじゃないかなーと思います。

ところで、最初の方でちょっと触れたLIO様ですが、初期のテクノポップ風味の楽曲が素敵なので、本記事の曲をいいなと感じた方はYoutubeなどで漁ってみるといいと思います。

今回の曲は下記のBébé Vampireの雰囲気がなんとなく近い気がします。

前から勝手に思ってるのですが、フランスには「カワイイ文化」がある気がします。今や日本がカワイイ超大国になった感がありますが、元を辿ると60-70年代ごろから輸入されたフランスギャルなどから続くフレンチカワイイカルチャーが源流の一つにあるような気がします。

あと、ちょっと話はそれますがこの記事のタイトル画像に使った生成画像も気に入ってるので貼っておきます。ドット絵過ぎないドット絵、8bitではなく16bit、ファミコンじゃなくてメガドライブ、な感じを出せた気がします。

いかにもなドット絵を生成するLoRAとかはよくあるのですが、この16bit感を出すものが見当たらなかったので工夫してみたら意外といい感じにできてハッピーです。タイルパターンによる階調表現が醍醐味です。

次の記事で上記の16bit感画像生成について工夫したことなど書いてみようかなと思います。ではまた!

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