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百科詩典

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つぶやきとか名言とかテレビコメントとか夫婦の会話とか、短い言葉が飛び交う日々をどうにか寛ぎたいので、情理を尽くした文章やなにげないセリフや恥ずかしい歌詞や内田樹先生の至言などなど… もっと読む
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#村上春樹

【百科詩典】※人名50音順です…内田樹 小田嶋隆 斎藤幸平 槇原敬之 村上春樹 吉本ば…

つぶやきとか名言とかテレビコメントとか夫婦の会話とか、短い言葉が飛び交う日々をどうにか寛…

【百科詩典】「ら」行

ランナー【runner】 言い換えれば、走り終えて自分に誇り(あるいは誇りに似たもの)が持てる…

【百科詩典】「や」行

やくざな【ヤクザな】 「ヤクザな生き方」「ヤクザな稼業」という言い方に、肯定的なニュアン…

【百科詩典】「ま」行

マラソン【Marathon】それだけフルマラソンというのは過酷な競技なのだ。マントラでも唱えない…

【百科詩典】「さ」行

さみしい【淋しい・寂しい】 寂しいということは、生きがいを見つける素晴らしいきっかけであ…

【百科詩典】「た」行

たびのねうち【旅の値打ち】旅を目的主義的に組み立ててはいけない。旅の値打ちを見た者の数や…

【百科詩典】「あ」行

あい【愛】 愛は、クリスマスの日にプレゼントを開けるのをやめて耳をすませば部屋の中にあるもの。 ~Bobby- 7歳 あい【愛】 「私が幸せになるため」というお手軽な考え方によって選ばれた愛は「いくらでも代替可能な愛」になりかねず、愛が消耗品になっていく恐れがあります。 代替可能な愛を実際に選んでみれば、多くの人が「やっぱり違う」と気づくのではないでしょうか。そこで「本物の愛はどこにあるの?」ということになって、極端な行動に走ることになるのです。その1つが、ティーンエイ

【百科詩典】「か」行

かいぎ【会議】ひとつ教えておく。会議というのは、議論をせずに済ますためのシステムにほかな…

【百科詩典】ごがく【語学】

必要に迫られれば人間の体内には特殊な分泌液のようなものが溢れ出てきて、それが集中力をかき…

【百科詩典】かく【核】

日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。 技術力を結集し、持てる叡智(えいち)…

【百科詩典】おとことおんな【男と女】

「僕らはそんな細かいピンポイントのレベルで行動しているわけじゃないから。人と人とが関わり…

【百科詩典】おとなのあかし【大人の証】

僕は個人的には、自分の心の痛みと、まわりの人々の心の痛みとを、等価とまではいかずとも、あ…

【百科詩典】けんこう【健康】

肉体が健康じゃなければ、魂の不健康なところをとことん見届けることが出来ない。 僕の言う健…

【百科詩典】しょうせつか【小説家】

才能の次に、小説家にとって何が重要な資質かと問われれば、迷うことなく集中力をあげる。 自分の持っている限られた量の才能を、必要な一点に集約して注ぎ込める能力。 この力を有効に用いれば、才能の不足や偏在をある程度補うことができる。(中略) 僕は記録に挑戦する無心な若者でもなく、無機的な一個の機械でもない。 限界を知りつつ、何とか少しでも長く自分の脳力と活力を保ち続けようとする一人の職業的小説家に過ぎないのだ。 ~村上春樹『走ることについて語るときに僕の語ること』