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百科詩典

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つぶやきとか名言とかテレビコメントとか夫婦の会話とか、短い言葉が飛び交う日々をどうにか寛ぎたいので、情理を尽くした文章やなにげないセリフや恥ずかしい歌詞や内田樹先生の至言などなど… もっと読む
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#よしもとばなな

【百科詩典】吉本ばなな『虹』『ハネムーン』

『ハネムーン』【若くて生きている】 『虹』【日傘で顔はよく見えないが】 【手の感じ】 【…

【百科詩典】「わ」行

わかくていきている【若くて生きている】 私のふとももや、私の髪の毛や、はだしの足、若くて…

【百科詩典】「は」行

はずかしい【恥ずかしい】 あとあと恥ずかしいことばかりが人生を盛り上げていくのだ、と。 …

【百科詩典】「あ」行

あい【愛】 愛は、クリスマスの日にプレゼントを開けるのをやめて耳をすませば部屋の中にある…

【百科詩典】「か」行

かいぎ【会議】ひとつ教えておく。会議というのは、議論をせずに済ますためのシステムにほかな…

【百科詩典】こいにおちた【恋に落ちた】

それを、大人だったら恋に落ちた瞬間と呼ぶのかもしれない。でも、私たちは子供で、そんなケチ…

【百科詩典】あいのないつかわれかた【愛のない使われ方】

その思い出さえも、何かにふみにじられたような感じがした。その何かは、きっと、お金だ。愛のない使われ方をしたお金のせいで、この町はこんなふうになってしまった……そういう気がした。外側から急に押し寄せてきたお金の流れは、町の人たちがちょこっと考えたいろんなかわいい工夫や、小さく大切にしてきたことをどっと流してしまった。 ~よしもとばなな『海のふた』

【百科詩典】わかさ【若さ】

「帰る家があるのに、愛されているのに淋しい、それが若さというものかもね」 〜よしもとばな…

【百科詩典】こいにおちたしゅんかん【恋に落ちた瞬間】

それを、大人だったら恋に落ちた瞬間と呼ぶのかもしれない。 でも、私たちは子供で、そんなケ…

【百科詩典】こどものちんもく【子供の沈黙】

子供は、気を使って無理に話し続けるということを知らないから、時として大人よりもロマンチッ…

【百科詩典】パンのたね【パンの種】

その時から、もう気づいていた。 なんとなくではあるが、岩倉くんが私と寝たいと思っているこ…

【百科詩典】ビールのこびん【ビールの小瓶】

「おふたりで一本だけ、ビールの小瓶を頼むんだよね。かわいいおじいちゃんとおばあちゃんで、…