1000円カットオタク美容室に行く2

1万3千円…そのお金があったらパソコンを買う足しになる

パソコン代が20万なら20分の1であるし、案外一万円はバカにできない数字である

「えっそんな高いなら最初から言ってよ!!」
美容室を勧められた時に「いくらくらい?」って聞いたらはぐらかされたから、そういうところだぞと思った

ただでさえ金欠なのに痛い出費が重なってピンチ……
金銭感覚狂った人間と一緒にいると金銭感覚バグるという話は本当だった…

なんかもったいないなぁと思いながら約束の時間に美容室に向かう

迎えてくれたのはおばあさん、良かったぁ~!若い女性店員とかだと緊張する。何話したらいいかわからないし。

若い美容師の取り合えず話を盛り上げようという心構えがなんか苦手、コミュ力=とにかく会話を弾ませることと思い込んでる気がする

学生時代、美容師になろうとする輩は陽キャが多かった。
そういうチャラい人間とオタクの相性は水と油、気を使われてアニメの話なんかされた暁には撃沈。スパイファミリーも呪術廻戦も見てねぇよ!

そういうわけでとにかく会話したくないのでコミュ障オタクは1000円カットに逃げる。1秒たりとも人間と一緒にいたくないのだ。

じゃあおばあちゃんがやってる町の床屋でいいじゃんと思われるかもしれないが、それはそれで困る。地域住民の憩いの場となっている場合は居心地が悪いし、町でやってる床屋は今開店しているのか閉店しているのかわかりづらい。

トリコロール回転は今時見ないし、薄暗いサングラスのレンズみたいな色の窓ガラスは中に光が灯っているのかいないのかわからない。そして何よりカットいくらとかが書かれていないから怖い。一度入ったら終わりなボッタクリバーの可能性だってある!

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